【暗号資産(仮想通貨)】価格が大暴落する時の原因と暴落の対処法方
暗号資産(仮想通貨)価格が大暴落する原因と対策を知りたい人
「暗号資産(仮想通貨)価格が大暴落する原因はなに?大暴落した時どうしたらいいの?暴落が起きた時はどう行動すればいい?」
このような疑問に答えます。
- 暗号資産(仮想通貨)が大暴落する時の原因
- 暗号資産(仮想通貨)価格が大暴落する時のパターン
- 暗号資産(仮想通貨)暴落時の対処法
これを書いてる私は、株と為替FXを足してトレード歴15年。あのライブドアショックやリーマンショックも経験し、どちらも無傷で生き残ってます。
※ 暗号資産(仮想通貨)でも為替FXでも株でもチャートの動きは似てます。理由は人が取引をしているから。それと、大暴落の値動きにはパターンがあります。
もくじ
◆ 暗号資産(仮想通貨)が大暴落する時の原因
暗号資産(仮想通貨)にしろFXにしろ、株にしろ、価格が大暴落する原因はただ一つ。群衆の恐怖心です。
そして、価格が暴落する理由はただ一つ。
買いより売りが多いからです。
これは決してバカにしているわけではありません。
価格の変動は「買い>売り」なら上昇し、「買い<売り」なら下落する。
これが唯一の値動きの真理です。
もしいつも同じ値動きをするなら、みんなが利益を得られるはず。ところがそんなことはないのが現実。(しょっちゅう真逆に動く)
アナリスト達の原因は後付けです。
価格が下がるのは「買い<売り」が理由で、暴落するのはそこに群衆の恐怖心が加わるから。
つまり、大暴落の原因は群衆の恐怖心です。
◇ 群衆心理
この時にどのような群衆心理が働いているのか?
多少の下落では多くの人はまだなんとも思いません。暴落前は長く上昇相場が続いていたということが多いので、また上昇していくだろうとほとんどの人が思ってます。
ところが、その下落スピードが上がれば上がるほど、下落幅が大きくなればなるほど、こんどは大きな損をするのではないだろうか?という恐怖心が生まれます。
そして次から次へとロスカットが生まれて価格が下がり、価格が下がるからさらにロスカットが生れるという、暴落のスパイラルに入ります。
実は、この暴落時の値動きにはパターンがあります。
それを私はライブドアショックの時に知りました。
◆ 暗号資産(仮想通貨)価格が大暴落する時のパターン
暗号資産(仮想通貨)と書きましたが、為替FXでも株でも大暴落時の動きは似通ったパターンになります。なぜなら、人が取引をしているからです。
◇ ライブドアショックの時の値動き
私はライブドアショックの時に暴落の値動きを観察してました。
その時の個人的な経験談を挟みます。
株を始めて1か月後の2006年1月にライブドアショックが起きました。
詳しい内容は本記事と関係ないので省きます。(ググると出てきます。ホリエモンが主役)
その時偶然にもザラ場(株の取引き時間)をリアルタイムで見ていられる状態でした。
どの銘柄も、ものすごい勢いで下落していったので、思わず「買いたい!」と思い、買おうとした瞬間に「ちょっと待て、買うと客観的に相場が見れなくなる。暴落時の値動きを観察した方が、今後のトレードの役に立つのではないか?」という1ヶ月目とは思えない冷静な判断が働いたのです。
1か月目で、ほぼなにも知らない状態だったのに、なぜこんな判断ができたのか未だに不思議でしょうがない。
その後急反発で上昇していくのを指をくわえて見てました。
ところが、ある程度値を戻した後に本当の暴落が始まったのです。
◇ 大暴落時の値動きのパターン
- まず大きく下落した後に急反発して上昇する。(時には下落前より上昇する)
その後に本当の下落が始まる。
ほぼこのパターンです。
ライブドアショックの時の日経平均チャートがこれ。
赤い点線は前日終値。
この日の前日夕方に事件が起きたので、翌日は下方寄りで始まったのですが、開始後はなんと上昇してます。
そして昼の休憩を挟んだあとの後場からは怒涛の下げ。
これはその翌日のチャート
なぜこのパターンになるかを説明します。
直近バイアスが働く
大暴落前には上昇が続いているので、多くの人は上昇していくイメージしかない。そこに下落が起きると押し目買いと勘違いする人達が現れると同時に、売りで入った人達の利確か、もしくはロスカット(以後LC)なども合わさり反発上昇する。
次に2回目の急落があると、1回目下落時の「急落→急上昇」というバイアスがかかり、さっきの急落で買いそびれた人達が買いで入ってくる。しかし残念なことに、ここで買う人達は初心者か素人個人トレーダー達。
ところで、私が大暴落のパターンを知っているということは、他にも大勢がこのパターンを知っていると思って間違いない。(しかも初心者ではない)となると、このパターンを知っている人達の行動はどうなるか?
- 急落した時に買いでエントリーしたポジションを急上昇後に利確で売る。
- 急反発して上昇した時に売りでエントリーする。
- 買いポジションを持っていて、相場が見れない時に急落を知った場合、持っていた買いポジションを急上昇後に売って手仕舞いする。
以上の3パターン共に売りというポジションになる。そしてこれが売り圧力となり、再び下落を始める。
その下落途中でさっきの「急落→急上昇」というバイアスがかかった人達が買いポジションを持つ。
価格が前回の急落よりさらに下げた時にバイアスがかかった人達のLCの売りが加わる。それと、1回目の急落前から買いポジションを持っていて、まだ手仕舞いしていない個人トレーダー達も耐えられずにLCする売りも加わる。こうして本当の大暴落になる。
※ 初心者の方にはちょっと難しい内容ですね。ただ、これを知っておくとトレードでは役に立ちます。慌てなくなりますから。
◇ 実際のチャートで確認
イーサリアムのチャートで確認してみる。
イーサリアム日足チャート
2021年5月12日に高値を付けた後、それまでにない大きな陰線で終わっている。
この日の高値から12.5%下落で終値を付けている。
次の日は上下長いヒゲのローソク足(迷いの足)、その次の日は陽線のローソク足。そしてその次の日から急落が始まる。
続いてこちらのイーサリアム日足チャート
2021年9月7日から9月21日の下落
大暴落というほどではないけども一度下げた後にもう一度下げがくる。
実は、この値動きが2021年末~2022年始にかけての大暴落時のバイアスとなります。
最高値更新後のイーサリアム日足チャート
2021年11月10日に最高値を付けた後にもみ合い、11月16日から11月18日にかけて下落。7日間かけて徐々に値を戻した後に、11月26日のたった1日で7日分の上昇をゼロにする下げが生じる。
この出来高を伴った下落後も相場は上昇して値を戻す。
ここで多くの人は9月に起きた、下落後の高値更新という値動きが頭によぎる。(ビットコインの方はもっと弱い反発だった)なので、次に下げた時もみんな押し目買いのチャンスとして買いで入ったと思われる。
その後のイーサリアム日足チャート
12月4日のこのローソク足を見て、これは変だと気づかなければいけない。
この日は11月27日の安値も割り、さらに出来高がそれまでにない量になっている。長い下ヒゲがついていることから、かなりの売りを吸収する買いが入ったことがわかるが、これから上昇するにしてはかなりの値幅と出来高。
このあとは年を越すまでもみ合いが続く。
備考
ローソク足の意味で高値圏でのこのような下ヒゲが長いローソク足のこと「クビ吊り線」といって下落サインと言われている。
ここで危険を察知していないなら、トレードの勉強をした方が身のためです。厳しいですが、身ぐるみ剥がされてから気づくのでは手遅れです。相場の世界は生きるか死ぬか?それに次ぐ厳しい世界ですから。
◆ 暗号資産(仮想通貨)暴落時の対処法
まず大暴落と調整の区別はほぼつかないと思った方がいい。
しいて区別を挙げるなら、それまでに出たことのない大陰線で出来高を伴ったローソク足が出た場合は要注意。ここでは、そういうローソク足が出たと仮定する。
※ここに書いてあることはあくまで個人的意見であり、トレード、投資を勧めるものではありません。投資、トレードは自己責任でお願いします。
買いポジションを持ってる人
長期保有者なら、ジタバタせずにそのまま保有。短期保有者なら、日足で大きく下げた次の日が陽線でも陰線でも一旦手仕舞いする。
ポジションを持っていない人
短期トレーダーに限ってエントリーする。(難易度は高い)
日足だけでなく、短い時間軸で反発するような出来高を伴った足組がでれば、買いでエントリー。もし上手く上がれば、できればその日のうちに手仕舞いして、日をまたがないようにする。絶対に欲張らない。
売りエントリーは危険なのでやらない方がいい。
暴落がいつ終わっていつ相場が回復するかは誰にもわからないので、少なくとも日足チャートで下降トレンドが終わったのを確認できてから買い参加した方がいい。短期も長期トレーダーも同じ。
まとめ
- 大暴落は2回目からが本番。1回目の暴落がすぐに回復したからといって上昇が続くと思ってはいけない。それを頭に入れて行動する。
- 人は直近の値動きにバイアスがかかってしまうから、直近の値動きとは違うことを意識してトレードする。
もし短期トレードをしたいのなら、悪いことは言いません。勉強してからにしましょう。
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