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FTX元CEOバンクマンフリード(SBF)の実際の保釈金は0円【真実】

ニュース

11月以降、世界中で話題になっている「FTXの事件」。その代表として知られる「SBF氏」が12/24に釈放されました。釈放金は歴代トップの金額である2億5000万ドル(約350億円)ですが、彼は0円で釈放されました。この件から、世の中の社会的・経済的なシステムが壊れていることが明らかになった。

具体的には、法律や規則を守り判断を下す際に偏りが生じていると考えられます。一般人だけでなく、財閥や大企業も含めて不正行為を行う者も多く存在します。特に大企業の場合は、法律上の手数料なども安価に受け入れられるケースも少なくありません。こういった事例からも、世の中の社会的・経済的なシステムが壊れていることが明らかになりました。

一方で、今回のSBF氏の釈放事件を受けて法務省は「不正行為を助長する者」の審判を厳格化する方針を打ち出しました。今後の法務省の審判姿勢や司法機関の活動性向上に期待が集まっています。

◆今日の記事は完全にニュース的なものなので、特に役に立つものではありませんが、未だにこの事実を書いている日本語記事を見かけないので、言及しておきます。

これを書いている私はFTXJPに資金を預けていて、今回のFTX破綻に巻き込まれてます。資産は他のところにも預けていますので、かなりアンテナを張っている最中。そして、このFTX破綻を招いた詐欺師がどのような罰を受けるのか?興味を持ってます。

 

FTX元CEOバンクマンフリード(SBF)の実際の保釈金は0円

FTX元CEOバンクマンフリード(SBF)の実際の保釈金は0円

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こちらが今回の記事を書くにあたっての元記事です。(英文)
Bankman-Fried’s Incredible Shrinking ‘$250 Million Bond’
「バンクマンフリードの保釈金 2億5000万ドルは信じられないほど縮小」

上記の記事ページに載ってる写真を見てください。SBFの顔は「してやったり」という顔をしてます。

彼は12月12日にバハマで逮捕された当初は、アメリカへの身柄引き渡しを拒否していた。それが12月19日にあっさりとアメリカ引き渡しに同意することになる。

この時点で明らかに弁護士から悪知恵を仕込まれたという気がしていた。
そう思った時のツイート

そして今回、その予感が当たった。

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バンクマンフリード(SBF)は保釈金を1円も払っていない。

結論を書きます。

金融詐欺に関して、バハマの方がアメリカよりも法律が厳しかったのです。意外かもしれませんが、アメリカは金融詐欺に関してあまり厳しくないという事実がハッキリと浮き彫りにされました。

ではどうやって史上最高値である保釈金2.5億ドルが0ドルになったのか?そのからくりが書いてあるのが、上記の記事です。

本文は英語なので、翻訳しながらそのからくりを解説します。

保釈金0円のからくり 

一般的には、まず保釈保証人には、保証債または保釈債を発行するために現金で保釈金額の10%〜15%を請求されます。今回の場合保釈金が2億5000万ドルなので、それの15%は 3750万ドルです。

15%の現金保証以外に他にも保釈される方法があります。それは、被告に代わって誰かが、保釈金の全額で担保を誓約することです。その後、被告が法廷に出廷しなかった場合、差し入れられた担保は裁判所に没収されます。したがってこれは、 2億5000万ドル相当の資産を準備して誓約するという、後援者が必要になることを意味します。

しかし、それも起こりませんでした。

SBFが実際に釈放された方法は、バンクマンフリードの両親の、カリフォルニア州パロアルトの自宅を担保として誓約することを約束し、そこでSBFが自宅軟禁されるという条件だけで、釈放されてます。

両親のパロアルトの家は $ 400万の価値があるらしいが、その家が2億5000万ドルの債券を保証する担保の全てです。他の担保は掲示または約束されていません。たった400万ドル分の価値しかない家を担保に釈放されています。

顧客資産を数千億円盗んだSBFの保釈条件担保が実家だけ?
これって、SBFからしたら実家を取られても痛くも痒くもないですよね?

なぜって、盗んだ金でそんな家いくらでも買えるから。

では、 2億5000万ドルという数字はどこから来たのでしょうか? 実は、バンクマンフリードと彼の両親’が、指定された時間に裁判に出られなかった場合に裁判所に2億5000万ドルを支払うことを約束したものです。

誰がバハマが米国よりも金融詐欺のためのより厳しい保釈法を持っているであろうと想像できたでしょうか?

バンクマンフリード(SBF)が米国外に逃亡する可能性 

彼が法廷に2億5000万以下を支払うと約束したその条件が、彼が指定された時間に裁判に出られなかった場合です。

もし彼が、米国外に逃亡した場合に彼が失うものは、両親の自宅(400万ドル)と2億5000万ドル以下の現金です。

10億ドル以上の顧客資金を盗んだ彼は、この保釈のための金額を高いと思うでしょうか?まったくバカげた保釈条件です。

彼はどんなリスクを冒してでも国外脱出を試みると思います。
その理由

  • 彼は8つの罪状で起訴されている
  • アラメダ元CEOのエリソン氏は罪状が認めてる
  • FTX共同創業者のゲイリー・ワン氏は罪状を認めてる

彼の一番近い立場にいた人達が次々と罪状を認めて捜査に協力してます。

側近達の自白では、
「バンクマン-フリード元CEOの指示でFTXが発行した取引所トークン「FTT」の価格を操作した。」とか、

「バンクマンフリード被告と同社幹部らがアラメダから秘密裏に数十億ドルもの融資を受け取っていた」とか確実に証拠となる内容を明らかにしてます。

裁判となればほぼ勝ち目はないでしょう。
そして8つの罪状をすべて足した時の禁固刑期はマックスで115年。

マックスになることはまずないでしょうが、数十年は刑務所に入ることになり、出所するころにはおじいちゃんです。

勝ち目のない裁判に挑んでおじいちゃんになるまで刑務所暮らしか、リスクを冒し国外脱出して、自由になるか?多分ですが、後者を選ぶと思います。

あなたはどう思いますか?そして、どちらを選びますか?

◆絶対に保釈すべきでない人間を保釈してしまった。
もし彼が逃げおおせたら、今後も同じやり方を真似する人達が出てくることは、間違いない。

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◆トレードに必要なのは技術だけではありません。メンタルについても実体験をもとに書いてます。