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【仮想通貨】FTXJPの出金、出庫サービス再開が一歩前進しました

ニュース 取引所

この記事はFTXJPに資産を預けたままで引き出せなくなった人向けの記事です。記事を読めば、かなり希望が持てるようになります。

これを書いている私は、資産の大半を仮想通貨にして実際に運用中。そしてFTXJPに資金を預けていて、今回のFTX破綻に巻き込まれてます。資産は他のところにも預けているので、かなりアンテナを張っている最中です。

 

【仮想通貨】FTXJPの出金、出庫サービス再開が一歩前進した

【仮想通貨】FTXJPの出金、出庫サービス再開が一歩前進しました

昨日の12月1日にFTXJPからメールが届きました。同じ内容の発表投稿もTwitter^の公式アカウントからありました。

FTXJP公式アカウントのツイート


本記事はこの内容をより詳細に解説します。
これにより、もしあなたがFTXJPに資産を預けている場合は、少し安心できるかと思います。

全文は上記のTwitterからご覧ください。

 

出金 出庫サービスの再開に向けて

「11月8日から出金・出庫サービスが基本的に停止となって以来、当社では、当社においてお預かりしているお客様の資産をお返し出来るよう、準備作業に全力をあげておりました。」

この言葉にウソ偽りはないようで、実際11月10日には一時的に日本円出金が再開されました。

「最近の2週間では、出金・出庫サービス再開のための基本計画をとりまとめ、本社の新しい経営陣は、当該計画や実施方針について基本的に承認しています。」

新しい経営陣とは、おそらくFTXがアメリカの破産申請をしたあとに、任命された人だと思います。もしそれが当たっているのなら、その経営陣が基本的に承認していることは心強い。

「この基本計画のための開発作業は当社のエンジニアリングチームによりすでに開始されており、必要な作業を行っています。 また、当該計画の一環として、コントロール、セキュリティ監査、照合、レビュー等を組み込むことにより、堅牢かつ安全なプロセスを導入して参ります。」

「基本計画のための開発作業」とは、FTXJPはもともと通貨の入金、入庫やトレードなどのサービスは全てFTX.comに依存していたようです。

このことが出金、出庫ができなくなったことと関連してます。

11月9日の出金、出庫依頼は受理されたものの実行されることはありませんでした。この時は親会社の通達で出金、出庫ができなくなったと思われます。

しかし、FTXが米国で破産申請した後は、破産申請が影響を与えてると思います。それと、FTX.comは破産申請後にサイバー攻撃を受けたりして、システムがウィルスに感染したりしていることも影響しているかと。

なので、11日以降FTXJPのサイトも表示や問い合わせ等の不具合が生じてます。

そこでFTXJPでは新たにシステムを構築しています。FTX.comのシステムに頼らなくても出金、出庫やその他サービス提供が可能なシステムを。

それが、上述の「開発作業」のことです。

「今後は、当該計画に沿った具体的なスケジュールやロードマップといった追加情報について、出来るだけ早くお知らせする予定です。」

いまFTXJPは売却リストに入ってます。
名前は変わるけども仮想通貨取引所として存続していくと思うので、今は全力で信頼を取り戻そうとしています。

出金、出庫が早ければ早いほど、その信頼は早く取り戻せますから、この言葉にもウソはないでしょう。

 

チャプター11(米国破産申請11条)に関して

チャプター11(イレブン)について簡単に説明しますと、これはいきなり倒産して資産はすべて清算され、債権者に分配されるというものではありません。

日本でいうところの民事再生法に似ていて、事業を継続しながら会社を立て直すというものです。

ここでまだ結論ははっきり出ていない問題が1つ発生してます。それは、FTXがさまざまな国に子会社を持っていて、その子会社も破産申請に含まれていることです。

子会社にある顧客の預かり資産が、どの国の法律が適用されてどうなるのか?これがどうやらはっきりしないあやふやな状況らしいのです。

この状況を踏まえた上でFTXJPの発表文章を読むとよくわかると思います。

「チャプター11に関してご説明致します。本社を代理する法律事務所によると、当社がお預かりしているお客様の法定通貨および暗号資産について、これら資産の預託や保管方法および日本の法律における財産権等を考慮したところ、チャプター11の対象となる財産には含まれないとの見解が示されました。」

「本社を代理する法律事務所」がどの国に既存する事務所かわからないですが、「チャプター11の対象となる財産には含まれないとの見解が示されました。」というのは大きいです。

「当社ではこれを踏まえ、上記の返還計画を推進して準備が整い次第、通常業務の一環として出金・出庫サービスを再開する予定です。」

なので、この言葉にはしっかりした裏付け理由があることから、ただ単に「出金・出庫を再開する予定です」と書いてあるより、信頼がおけます。

なによりもそのことを公の場で文章にして公開しているので、このこともこの言葉に重みを与えてます。

「当社はこれまでも関連当局と、出金・出庫サービスの再開計画の考え方、またチャプター11の適用や潜在的な影響等について、定期的に報告や協議をして参りました。今後も当局との緊密なコミュニケーションを継続しつつ、再開計画を適切かつ迅速に進めて参ります。」

ここまで言い切っていますから、再開はほぼ間違いないでしょう。マスコミの取材では、再開は年内をめどに目指していると語ってます。

 

預かり資産の保管場所と数量

「お客様からお預かりしている資産については、法定通貨はSBIクリアリング信託株式会社の信託口座において、暗号資産は当社のオペレーションチームが管理するコールドウォレットにおいて、法令に則り適切に分別管理を行っておりますが、業務改善命令が継続されている間、お客様の資産の管理状況等として毎月曜日にご報告申し上げるようにします。」

これに関しては、毎週「当社におけるお客様の資産の管理状況等について」というタイトルでメールが来ます。

下記のような表で報告されてます。

仮想通貨

仮想通貨

青枠がイーサリアム(ETH)で赤枠がビットコイン(BTC)です。

一番右側の「余剰金額」を見ると、2通貨共に億単位で保有資産が預かり資産を上回ってます。

余剰金額

  • ETH 1億500万円
  • BTC 8億9,500万円

つまり、いつでも返還することができるのに十分な金額があるということです。

法定通貨

法定通貨
青枠の余剰金額をみると、円と米ドルを足して2億6,800万円となってます。

オレンジ枠のFTXJPの自己資産は

  • 当社純資産額 約100億円 (9月末現在)
  • 当社現預金 約178億円(11月21日現在)

となってます。

バハマにある本社やアラメダリサーチと違って、健全な財務状況ですね。

一日も早く、出金、出庫の再開を望んでます。

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◆トレードに必要なのは技術だけではありません。メンタルについても実体験をもとに書いてます。