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仮想通貨テクニカル分析・エリオット波動は実践で使えるのか?

Chart analysis

エリオット波動が実践で使えるか知りたい人「仮想通貨チャートのテクニカル分析をする時にエリオット波動は使えるの?実践で本当に役に立つの?役立つのなら、どう使えばいい?」

このような疑問に答えます。

✓この記事でわかること
  • エリオット波動について                 
  • エリオット波動は実践で使えるのか?           

この記事を書いている私は株歴3年、為替FX歴12年で計15年のトレード歴。ライブドアショックやリーマンショックを経験し、無傷で生き残ってます。

YouTubeや他のサイトを見ていると、間違ってる人を多々みかけます。なにが重要でなにが重要でないか?これをしっかり理解しないと使うことはできません。

◆ 仮想通貨テクニカル分析のエリオット波動について

エリオット波動とは、
米国の経済哲学者、ラルフ・ネルソン・エリオット氏が提唱したテクニカル分析理論。

超単純化させて言えば、
トレンドは5つの波動(推進波)でできていて、調整は3つの波動で成り立っているというもの。

こんなイメージです。
仮想通貨テクニカル分析・エリオット波動01

このエリオット波動とダウ理論を混同している人がいます。その多くはダウ理論の解釈の間違いによることが原因ですが、あなたはしっかりここを理解しておいた方がいいです。なぜなら、不完全な理解では実践で使うことが出来ないからです。

ダウ理論についての詳しい解説記事はこちら。実践で使える内容です。
≫ 【基本&重要】仮想通貨チャート分析の解説・ダウ理論編

ダウ理論6つの原則のうちの2つ

  • 原則2:トレンドは3種類ある
  • 原則3:主要トレンドは3段階からなる 

これがエリオット波動と混同されることが多い。
ダウ理論については上記の記事を読んでください。ここでは簡単に説明します。

◇ ダウ理論の原則2:トレンドは3種類ある

  • 長期:1年以上の明確なトレンド
  • 中期:長期トレンドに対する調整トレンド3週間~3ヶ月
  • 短期:中期トレンドに対する調整トレンド 数時間~3週間

これはマルチタイムフレームのことを言っています。
実はエリオット波動を紐解けば、ダウ理論の原則2が基になってますが、同じことではありません。

もう一度この図を見てください。
仮想通貨テクニカル分析・エリオット波動01
この図で言えば、①推進波の2波と4波はより小さな時間軸で見れば、修正波です。そして1,3,4波にはそれぞれ5つの波がある。

逆にこれより大きな時間軸で見れば、①推進波は1波。②修正波は2波。③推進波は3波になる。

常に1つの時間軸の1波は、より小さい時間軸で見ればいくつかの波で構成されている。そして1つの時間軸の5波は、より大きな時間軸で見れば1つの波ということになる。

◇ ダウ理論の原則3:主要トレンドは3段階からなる

このこととエリオット波動を混同している人も多いが、ダウ理論の3段階とは1波,2波,3波のような形の事を言っているのではない。

ダウ理論のトレンド3段階とは

  • 先行期
  • 追随期
  • 利食期

というもので、トレンドの「発生」「成長」「終わり」を理論で説明しているだけに過ぎない。

その理論がたまたま

  • 先行期=1波
  • 追随期=2波
  • 利食期=3波

上記のようにピッタリだっただけ。実際にはこんな単純ではない。

◇ エリオット波動はグランビルの法則にも合致する。

仮想通貨テクニカル分析・エリオット波動02
この図はグランビルの法則記事を書いた時に作成したものに、推進派と修正波を書き加えた図。(売り3で上昇すれば、さっきの図と同じ)

見てもらえばわかる通り、推進波5波が移動平均線と絡んで確認できる。チャートの動きは移動平均線と絡めると、だいたいこのような動きになる。(※ただし、この図は単純化させているので、実際はもっと複雑な動き)

グランビルの法則についての詳しい解説記事はこちら。実践で使える内容。
≫ 仮想通貨チャート分析の解説・グランビルの法則編【実践で使える?】

エリオット波動とは?

ここまで読めばだいたいわかったと思いますが、エリオット波動はダウ理論の一部とグランビルの法則を基にして、チャートの動きをより明確に定義したものです。

◆ エリオット波動は実践で使えるのか?

結論:使える部分と使えない部分がある。

上述したように、エリオット波動はダウ理論の一部とグランビルの法則を基にして、チャートの動きをより明確に定義したものです。

この「明確に定義」したことによって応用の効かないものとなってしまいました。
もしくは、応用が効きすぎてしまったから使えない部分が多い。矛盾した表現ですが、次にその理由を書きます。

◇ エリオット波動の致命的な欠点

どこからどこまでが1波なのか?どこからどこまでが3波なのか?人によって見解が分かれるというのが最大の欠点。

なぜこれが欠点なのか?
人により見解が変われば、買い(売り)で入る場所が分散されてしまう。そのせいでエリオット波動を信じる人が多くても、その効果が弱まってしまうから。

エリオット波動を実際のチャートに当てはめて解説している画像を見てください。かなり無理がある当てはめ方が多いです。エリオット波動には「※3つの原則」がありますが、その3つの原則にも当てはまるような完璧なチャートを探す方が難しい。(※3つの原則は省きます)

出来上がったチャートでさえ説明するのが難しいものを、現在進行形でチャート形成されているトレードで使うのは容易ではない。

仮想通貨テクニカル分析・エリオット波動03
これはビットコイン日足チャートですが、ここに推進5波と修正3波を確認してみてください。

仮想通貨テクニカル分析・エリオット波動04
これはライトコイン日足チャートですが、ここに推進5波と修正3波を確認してみてください。

恐らく10人中2~3人の意見が合うだけでもいい方でしょう。

仮想通貨テクニカル分析・エリオット波動05
ちなみに私にはどう見ても最初の上昇は7波あるように見えるし、2つ目の上昇は3波しかないように見える。そして修正波は5つに見える。

これをエリオット波動信仰者が線を引くとたぶんこうなる。
仮想通貨テクニカル分析・エリオット波動06
このように出来上がったチャートでさえわかりにくいので、出来てる途中ではもっとわかりにくい。(このビットコインチャートはまだわかりやすい方)

◇ エリオット波動は使えないのか?

エリオット波動の良かった点は1波2波・・・と番号をつけたことで、悪かった点はその番号の上限を設定したこと。

相場を俯瞰する時に「今は何波だろうか?」と気にすることはトレンドの初期、中期、終期を意識することになるので、役に立つ。

エリオット波動では第3波は第1波より大きく動くと説明しており、参入するなら第3波を推奨している。これはダウ理論やグランビルの法則で私が書いた事と一致している。

推進波が9波や11波になることはあまりない。

7派になることはよくあるが、9波や11波はあまりないことから、そろそろ調整に入る頃かもしれないと注意することにも繋がる。

これもメリット。

◇ 修正波は3派になることが多い

これは私の経験上での話しで、主に為替FXでの話。だけども、仮想通貨取引でも使えると思う。

なぜなら、仮想通貨でトレードする人たちは株も為替もトレードしたことがある人か否かということを考えた時に、間違いなく他でトレード経験がある人たちが仮想通貨でもトレードしていると考えられるから。

修正波3波をトレードでは使わない

しかし、この修正波3波を使ってトレードすることは勧めない。なぜなら、3波で終わるかどうか?ということには根拠がないから。(強いサポートやレジスタンスに当たったとか他に理由があれば別)

では、何に使うのか?
ダウ理論について書いた記事や動画で説明しているけども、トレードをする際には長期、中期、短期のマルチタイムフレームでチャートを見るようした方がいい。(ダウ理論の原則2:トレンドは3種類ある)

ではどの時間軸を使えば良いのか?この選定をする時に役立つのが、修正波が3波になる時間軸を探すことで、適切な時間比率のマルチタイムフレームを設定することができる。

エリオット波動は実践で使えるのか?

最初の質問に戻って答えを書くと、
「実際のトレードエントリーで直接は使えない。だけど、相場全体の環境認識や時間軸選びには使える。」ということになる。

ダウ理論やグランビルの法則の補助として相場を見るのにいい指針になることは確かだが、これを盲信して「5波の次は修正3波がくる」などといった根拠でトレードをすると早々に資金を無くすのがおち。

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まとめ:仮想通貨テクニカル分析・エリオット波動は実践で使えるのか?

まとめ:仮想通貨テクニカル分析・エリオット波動は実践で使えるのか?

本記事の要点まとめ

  1. エリオット波動とは?
    ・エリオット波動はダウ理論の一部とグランビルの法則を基にして、チャートの動きをより明確に定義したもの。
  2. エリオット波動は実践で使えるのか?
    ・実践トレードでは直接は使えないけど、相場全体の環境認識や時間軸選びには使える。

◆エリオット波動は、チャートの動きを明確に定義したことによって応用の効かないものとなってしまった。もしくは、応用が効きすぎてしまったから使えない部分が多い。

このような矛盾した表現をしましたが、それは5波や3波といった数字を固定したために、現実のチャートをその数字に当てはめることが困難となり、人により見解がバラバラになってしまった。その結果、使えない部分が多くなったという訳です。

その点、ダウ理論の方がもっと根本的なことを定義しているため、応用が効き、使える部分が多いです。グランビルの法則も一部を改変して自由度を増すことにより、使える法則に変えられます。私の記事はそういう「使える」ことを主眼において解説してます。

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テクニカル分析の勉強に役立つ本

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