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【暗号資産(仮想通貨)】DeFiでいま何が起きているのか把握して経験を糧にする

DeFi & CeFi ニュース

「DeFi分野でいま何が起きているのか?ピーク時と比べてどうなっているのか、数値で知りたい。」

このような疑問に答えます。

この記事は、今回の下落で大きな損を出した人やこれからも暗号資産(仮想通貨)やDeFiをやっていこうとしている人向けの記事です。

これを書いている今(2022年7月上旬)は暗号資産(仮想通貨)価格は大きく下落して、完全に弱気相場になっています。大きく下落したのには原因があり、その原因は数年後か十数年後には再び起き、同じことが繰り返される可能性が高いです。

この下落に伴い、DeFi領域での変化をここに書き残す為にこの記事を書いてます。

この暴落によって起きているDeFiの現状を書き残すことは、未来への利益を確保することと、損失を減らすことに繋がります。

理由は、相場はいつも繰り返すからです。
人が取引をしている以上、必ず繰り返します。

この下落相場がいつしか反転し上昇するのが当たり前になった数年後には、今回下落した痛みは薄れるか忘れ去られます。

そして、今回の痛みを知らない新たな参加者により上昇バブルが活気付きます。

今回の下落とその後の状況を忘れた人達は、新たな参加者達と共に相場や暗号資産(仮想通貨)の餌食になるだけなので、きちんと覚えておきましょう。

これを書いている私は、資産の大半を暗号資産(仮想通貨)にして運用中。NFTも3つのマーケットプレイスで販売しています。

【暗号資産(仮想通貨)】DeFiでいま何が起きているのか?を把握する

【暗号資産(仮想通貨)】DeFiでいま何が起きているのか?を把握する

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暗号資産(仮想通貨)全体の状況:
2021年11月にBTCもETHも史上最高値をつけました。
その後12月上旬には下落し始め、2022年1月からの半年間で大きく下落している。

最高値からBTCで60%以上の下落。ETHで70%以上の下落をした。
(その他の多くの暗号資産(仮想通貨)が90%以上の下落をしている)

2022年の暗号資産(仮想通貨)大暴落の原因はこちらで解説してます。

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データでみるDeFiの現状

※ 今回の記事は海外メルマガ「Bankless」の一部を翻訳&編集したものです。数値はそのまま引用してます。

ステーブルコインの供給量

ステーブルコインの時価総額(供給量)は現在1,567億ドルです。これは、2021年5月のピーク時の1,889億ドルから17.1%の減少です。この減少は、ピーク時に時価総額が187億ドルを超えていたUSTの崩壊と一致しています。これにより、パニックの中で保有者が資産を償還したため、USDT、BUSD、DAIなどの他のステーブルコインの供給が減少しました。

ステーキング合計値(TVL)

マルチチェーンDeFi(複数のブロックチェーンが扱えるDeFi)全体のTVLの合計は62.59億ドルです。これは、2021年12月に達成された過去最高の1,868億ドルから、66.5%の減少に相当します。このドローダウンは、ETHやwBTC(イーサリアム上のBTC)などの広く統合された資産の減少。

DEX(分散型取引所)ボリューム

月間DEXボリュームは、2021年11月21日のピークである3,086億ドルを大きく下回っています。2022年6月のボリュームは、現在、1033億ドルになっています。これは、10プラットフォームのサンプルセット全体で66.2%の減少を表します。取引活動と価格上昇には高い相関関係があるため、この下降傾向は過去数か月の市場の弱さに起因する可能性があります。

借入量(BTCなどを担保に別の暗号資産(仮想通貨)を借りてる量)

貸付プロトコルの未払い債務の価値を測定する借入額は、現在51億ドルにのぼります。これは、2021年12月のピーク時の211億ドルから75.3%の減少に相当します。ローンレバレッジに対する需要の減少は、現在の弱気相場の直接的な要因です。

トークン価格

DeFiトークンは、2021年春の史上最高値から急落してます。DPI(運用資産(AUM)による最大のDeFiインデックス)は、ピーク時の$ 656.49から90.3%下落。現在、63.45ドルで取引されています。

これらの広範な市場の弱点を超えて、14個のDeFiトークンのバスケットを保持するDPIの低下は、インフレトークン(価値の下がった暗号資産(仮想通貨))の報酬によって悪化しています。多くのDPI構成員は、現在の市況でははるかに魅力的ではないインセンティブであるアクティブな流動性マイニングプログラムを提供しています。

まとめ:
暴落時には上記のように、さまざまな数値はかなり減少します。これくらいの減少がほんの数か月で起きることを頭に入れておくことが重要です。

DeFi領域での運用はハイリターンですが、それはハイリスクによってもたらされていることを忘れてはいけません。

資本はDeFi関連から去っています。ユーザーは取引が少なく、借り入れも少なくなっています。ステーブルコインは、何十億もの人々によって恐ろしい、悪夢を見せている。

これはすべて、DeFiトークンが市場価値を出血させ続けている一方で、世界経済が独自のより大きく、より悪いクマ(下落相場)になっていることが原因です。

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DeFiは今も正常に作動している

UST(ステーブルコイン)、Terra(USTのレイヤー1 )、Celsius (CeFiバンク)、Three Arrows Capital(TerraのVC )の急速で連続的な負の伝染は、発見から数日以内に病弱な箇所から生まれ、その親組織に急速に広がり、致命的な結果をもたらしました。

(※ UST、Terraの価値は99.9%下落。Celsius、Three Arrows Capitalは破産。)

UST、Terra、Celsius 、Three Arrows Capitalについてはこちらで解説してます。
暗号資産(仮想通貨)が大幅下落した3つの原因。これを理解すれば、次の利益に繋がる

最終的に、これらのプロジェクトはいずれもイーサリアム上に構築されておらず、DeFiプラットフォームでもありません。実際、DeFiが提供する完全に透明でオープンな金融システムの価値提案は、その結果としてこれまでになく明確になっています。

2022年7月現在のDeFi領域はかなりの収縮期の真っ只中にありますが、実際にはDeFiは問題なく動作しています。(私自身は通貨価値そのものが下がった以外にDeFiによる損失は受けていない。利回りが下がったが、未だにレンディングもファーミングも正常に利息がついている。)

いまの状況はかなり大きな負の要因が重なったことによる結果です。なので、今後このようなドローダウンは一つの指針となります。今回のドローダウンを頭に入れて資産運用するのが、今回のことを最大限活かす最善の方法でしょう。

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