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【FTXJP】仮想通貨暴落で取引所が危機的状況になった時の対処方法【経験談】

取引所

「仮想通貨が大暴落して、使っている取引所から資金がなかなか引き出せない時にすべきことはなに?暴落が起きた時はどう行動すればいいの?」

このような疑問に答えます。

本記事の内容
  • 仮想通貨取引所自体が危機的状況になった時の対処方 【FTXJP】      
これを書いている私は、資産の大半を仮想通貨にして実際に運用中。NFTも3つのマーケットプレイスで販売中です。そして、今回FTXJPに資金を移したばかりでした。

FTXJPが日本円の出金再開をしました。

これで資金の一部を回収しました。
出金停止から出金再開までを経験した結果、こういう場合どのような行動をすればいいのかを把握したので、皆さんに共有したいと思います。

なお、この方法は国内で認められた仮想通貨取引所に限ります。海外取引所では通用しません。

仮想通貨取引所自体が危機的状況になった時の対処方 

仮想通貨取引所自体が危機的状況になった時の対処方
今回のFTX問題で、私も巻き込まれました。

FTXJPという子会社が国内の許可を得て営業してたので、多くの日本人も巻き込まれたと思います。

これは昨日11/10の記事紹介

記事の中から引用

このFTXは、法定通貨以外の引き出しをすべて停止している。FTXのサポート担当が米東部時間8日午後、同社の公式テレグラムグループで認めた。

これはFTXJPではなく、アメリカのFTXUSのこと。
この記事は2022年 11月 9日 08:41に書かれた記事。

つまり、仮想通貨の出庫は停止しているが、法定通貨はまだ停止していなかった。

冒頭に載せた私のツイートでは、FTXJPからのメールを載せてます。

メールからの抜粋

日本円の出金サービスを再開いたしましたことをご報告いたします。〜暗号通貨出庫サービスの再開にも全力を挙げて取り組んでおります。

と書いてありました。

仮想通貨暴落時の対処法  

上記の内容から、まだ取引可能な状態なら日本円に変換した方が、引き出せる確率は高くなるということです。

実際に9日午前中に日本円の出金をリクエストしたけども、受付だけされて出金されることはなく、気がつけば出金停止になってました。

それが今日(11/11)の午後に日本円だけ出金再開とメール通知がきて、実際に出金できました。
ですが、これを書いてる時点では仮想通貨の出庫はまだできない状態です。

仮想通貨が暴落したときに日本円に変換するのは嫌かもしれませんが、もし取引所自体が仮想通貨を引き出せないまま破産してしまった場合に、預けた仮想通貨が返ってくる保証はありません。

銀行に預けたお金が返ってくるのは(1千万円まで)日本の法律で定められているからであり、仮想通貨にそれは適用されません。

すべて失ってしまう可能性もあるわけです。
まずは自分の資金を守ることから動くのが賢明です。

それに、他の取引所に移したところで、他も同じように暴落していますから結局は同じです。

仮想通貨→日本円変換→出金→他の取引所に入金→仮想通貨を買い直す

この流れが一番リスクの少ない方法だと今回の経験から教わりました。

当然これは国内取引所での話ですが、海外の場合でもそこの法定通貨に変換する方が、他へ移動しやすくなるということが、先ほどの記事内容からわかることです。

 

今回運が良かった点1つ目 

FTXというのはFTX.comとFTXUSとFTXJPと分かれてます。

バイナンスが買収しようとしていたのはFTX.comのことで、FTXUSとFTXJPは関係ありません。

そして、FTXJPは日本の規制に適合した会社であり、日本の法律下での運営を行っています。

だから、FTXUSともFTX.comとも違うルールで動いているから、法定通貨出金再開がこんなにも早く行われたのだと思います。

今回運が良かった点2つ目  

日本の厳しい規制のおかげで資金が守られていた。

FTXJPからのメールには

お客様から預かっているすべての暗号資産は、当社が管理するコールドウォレットで安全に管理されています。

と書いてありました。
コールドウォレットとは、ネットに繋がっていない状態で仮想通貨を入れておくウォレットのことです。

日本円に関して 

日本円に関してのメールの記述は

金銭に関しましては資金決済法ならびに金融商品取引法に基づき信託口座* に預託しており…

とかいてありました。
この信託口座に資金が入っているということは一応、日本円は守られている状態だとわかります。

※信託口座とは、信託契約に基づき受託者(取引所)が委託者(顧客)から信託された金銭を管理するための口座であり受託者(取引所)財産ではありません。

もし受託者(取引所)が債務超過などによって会社の資産が差し押さえられても、信託口口座が差押えられることはありません。信託口口座に預入れされている預金は守られます。

つまり、FTX.comやFTXJPが破産して財産を差し押さえられたとしても、信託口口座にある預金は守られているということです。(わたしは専門家ではないので、もし間違っている場合はご指摘ください)

今回運が良かった点3つ目  

行政処分がすぐに下された。

上記ツイートでの紹介記事は2022年11月11日 1:58に書かれた記事です。

記事内からの引用

関東財務局は10日、暗号資産(仮想通貨)交換業者FTXの日本法人FTXジャパンに対し、暗号資産交換業を適正に遂行する体制が整備されていないなどとして業務停止命令と業務改善命令を出したと発表した。

仮想通貨や法定通貨が出金停止した翌日に行政処分が下されてます。

記事を読んで驚いたのが、仮想通貨も円も入金はできるけど出金は停止していること。そしてあの状態でまだ取引を可能にしていること。

これはどう考えても顧客ファーストの対処ではない。

今回の騒動でFTXJPから正式にメールが届いたのは、この記事が出た12時間後の11月11日 13:27。それまで出金、出庫停止などを知らせるメールは一切なかった。

これがその時のメール
FTX

メールからの抜粋:
上記の業務停止命令を受けて、下記の通りの対応を本日以降すみやかに実施致します。

  • 新規口座開設の停止
  • 現物取引の停止
  • 法定通貨の入金及び暗号資産の入庫の停止(注1)

ここで初めて入金受け入れ停止、取引停止、新規口座開設停止を行ってます。
すでに行っている出金および入庫の停止は書いてありませんが、これ以前にもメールによる通達はありませんでした。

さらにサイトにログインした時もそのようなお知らせはありませんでした。(これらのことから、この会社には不信感しかありません)

この時にFTXJPに対して下された行政処分内容はこちらです。
https://lfb.mof.go.jp/kantou/kinyuu/pagekthp202211103297.html
https://lfb.mof.go.jp/kantou/kinyuu/pagekthp0270000011.html

上記サイトに業務停止命令と業務改善命令処分の理由が書かれてます。
ものすごくまっとうで、的を得た記述なので一部抜粋します。

上記サイト内からの抜粋

処分理由について:
当社は、利用者に明確な理由を説明することなく、親会社であるFTX Trading Limitedの方針であるとして、再開の日程を明示しないまま、利用者に対する預かり資産(法定通貨及び暗号資産)の出金(出庫)を停止している一方、利用者からの財産の受入れや利用者との暗号資産取引を継続しているところである。

まさに身勝手過ぎる行動を指してます。

速やかに利用者の新たな取引を停止させるとともに、当社の資産が国外の関連会社等に流出し利用者の利益が害されるといった事態を招かぬよう、万全を期する必要がある。

国内の顧客の資産を守るための対処をするように指摘してる。

利用者財産の返還を停止している状況は、法第63条の5第1項第4号に定める「暗号資産交換業を適正かつ確実に遂行する体制の整備が行われていない」状況に該当すると認められることから、法第63条の17第1項第1号に基づく業務停止命令を発出するものである。
また、当該状況は、「暗号資産交換業の適正かつ確実な遂行のために必要があると認めるとき」に該当するものと認められることから、法第63条の16の規定に基づく業務改善命令を発出するものである。

国内業者にだけ通用する日本国内の法律。今回はこの日本の厳しい基準に助けられた形です。(まだ暗号資産は返還されていないけど)

このメールが届いた3時間後に日本円出金再開を知らせるメールが届きました。
すぐに再度出金手続きをしたら、リクエストしてから1分かからずに出金完了のメールが届き、少しだけ安堵してます。

だけど暗号資産が返還されるまでは、まだ安心できません。

今回のようなことが、外国の取引所で起こった場合は、ほとんどの場合が資金を取り戻せないでしょう。おそらく今もFTXUSの方は法定通貨が引き出せないと思います。(口座をもっていないので、予想で書いてます)

FTX.comでも引き出せないでしょう。
資産を預けている人達は、これから煮えたぎる釜の中にいるようなもの。1.1兆円の負債を抱えているので、ほぼ間違いなく破産するでしょう。

そうなれば、顧客の資金は差し押さえられて引き出せなくなります。
そしてそれは返還が約束されていない仮想通貨。考えただけでもぞっとします。

夏前に起きたセルシウス、スリーアローズ、ボイジャーなどの破産はすべて中央集権の取引所やファンドです。これらはCeFiと呼ばれるもので、DeFiではありません。

DiFiは中央に人がいませんから、欲にかられた資金運用はしないし、こういった問題が一度も起きてません。今後預けるのなら、DeFiの方が安全かもしれません。

追記:
これを書いてる最中にサイトを見たら、夏前にも危機的状況で一時出金停止していたBrockFiがまたも出金停止をしている。

2日前には正常に取引可能と発表したばかりなのに。

記事にはFTXUSもサイト内で「数日中にFTX USでの取引が停止される可能性がある」というバナーを出しているらしい。まだ取引可能状態だったんですね。

記事はこちら

◆大事な資産を預けるところは、十分吟味する必要があります。

法定通貨と違っていつ崩壊するか分かりませんし、倒産後の返還補償もありませんから。

それと、「卵は一つの籠に盛るな」という格言のとおり、1か所に資金を集中させては絶対にいけないと改めて思いました。

一応分散させてはいるけど、少し集め過ぎていた。
お互い注意しましょう。

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仮想通貨の基礎学習がしたい人はこちらの記事をどうぞ

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◆トレードに必要なのは技術だけではありません。メンタルについても実体験をもとに書いてます。