【トレードの基礎】逆指値・ロスカットとは?ロングとショートの意味は?【暗号資産(仮想通貨)】
暗号資産(仮想通貨)取引にある逆指値やロスカットがわからない人
「暗号資産(仮想通貨)の取引画面にある逆指値ってなに?ロスカットやロング、ショートってどういう意味か教えて。」
このような質問に答えます。
- 暗号資産(仮想通貨)取引のロスカット、ロング、ショートの意味
- 暗号資産(仮想通貨)取引の注文方法の違い
- 指値と逆指値の上手な使い分け
◆ 暗号資産(仮想通貨)の逆指値注文
暗号資産(仮想通貨)取引の注文種類には「指値(さしね)、成行(なりゆき)、逆指値(ぎゃくさしね)」の3つがある取引所が多いです。(ちなみに為替FXの場合は、この倍以上の注文方法があり、とても便利)
この図をご覧ください
これを見れば今日の解説はほとんど終わってしまいます。
青数字が「売り注文」で、売りたい人が売りたい価格を決めて売りに出す。
赤数字が「買い注文」で、買いたい人が買いたい価格を決めて買いを出す。
暗号資産(仮想通貨)取引所にはこのような板と呼ばれる数字が並んでます。日本の取引所にはないところもある。(そういうところは止めた方がいい。)
≫ 暗号資産(仮想通貨)の板取引の見方と上手に利用するコツを伝授【初・中級者向け】
暗号資産(仮想通貨)のロングとショート
図の左側を見てください。
- ロングとは買うこと
- ショートとは売ること
株やFXをしたことがない人にとっては良くわからない言葉ですが、とくに覚えなくても問題ないです。(やっているうちに勝手に覚えます)
ですが、注文の仕方は覚えなくてはいけません。
◆ 暗号資産(仮想通貨)の注文の仕方
だいたい多くの取引所にある注文方法は以下の3つ
- 指値(さしね)
- 成行(なりゆき)
- 逆指値(ぎゃくさしね)
先ほどの図をもう一度
図の右側に「指値」と「成り行き」と書いてありますが、これは買い(ロング)の場合です。
指値注文
「指値」は現在価格以下の価格で買い注文を出すときに使う。
この場合だと、直近約定値が2.759なのでそれ以下の数値を入れて、売りたい人が売ってくれるのを待つという状態。
どういう時に使うか?
急いで買う必要がない時などに使う。
トレードに慣れている人なら、サポートライン手前でこういう買い指値注文を出しておき、待ち伏せて買うという方法に使う。(売りはレジスタンスラインの手前)
逆張り※ が好きな人もこの注文をよく使います。
(※ 逆張りとは、トレンドに逆らった方向で売買すること。主にレンジ相場や重要な節の手前で使われる)
図で解説
この図のように青線サポートライン手前(白枠)に指値をして買う時や、黄色線レジスタンスライン手前(白枠)に指値をして売る時に指値注文を使う。
まとめ
下で待ち構えて買いたい時や上で待ち構えて売りたい時に「指値注文」を使う。
成行注文
「成行」とは価格指定なしで買い注文を出すこと。
上図では売り板全部を「成り行き」と書いてますが、売り注文の最安値で約定します。なので、この場合だと売り板の一番下「2.760」で買うことになります。
どういう時に使うか?
とにかく急いで買いたい時に使います。
例えば売りのポジションを持っていて、価格が上昇して含み損が発生したとき。しばらくは我慢していたけど、どんどん損失が膨らんで一刻も早く手仕舞いしたい時などに使います。
トレードしたい人はあなただけではなく、他の人も大勢います。その人達との競争でもありますから、急に相場が一方的に動いてしまう時には指値注文などしていては間に合いません。
そういう時などにも使います。
それから暗号資産(仮想通貨)特有の例ですが、ゲームに使う暗号資産(仮想通貨)を購入したい場合。早くゲームに使いたいので「とりあえず価格はいくらでもいい。」「お得な価格になるのを待っていられない」こんな時には成行注文ですぐに買います。
まとめ
急いでトレードしたい時に「成行注文」を使う。(価格は多少不利になる)
逆指値注文
「逆指値」とは現在価格よりも上で価格指定をして買い注文を出すこと。(売りはこの逆)
成行での買い注文も現在価格より上ですが、価格指定ができません。価格指定ができるようにしたのが逆指値注文です。
どういう時に使うか?
これは順張り(じゅんばり)でエントリーする時か、ロスカット(損切)をする時に使う。
✓ 買は現在価格より上に価格を設定し、売は現在価格より下に価格を設定する。
こちらをご覧ください。
白線の位置が現在価格です。
買いは緑線以上、売りは黄色線以下にすると仮定します。
◆ 買いポジションを持っている時。
黄色線より下にロスカットの売り逆指値注文を設置する。
◆ 売りポジションを持っている時。
緑線より上にロスカットの買い逆指値注文を設置する。
◆ ポジションを持っていない時。
買いたい時は緑線より上に買いの逆指値注文を設置し、売りたい時は黄色線より下に売りの逆指値注文を設置する。
まとめ
現在価格よりも上で価格設定をして買いたい時、または現在価格よりも下で価格設定をして売りたい時に「逆指値注文」を使う。
いかがでしたか?
違いが分かったでしょうか?
まずはチャートに慣れて、売買に慣れてから、いろいろな注文方法を試してみてください。
チャート分析を学ぶなら、こちらの記事が役に立ちます。
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