【テクニカル分析の基礎】トレンドライン・水平線編【暗号資産(仮想通貨)】
暗号資産(仮想通貨)チャートの分析方法を知りたい人「暗号資産(仮想通貨)チャートの分析方法を知りたい。トレンドラインや水平線って本当に使えるの?テクニカル分析ってどうやるの?ビットコインの今後の値動きも知りたい。」
このような疑問に答えます。
- 暗号資産(仮想通貨)チャート分析の基本中の基本【ビットコインチャートで解説】
- 暗号資産(仮想通貨)チャート分析の基本その1 トレンドライン
- 暗号資産(仮想通貨)チャート分析の基本その2 水平線
- テクニカル分析の本質
この記事を書いている私は、株歴3年、FX歴12年でライブドアショック、リーマンショックを共に経験して、無傷で生き残りました。
✓ この記事を最後まで読めば、実践で使えるトレンドラインと水平線の使い方を学べるでしょう。
もくじ
◆ 暗号資産(仮想通貨)チャートの分析方法の解説・ビットコイン編【基本中の基本】
これはビットコインの日足チャート(2022.3.21)
初めて見る方には、これを見てもただの図にしか見えないでしょうが、これに線を引くとこうなります。
直近のところしか線を引いてませんが、トレンドラインと水平線です。
ところで先ほどの画像と少し違うのがわかりますか?
画像が小さくなり、右側に余白が増えてます。
◇ チャート分析の基本中の基本
- チャートは全体が見えるようにする
- チャート右側は余白を儲ける
チャートは全体が見えるようにする
これは、日足を縮めて表示させているけども、欲しい情報が得られるのなら週足や月足を使っても構わない。
こうすることでチャート全体の流れが直観的に把握できる。
だいたいにおいてトレードをしていると近視的視野になり、「木を見て森を見ず」という状態になりやすいので、これを防ぐ目的もある。
チャート分析はPCで行うべきで、スマホは頭にチャートが入っている人に限ってOK。
チャート右側は余白を儲ける
一番最初の画像のように右側が詰まっているのと、空きスペースがあるのとでは、どちらが未来の予測をしやすいだろうか?
不思議なことに、右側の空きスペースを作るだけで人はこの先を想像しやすくなる。
モニターで見るチャートの最大の欠点は、今見える範囲がすべてだと脳が勘違いしてしまい、その範囲内で考えようとしてしまうこと。
このことは、チャート全体を見ることにも通じていて、今ある値動きは全体の上の方かもしれないし、下の方かもしれない。これらの事実を確認することが重要。
◆ 暗号資産(仮想通貨)チャート分析の仕方その1 トレンドライン
先の画像に少し手を加えたもの。
※ トレンドラインの引き方などは本などを読んで勉強して欲しい。
(一応、記事の最後に参考本を紹介しておきます)
改めて上のチャートを見て欲しい。
図のようにトレンドラインAに押さえられながら下落しているのがわかる。
そのトレンドラインAを超えてきたのだけども、トレンドラインAを超えてきた時点ではまだ上昇するかどうかはわからない。
一度超えてからまた安値更新するということはよくあることで、それを見てトレンドラインは使えないという初心者は多い。
✓ トレンドラインを実践で使うためには、さらにこの後の値動きに注目する必要がある。
◇確認作業の必要性
トレンドラインAを超えてきただけでは根拠として少し弱い。
超えてなおかつ、A1のようにそこがサポート(下降の場合)になって初めて、このトレンドラインが機能しているという証になる。
このように常に確認作業の積み重ねが必要になる。
◆ 暗号資産(仮想通貨)チャート分析の仕方その2 水平線
A1の反発上昇でトレンドラインが機能しているということがわかった。
この時点で「もしかしたら上昇に転じるかもしれない」という予測が立つ。
✓ あくまでも予測に過ぎない。
◇ 予測に基づいて次の動きを探る
もし上昇となるのなら、レジスタンスライン(上値抵抗線となる水平線)を超えてくるはず。なので、次はレジスタンスライン(水平線B)を引く。
※ 水平線の引き方も本などで学んでから、練習する必要がある。学んだだけでは実践では使えない。
水平線Bの少し上にわかりやすいレジスタンスラインが引けるポイントがあるのでそこでもいい。
✓ レジスタンスラインを引いたら次はそれを超えるか否か?を確認するだけ。
レジスタンスラインを超えれずに、再び直近安値を下回れば下降トレンド継続となる。
相場の流れの転換点ではもみ合う
レジスタンスラインBを上抜けるか?直近安値を下抜けるか?
どちらにもならない時は、この範囲でもみ合うことになる。
こういうのをBOX相場と呼ぶが、だいたいはその幅がどんどん狭くなっていく。こうして出来上がるのが、三角持ち合い、フラッグとか呼ばれるチャートパターン。
✓ 一気に水平線Bを超えられなかった時点で、ビットコインのその後はBOX相場か三角持ち合いになると予測がつく。
◇ もし水平線Bを上抜けたら?
上抜けたら即買いか?
いいえ、また確認作業が必要です。
A1のように超えてなおかつそこがサポートになる必要がある。
つまり、水平線Bを超えたあと、次は水平線Bがサポートになるという反発現象「B2」が起きたことを確認する必要がある。
※ ただし、上昇の仕方によってはサポートにならなくてもいい。これは言葉だけで説明できないので、そういうチャート形成をした時に改めて説明しましょう。
◆ テクニカル分析の本質
結論:テクニカル分析とは、証拠集め。
何の証拠か?
>上がる確率と下がる確率のどちらの確率が高いか?という証拠。
証拠が多ければ多いほど、確率が高いということになるので、テクニカル分析は単独では使わない。
多くの初心者が間違っているのがこのポイント。
だけど実際は9割5分は負けているのが現実なように、そんなことだけで勝てるものではない。
上述したように、証拠集めをしていくことが重要で、トレンドラインも水平線も証拠のひとつでしかない。
◇ トレンドライン、水平線は実践で使えるのか?
さっきの図でこのトレンドラインCが頭に浮かんだ人はいるだろうか?
C1で上ヒゲを付けてラインCから反発し、翌日に大陰線を付けて下げたので、この時点で下がるかもしれないという予測たてれる。(買いの時の逆)
さらにこの時点で下降トレンドラインAを引くこともでき、その範囲内で動くならある程度下落スピードも予測できた。
次に考えるのは、下げるとしたらどのサポートラインを割ってくるか?割ったあとはどこまで下がるのか?の2点。
とまあ、このような使い方ができます。
たかが一本の線だけど、あなどらずに勉強して習得しておきましょう。
記事に書ききれなかった内容を動画で撮りました。
Wボトムなどもこの動画で解説してます。合わせて見ると理解が深まるでしょう。
(※ 自分の声が嫌なので、音声を変えてあります)
トレードの勉強を始める
◆ 本気でトレードを始めたいと思うなら、下記の記事が参考になるでしょう。
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【保存版】トレードで稼ぐための10ステップ完全ロードマップ【重要】
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まとめ:暗号資産(仮想通貨)チャートの分析方法の解説
本記事の要点のまとめ
- 暗号資産(仮想通貨)チャート分析の基本中の基本
・なるべく広い範囲で見れるチャートにする。
・右側に余白スペースを作る - 暗号資産(仮想通貨)チャート分析の基本その1 トレンドライン
・超えただけではなく、そのトレンドラインで反発するかどうか確認する - 暗号資産(仮想通貨)チャート分析の基本その2 水平線
・サポートライン、レジスタンスラインを引きどちらを抜けるかみる
・ラインを抜けた後は、抜けたラインで反発するかどうか確認する - テクニカル分析の本質
・テクニカル分析とは、上下どちらに動く確率が高いか?の証拠集めである
◇ 最後に本の紹介
チャートによるテクニカル分析は暗号資産(仮想通貨)もFXも株も共通してるので、FXや株の本でも大丈夫です。
下記の本は練習形式になっているので、ただ読むだけよりは有益な本。
下記以外にも数冊シリーズ本が出ています。
今だと1か月無料か2ヶ月99円(2022年3月)を上手く使えば、無料で読めるので賢く使いましょう。
◆FXトレード練習帳
◆FXトレード練習帳 トレンドライン
私はチャートを見ただけでトレンドラインが想像で引けるようになるために、何十枚もチャートを印刷して線を引きまくりました。
※トレードはスポーツと同じで知識ではなく、技術を習得する必要があります。
備考:トレードの勉強を始めるなら、こちらの記事も読んで把握しておいた方がいいです。