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仮想通貨ビットコインのチャート分析【取引所によってチャートが違う】

チャート分析

「A社のチャートだと節を抜けたけど、B社のチャートだとまだ抜けていない。こんなとき、どっちを信頼すればいいのかわからない・・・」

このような疑問に答えます。

私のツイート

この記事を見て、普段私が見ている取引所のチャートで確認すると、まだトレンドラインを抜けていなかった。

こんなとき、どっちを信用すればいいのか?
これについて書きます。

◆この記事を読めば、取引所によって違うチャートでも迷わないし、節を抜ける基準も明確になります。

これを書いてる私は、株と為替FXを足してトレード歴15年。あのライブドアショックやリーマンショックも経験し、共に無傷で生き残っています。

 

仮想通貨ビットコインのチャート分析は取引所によって違う

仮想通貨ビットコインのチャート分析は取引所によって違う
ネットニュースで「ビットコインが週足での下降トレンドラインを越えてきた」と書いてあったので、私が使っている取引所(バイナンス)で確認したところ、まだ越えていなかった。

私が普段使っている取引所でのBTC/USDTの週足チャート
BTC 10.6 1Wa
こんな感じでまだ越えていない。

こういうことはよくあることで、株のように一か所だけで取引が行われていれば、出来上がるチャートは一つだけだが、為替FXや仮想通貨取引所などでは各取引所のデータに基づいてチャートが形成されるので、取引所の数だけチャートが作られる。

トレード用語解説:
・トレンドL(ライン)とは相場が上下のどちらに向かっているのかを示す線。
・サポートL(ライン)とは支持線という意味で、下落を阻む買いが生じやすいポイントという意味。
・レジスタンスL(ライン)とは抵抗線という意味で、上昇を阻む売りが生じやすいポイントという意味。

 

こういう時どっちを信用すればいいのか?

結論:どちらでもいい。
どちらでもいいからそのチャートを使い続けることが重要です。

理由は、どっちのチャートが得か損かというのはエントリーのタイミング、手仕舞いのタイミングなどの売買ルールによって変わるので、チャートそのものとは関係ないからです。

今回はこっちが有利だったから、次回はこっちのチャートにしよう。などと、毎回使うチャートを変えていると、基準に一貫性がなくなり後で検証しようにもできなくなります。

なので、どこの取引所のチャートを基準にしてもいいのですが、そのチャートを使い続けることが重要です。

BTC/JPYの週足チャート
BTC 10.6 1W
さっきのチャートは対米ドルでしたが、これは対円チャートです。

対円チャートですと、まだまだ届いていません。
ドルと円の関係が動いているから当然と言えば当然ですが、海外の記事では基本前提がBTC対米ドルなので、注意が必要です。

対円と対ドルではチャート形成が違いますから。

 

どうなったら抜けたと判断するのか?

BTC 10.6 1Wa
今回のトレンドラインは週足チャートで引けるものです。

ですから、基本は週足チャートでローソク足の終値で越えたかどうかで判断するのが最適です。

週足で引いたラインを日足ローソクで越えたという判断は、時間軸が統一されていないため都合よく解釈してしまう可能性が出てきます。

 

ボックスレンジを越える前に下降トレンドを越えたら?

BTC/USDT 日足チャート
BTC 10.6 1D
最近のビットコインは図で示してるように、サポートL(青線)とレジスタンスL(黄線)との間のボックスレンジ内で動いてます。

このボックスレンジ内の動きのまま下降トレンドLを越えた場合、越えた意味はあるのか、ないのか?

Twitterで紹介した記事はこのことを書いていて、あまり意味がないとしています。

この場合は、力の強弱を見る必要があります。

週足で引ける下降トレンドLと日足で引けるサポートL&レジスタンスLのボックスレンジでは、週足で引ける下降トレンドLの方が強いパターンです。

なので、この下降トレンドLが有効ならば、ボックスレンジ下限のサポートLを下抜いて安値を更新するはずです。

ボックスレンジのライン上下を、どちらも越えずに下降トレンドLを越えてきた場合は、下降トレンドLが効いていないことを意味するので、これは強気派(買い手)にとってはいい材料となります。

最近の出来高が急増していることを考えても、今回のボックスレンジはただのもみ合いではありません。売り方買い方の激しい攻防の結果によるレンジ内の動きです。

ですから、レンジの上限を超える前に下降トレンドLを越えることには意味があります。その上で、レンジ上限のレジスタンスLも越えてくるようならば、強気派にとってはさらに好材料となります。

 

本記事のまとめ

  • どの取引所のチャートを使ってもいいが、それを使い続けることが重要
  • 対ドルチャートと対円チャートでは若干違う動きになる
  • 上の時間軸のレジスタンスLやサポートLを越えることには意味がある
  • 出来高を見て、ただのもみ合いかそうでないかを見極める

◆今回の記事はチャート分析とテクニカル分析の要素も含んだ内容になってしまいました。

チャートを理解するにはやはり最低限のテクニカル分析の知識は必要になります。このブログではテクニカル分析方法についても解説していますので是非ご活用ください。

ページ上の「CHART」→「チャート分析」をクリックすると、チャート分析記事がでてきます。「リアルチャート分析と解説」の方も勉強になると思います。

重要な動きがでたら、またチャート解説記事を書きます。(リアルタイム解説なので、お見逃しなく)

みなさんの参考になれば幸いです。
共に頑張りましょう。

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◆下記の記事でテクニカル分析方法について書いた記事をまとめてます。

チャート分析を独学したい方はこちらの記事が役立ちます。

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トレードを独学するのなら、この記事が参考になります【有料級】

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◆トレードに必要なのは技術だけではありません。メンタル、マインドについても実体験をもとに書いてます。

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仮想通貨を独学で学びたい人はこちらの記事をどうぞ