暗号資産(仮想通貨)のメリット・デメリットはなに?【初心者向】
暗号資産(仮想通貨)のメリット、デメリットを知りたい人
「暗号資産(仮想通貨)のメリットとデメリットはなに?興味はあるけど、よくわからないから怖くて買えない。誰か教えて。」
このような疑問に答えます。
この記事では暗号資産(仮想通貨)のメリットとデメリットを本音で誰でもわかるように書いてます。
もくじ
暗号資産(仮想通貨)のメリットとデメリット
インフルエンサーと呼ばれる人たちの中には、いま買わないと損をするみたいなことを言ったり書いたりして煽っている人がいますが、私は正直に書きます。いま暗号資産(仮想通貨)を買わなくても実害はありません。
ただ、機会損失というものが発生するだけで実際の損失はなにもありません。
暗号資産(仮想通貨)を買わないでも実害はないですが、一つだけマイナス点があります。というよりもいま参加するメリットがひとつあります。このメリットは価格の上下動抜きでの話。(買った後に価格が上がれば当然メリットですが、これとは別のメリットの話)
いま参加するメリット
後述するステーキングやファーミングと呼ばれる、お金が増える仕組みは参加者が多ければ多いほど、分配されるリターンは少なくなるということ。
つまりいま参加するメリットは、今だと暗号資産(仮想通貨)に触れている人の割合が少ないので、ステーキングやファーミングでのリターン(年利)が高いということです。
これは将来より今の方が暗号資産(仮想通貨)が増やしやすいということ。日々この年利率は減少しているので間違いないでしょう。
実例:パンケーキスワップ
これはパンケーキスワップというところで暗号資産(仮想通貨)CAKEのステーキング画面。
青枠数値がステーキングした場合の年利率で、黄色枠がステーキング合計額です。
- ステーキング合計額 124,155,001
- 年利率 294.98%
ちなみにこの前日は確か1,000%くらいだった気がします。そして次の日には100%台に落ちてました。
これが2ヶ月後には
- ステーキング合計額 181,025,133(1.5倍)
- 年利率 94.59% (1/3)
合計額が1.5倍となり、年利率は68%減になってます。
(注意:この通貨のステーキングを勧めているわけではありません)
このように預け金額が増えるほどリターンの年利率は下がります。これは全ての暗号資産(仮想通貨)でのステーキングやファーミングで起きますから、いま買うメリットは少なからずあります。
≫ 暗号資産(仮想通貨)は副業に向いている!暗号資産(仮想通貨)でお金の増やし方を5つ紹介
暗号資産(仮想通貨)のメリット
- 新しいジャンルなのでチャンスがある
- 価格のボラティリティ(上下変動幅)が大きい
- 少ない資金でお金が増やせる
- 普通預金や定期預金より利率の高い預け方がある
- お金を増やす手段が複数ある
* * *
新しいジャンルなのでチャンスがある
新しいジャンルが生れた時にはチャンスも生まれます。
「変化はチャンス」と言われるように、既存の価値と新しい価値が入れ替わる時にはチャンスが生まれます。まだどこが主流になるかわからないので、大きく成長するところにうまく乗れることができればリターンも大きくなる可能性が高い。
暗号資産(仮想通貨)はそれ自体では価値が測れません。その暗号資産(仮想通貨)を発行しているところが、どんなことをしようとしているのか?それを把握した上で、その暗号資産(仮想通貨)を保有するのです。
株と暗号資産(仮想通貨)との違いは、暗号資産(仮想通貨)は少ない金額からでも買えます。海外取引所なら数百種類から取引できますし、手数料もほとんどかかりません。なにより証券会社に口座を開設するような面倒な手間がありません。
価格のボラティリティ(上下変動幅)が大きい
暗号資産(仮想通貨)が発行されてから価格が10倍や100倍になることは普通にあります。そのかわりその逆もあります。
仮に1万円分を50種類購入した場合、どれか一つ通貨が100倍になれば、他の通貨が価値ゼロになっても利益が出ます。(お勧めはしませんが)
この場合に暗号資産(仮想通貨)を発行しているところがなにをしているところなのかを把握した上で買えば、10倍、100倍になる確率は高くなります。
少ない資金でお金が増やせる
ボラティリティが大きいということもありますが、暗号資産(仮想通貨)には法定通貨にはないお金の増やし方がいくつもあります。(次項で解説)
年利率でいえば日本円定期預金の1000倍、5000倍が普通にあります。
だから、少ない資金からでも大きなリターンが期待できる。
普通預金や定期預金より利率の高い預け方がある
暗号資産(仮想通貨)ではレンディング、ステーキング、ファーミングなどいろいろな利息を得る方法があります。
例えば日本円定期預金の年利はいま0.002%ですが、
暗号資産(仮想通貨)の年利は
- レンディングなら1%〜5%
- ステーキングなら3%〜数十%以上
- ファーミングなら3%~100%以上
このように定期預金の1000倍以上の年利が普通にある。(暗号資産(仮想通貨)の種類や預けるところによって違う)
≫ 暗号資産(仮想通貨)のレンディングで不労所得。スキルなしでも得られる年利5%
≫ 暗号資産(仮想通貨)ステーキングで不労所得。スキルなしで年利10%以上が狙える
≫ 暗号資産(仮想通貨)ファーミングで不労所得。スキルなしで年利20%以上が狙える
お金を増やす手段が複数ある
上記の利率の高い預け方の他にもGameFi(ゲームファイ)という新ジャンルでお金を稼ぐこともできます。
GameFi(ゲームファイ)とは暗号資産(仮想通貨)を稼げる仕組があるゲームのことです。
GameFiにはPlay to Eurn(プレイトゥアーン)やmove to Eurn(ムーブトゥアーン)などいろいろな種類があります。Play to Eurnはゲームでプレイすることで稼ぐ仕組。move to Eurnは運動することで稼ぐ仕組みがあるゲーム。
GameFiで暗号資産(仮想通貨)を稼ぐには、最初にゲーム内アイテムを暗号資産(仮想通貨)で買う必要があり、その後ゲーム内で暗号資産(仮想通貨)を稼ぐことができます。東南アジアでは実際にこれらのゲームで生計を立てている人達もいます。
注意:ゲーム内で稼ぐ暗号資産(仮想通貨)の価値が暴落した場合には、最初に買ったアイテム代金(原資)を回収できない場合もあります。Play to Eurnの「インフィニティー」やmove to Eurnの「STEPN」などのゲームでは実際に価格暴落が起きてます。1/30や1/100にまで落ちた。(これを避けるにはなるべく早く始めるか、暴落してバブルが弾けたあとに始めるかのどちらかです。)
≫ 暗号資産(仮想通貨)ゲームで遊んでお金が稼げるGameFi(ゲームファイ)とは?
メリットのまとめ
メリットとしては少ない金額で大きなリターンを得る可能性が暗号資産(仮想通貨)にはある。
いまのままの預金や生活に将来不安があり、なんとかしたいと考えている人。少ないお金を増やすチャンスを望んでいる人には、アクティブな方法として一つの答えです。ただし、株や為替FX、先物などと同じように通貨価格そのものが下がり、元本を割る可能性もあります。
暗号資産(仮想通貨)のレンディングでは元本が補償されてるものもありますが、その分リターンは少ないです。それでも預金の年利より1000倍以上ある。
(※ このレンディング企業が倒産した場合は元本も補償されません)
これは個人的な意見ですが、いずれ(10年20年後)暗号資産(仮想通貨)は当たり前に日常生活の中に溶け込んで使われる日が来ると思います。
クリプト(暗号資産)世界は変化のスピードがかなり早いです。知っている者と知らない者との差がどんどん開き、情報弱者と強者の差は広がる一方になるので、早めに触れておいた方がいいと思います。買うのは1万円くらいでもいいので、まずは扱ってみることが重要です。
暗号資産(仮想通貨)のデメリット
- 数年後無くなっている可能性がある
- 価格のボラティリティ(上下動)が大きい
- ハッキングにより資産を失う可能性がある
- 元本割れが起きる
- 詐欺が多い
- 税金が複雑
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数年後無くなっている可能性がある
いきなり怖い事を書いてますが、これが最大のデメリットでしょう。ただ、このようなことは日本円でもその他の法定通貨でも同じことが言えます。
ブラジルや北朝鮮、アフリカのジンバブエ、その他の国でも価値が下がりすぎて廃止になった通貨があります。
日本円は大丈夫でしょう?と思うかもしれませんが、それも将来はわかりません。なので、このデメリットはなにも暗号資産(仮想通貨)だけの話ではないですが、いま取引されている暗号資産(仮想通貨)は何百種類もあり、そのうち何種類の通貨が10年後も残っているかわからないということだけは肝に銘じておく必要があります。(長期保有しない場合は関係ないデメリットです)
価格のボラティリティ(上下動)が大きい
これはメリットでもあり、デメリットでもあります。
為替FXも変動はありますが、数日で50%下落なんてことは滅多にありません。ですが暗号資産(仮想通貨)の場合は種類にもよりますが、そういうことも起きます。逆に数日で2倍3倍になったりすることもあります。
ボラティリティが大きいということは急に変動します。暗号資産(仮想通貨)は24時間世界中で取引されているので、日本人の私たちが寝ている深夜に大きく値動きをすることもよくあります。その場合、想定以上の損をする危険もあるということは認識しておきましょう。
ハッキングにより資産を失う可能性がある
前述したステーキングやファーミングで通貨を預けていたり、暗号資産(仮想通貨)取引所に置いてある暗号資産(仮想通貨)はその預け先がハッキングされた場合に資産を失う可能性があります。
実際にこれは日本の暗号資産(仮想通貨)取引所「コインチェック」で実際に起きてます。
また、GameFiなどのゲームでもハッキング事件はあります。この場合に私たちにできる防衛手段はあまりありませんが、ステーキングなどをしていない暗号資産(仮想通貨)は個人で管理できるソフトウォレットやハードウォレットに移して、自己管理するという防衛手段はあります。
ステーキングやファーミングしている場合は資金を移すことはできないので、なるべく有名で大きな取引所を選んで通貨を預けるようにしましょう。または過去にハッキングを受けた際に資産を補償しているところもありますから、そういうところを選ぶといいです。(ググるとでてきます。)
◆ 注意:近年ブリッジを狙ったハッキングが多発してます!
【暗号資産(仮想通貨)】やばい、ブリッジが世界中のハッカーに狙われている。
2021年から暗号資産(仮想通貨)のブリッジが世界中のハッカーに狙われています。なぜブリッジが狙われているのか?狙われやすいのか?だいたいわかったので、皆さんに注意喚起を込めてこの記事を執筆します。これを理解せずに暗号資産(仮想通貨)、特にDeFiで暗号資産(仮想通貨)を扱うのは危険です。
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元本割れが起きる
暗号資産(仮想通貨)メリットのまとめでも書きましたが、暗号資産(仮想通貨)価格そのものが下がって元本を割る可能性もあります。しかしこれも株や為替FX、先物などの投資や投機では当たり前に起こりうることなので、暗号資産(仮想通貨)に限ったデメリットというよりは、投資や投機のデメリットです。
レンディングでは元本が補償されているものもありますが、その分リターンは少ないです。(それでも預金の年利より1000倍以上ある)
※ レンディングを行っている企業が倒産した場合は元本は補償されません。これは株や為替も同じ
詐欺が多い
詐欺と一言でいっても、いろんな種類の詐欺があります。
株や新規事業などの投資詐欺と同じような暗号資産(仮想通貨)詐欺もありますし、暗号資産(仮想通貨)独自のサギもあります。
クレジットカードや銀行預金を狙ったフィッシングという詐欺がありますが、暗号資産(仮想通貨)でもあります。フィッシング詐欺とは偽サイトや偽アプリに誘導して資金を奪うというものです。
暗号資産(仮想通貨)の場合は偽サイトや偽アプリに誘導してからウォレットに接続させてお金を奪うという手口で、その場合狙われるのはウォレットのシークレットリカバリーフレーズです。これを聞き出して資金を奪うという方法です。
それからNFT関連でも詐欺が多く、ゲームアプリでも多いので気を付けましょう。
これらは自分で自己防衛できるものなので、よくわからない状態でお金を振り込んだり、NFTを送信してはいけません。それとシークレットリカバリーフレーズなどをサイト上やアプリ上で聞かれたり確認を求められることは絶体にないので、注意しましょう。
もし求められたらすぐにサイトを閉じて、ウォレット接続を解除しましょう。
◆シークレットリカバリーフレーズに関する防衛はこちらの記事の後半で書いてます。
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税金が複雑
利益が20万円を超えた場合は課税対象となります。(雑所得に区分される)
暗号資産(仮想通貨)の場合はいろんなパターンがあり、想像以上に面倒なデメリットです。
私もすべてを把握しているわけではないですが、例えばビットコインを買い値上がりして売った場合の差額利益は収入となります。ここまでは為替や株と同じですが、暗号資産(仮想通貨)の場合は日本円ではなく別の暗号資産(仮想通貨)に変換した場合でも差額利益が収入となります。
また年をまたいだ場合とそうでない場合などで違ってきたり、
レンディングやステーキングなどの利息に対しても当然税金がかかりますが、ゲームアプリ内で得た通貨に関してはどの時点で課税対象となるのか?一定期間まで引き出せないステーキングなどはどうなるのか?そういったもろもろのことは、税務署に問い合わせるのが一番確実でしょう。
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デメリットのまとめ:
法定通貨の投資や投機に比べてデメリットは多いです。
もう一度こちらをご覧ください。
- 数年後無くなっている可能性がある
- 価格のボラティリティ(上下動)が大きい
- ハッキングにより資産を失う可能性がある
- 元本割れが起きる
- 詐欺が多い
- 税金が複雑
法定通貨より暗号資産(仮想通貨)の方が通貨が無くなる確率は高いですし、ボラティリティに関しても為替FXより動きが早いです。元本割れに関しては株やFXでも同じ。
倒産に関しては銀行預金なら、預金保険というもので1,000万円までは返還される補償がありますが、暗号資産(仮想通貨)にはありません。
ハッキングや詐欺が多いのも暗号資産(仮想通貨)の特徴。ただし、自己防衛できるものもあるので、くれぐれも通貨の送金は慎重に行うべきです。アプリやウェブサイトにウォレット接続する際もアドレスの確認などをして慎重に行いましょう。
◆私がお勧めするやり方は最初は数万円程度でいいので、とにかく暗号資産(仮想通貨)に触れておくことです。それだけでも随分と知見が広まり、アンテナの感度が良くなるはずです。
暗号資産(仮想通貨)やNFTなどの暗号資産はまだまだ始まったばかりで、これからサービス改善や法整備が整う世界です。まずは利益目的ではなく、経験として少額を扱うのがお勧めです。
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