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暗号資産(仮想通貨)取引のレバレッジと現物の違い。初心者が注意すべき点とは?

トレード基礎知識

暗号資産(仮想通貨)取引のレバレッジと現物の違いを知りたい人
「暗号資産(仮想通貨)取引のレバレッジと現物の違いはなに?どっちで暗号資産(仮想通貨)を買えばいいの?だれか教えて欲しい。」

このような疑問に答えます。

✓この記事でわかること
  • 暗号資産(仮想通貨)取引の レバレッジと現物の違い           
  • 通貨ペアとは         
  • レバレッジ取引の危険性                
これを書いてる私は、株と為替FXを足してトレード歴15年。あのライブドアショックやリーマンショックも経験し、どちらも無傷で生き残ってます。

◆ 暗号資産(仮想通貨)取引のレバレッジと現物の違い

暗号資産(仮想通貨)取引のレバレッジと現物の違い
暗号資産(仮想通貨)取引にはレバレッジと現物という二種類の取引形態があります。
二つは証拠金の違いや取引内容に違いがあり、順に解説します。

基礎知識:通貨ペアについて

その前に超基礎知識である通貨ペアについてだけ説明します。
通貨ペアとは取引をする通貨のことです。


「BTC / JPY」はビットコインと日本円の通貨ペアです。
これが仮に「4,000,000」と記述してあれば、1BTCが4,000,000円ということになる。

この時チャートが上に行けば、BTCの価格が上がっているということ。チャートが下に行けばBTCの価格が下がっているということ。

※ この基本さえわかっていれば、あとは通貨が変わるだけでチャートや価格の見方は同じです。

レバレッジとは

レバレッジとは、皆さんがよく知っているテコの原理という意味です。
テコの原理は、小さい力で大きな力を出せるという原理ですよね?

これがトレードの世界では、小さな資金(証拠金)で大きな資金を持っているように取引できるということになります。

暗号資産(仮想通貨)取引ではどの業者もレバレッジ2倍まで可能。例えば100万円分のビットコイン(BTC)を買う時に50万円の日本円を用意すればいいということです。

備考:
FXではレバレッジ25倍まで可能です。さらに余談ですが、金融庁のレバレッジ規制によって国内FX業者はレバレッジを最大25倍までと定められたのですが、私がFXを始めた頃は100倍以上ありました。また、株ではこういうのを「信用取引」といい、3倍までレバレッジをかけれます。)

ただ、このレバレッジ取引のメリットはデメリットでもあり、危険と表裏一体です。これについては後述します。

レバレッジ取引のメリット

空売(からう)*りができる。

※ 空売りとは、自分がビットコインを持っていないのに、ビットコインを売ることができること。

空売りのメリットは下落している時も利益が出せれること。(現物では先にビットコインを持っていないと売ることはできない)

つまりこれから下がりそうだと思ったら空売りして、下がったところで買い戻すと利益になる。

レバレッジ取引のデメリット

レバレッジ取引で買ったビットコインやその他の暗号資産(仮想通貨)は、その取引所内でしか売買できない。

ビットコインを別の取引所に送金することは出来ません(持ち出せない)。だから暗号資産(仮想通貨)から他の暗号資産(仮想通貨)に変換することができない。

※ 現物取引で買ったビットコインなら、別の取引所へ送金することもできますし、別の暗号資産(仮想通貨)に変換もできます。

現物取引とは

現物取引はレバレッジ取引とは違って、50万円の証拠金なら50万円分のビットコインしか買うことができません。

現物取引のメリット

現物取引で買ったビットコインはどこにでも送金することができます。他の暗号資産(仮想通貨)取引所へ送ることも、あなた個人が用意したウォレット(財布)へ送ることもできます。

海外取引所では暗号資産(仮想通貨)特有のDeFiやステーキング* などで運用することもできます。

※ DeFiとはお金を預けたり、貸したりして利息を得ることができるサービス。ステーキングとは、わかりやすく言うと定期預金みたいなもので、一定期間預けると利息がついて戻ってくる

DeFiやステーキングについてはこちらの記事でわかりやすく解説しています。
≫ 暗号資産(仮想通貨)のDeFi(ディファイ)とは?庶民でもお金を増やすチャンスがある!
≫ 暗号資産(仮想通貨)ステーキングで不労所得。スキルなしで年利10%以上が狙える

個人的には、このDeFiやステーキングができることが、暗号資産(仮想通貨)の一番のメリットだと思っています。というのも、トレードをすれば必ず負ける時があるので資金が減ることがありますが、DeFiやステーキングでは必ず利息はつくから資金が減ることはありません。

ただし、暗号資産(仮想通貨)そのものの価値が下がれば、利息がついてもトータルでマイナスになります。しかしこれは、トレードでも同じことが言える。

※ 国内でもステーキングのようなことをしている取引所がありますが、利率が低い!せいぜい1%くらいです。海外なら、ビットコインでも3%はつく(他の通貨ならもっと多い)

現物取引のデメリット

空売りができない。
例えば「BTC / JPY」ペアでビットコインが下げていても、空売りができないので、下げ局面で利益を得ることはできません。

もし下落局面でも利益を狙うのなら、レバレッジ取引をすることになります。

◆ レバレッジ取引の危険性

レバレッジ取引の危険性
初心者にはレバレッジ取引はお勧めしません。

いまFXでは海外の業者が流行っているみたいです。その理由は、国内だとレバレッジが25倍までですが、海外だと100倍や400倍とかとんでもない倍率になっているからです。

ここで多くの初心者は勘違いをしてしまいます。
それは、たった10万円で1000万円分の取引ができるから得だという勘違いです。

勘違いの理由

  • 100倍の利益が得られる分、損失も100倍になる
  • 証拠金維持率というものがある
  • スプレッドという手数料がある

それぞれ深堀します。

100倍の利益が得られる分、損失も100倍になる

レバレッジを100倍かけて取引をすれば、100倍の利益が得られるのは確かですが、損失も100倍になるということを見落としてます。

そして相場に参加する初心者はなぜか自分が勝てることだけを考えていて、負けることを考えていません。さらに厳しい現実をいうと、相場に参加する前にちゃんと勉強する人はほとんどいない。

かく言う私もそのうちの一人でした。だから余計にわかるんです!

初心者がレバレッジをかけて取引をするということは、レバレッジ分だけ早く資金を失うだけです。

もう一度書きます。
初心者がレバレッジ取引をすれば、その分だけ早く資金を失うだけです。

99%以上の確率でこれは当たります。そしてもう一つの理由である、証拠金維持率に関してもレバレッジをかけると不利になります。

証拠金維持率というものがある

取引所に入金したお金は、取引の最中には証拠金扱いとなる(担保みたいなもの)。この証拠金の維持率というものを各取引会社は定めてます。

証拠金維持率とは、含み損が証拠金の何%か?というパーセンテージのこと。この維持率が、定められた数値を下回ったら強制ロスカット※ という対処になる。

※ 強制ロスカットとは、取引業者によってあなたの含み損をかかえたポジションが強制的に手仕舞い(決済)されることです。

この維持率は50%のところもあれば、75%のところもありあます。
ここでは維持率が50%の場合を例にあげて説明しましょう。

50万円の資金にレバレッジ2倍をかけて、ビットコインを100万円分買ったとします。そのあと、ビットコインの価格が半分まで下がった時に、ロスカットになると思いますよね?

ところが、レバレッジを2倍かけている場合はそうではありません。資金はもともと50万円しかないので、その50万円に対しての50%だから、ビットコインの価格が25%下落した時点で強制ロスカットが発動します。

その時点でその取引はジ・エンドです。終わりです。(これが先述したレバレッジ分だけ早く資金を失うということです。)

さらに、もっと怖いことがあります。
暗号資産(仮想通貨)ではあまりないかもしれませんが、いきなり値が飛んでマイナスを付けてしまう場合です。(株式ではこれを窓を開けるという)

一気に価格が下がった場合、注文が追いつかずに注文通りに約定しないことがあります。そして、ロスカットの場合の注文方法は指値ではなく逆指値ですから、多くの人の売り注文に交じって処理されるので、大きく下にズレる可能性もあります。(買いポジションのロスカットの場合)

こういうズレを「スリップ」といい、急激な下落時などは思いもよらないほど下の方で約定することもあります。

◆ 指値や逆指値注文が何かわからない方はこちらの記事でわかりやすく書いてます。
≫ 暗号資産(仮想通貨)の逆指値やロスカットとは?ロングとショートの意味も解説

追証(おいしょう)というものもある

もっと怖いのが、追証が発生する場合です。

追証とは「証拠金が足らなくなったから、追加入金してください」という催促。(追加保証金の略)

先の例で説明しますと、急激な動きでビットコイン価格が-25%以上まで下がり、証拠金維持率を下回った時に追証が発生します。この追証の催促に対応しないと、強制的にポジションが決済されます。(強制ロスカット)

そうすると含み損が決定され、50万円あった資金は半分以下になるということです。

では追証の催促に応じて追加保証金を入れた方がいいのか?というとそうでもなく、さらに下げた場合はもっと傷口を広げることになります。(損失拡大)

いずれにせよ、レバレッジをきかせた取引は、思いがけず早くに証拠金維持率を下回るというリスクがあると覚えておいた方がいいです。

スプレッドという手数料がある

◆スプレッドに関してはこちらの記事で解説しています。

まとめ

  1. 通貨ペアとは取引をする2つの通貨のこと
  2. レバレッジ取引とは資金の2倍まで取引ができる
    ・空売りもできる
    ・ただし利益も損失も2倍となり、証拠金維持率を下回ると強制ロスカットになる
  3. 現物取引とは資金の1倍以内での取引となる
    ・買った暗号資産(仮想通貨)は自由に移動させることができる

この記事を読んでる方は、暗号資産(仮想通貨)取引に興味がある方でしょう。とりわけレバレッジ取引に興味がある方は、記事内でも書きましたが実践参加する前に勉強した方がいいです。

正直に言うと、勉強したからといって必ずしも勝てるわけではありません。相場で利益を得る人たちは全体の5%以内と言われてます。そして、損益がトントンの人は15%くらいと言われています。

残り80%の人達は損益がマイナスなので、勉強しないよりはした方が少なくともトントン組に入れる確率は上がります。

下記に記した記事は私の実体験をもとにしたトレードの本質です。もし、最短で稼げるトレーダーになりたいのなら必読記事です。正直、10ステップロードマップを無料公開するかどうか迷ったくらい重要なことが書いてあります。

この10ステップ以外で勝てるトレーダーに成る方法は、大金をはたいてプロのトレーダーに直接教わる以外にないでしょう。それくらい重要な内容です。

チャート分析を学ぶならこちらの記事からどうぞ