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【暗号資産(仮想通貨)】ドルコスト平均法は本当に初心者向きか?解説します

クリプト全般 仮想通貨の基礎知識

「ドルコスト平均法ってどういうもの?よく聞くけど、ほんとにいいの?初心者でもできるのかな?わかりやすく教えて欲しい。」

このような疑問に丁寧にお答えします。

✓今回の記事内容
  • ドルコスト平均法は本当に初心者向きか?            
  • ドルコスト平均法のメリット・デメリット         
  • ドルコスト平均法は暗号資産(仮想通貨)に向いているか?          

これを書いてる私は、株と為替FXを足してトレード歴15年。あのライブドアショックやリーマンショックも経験し、どちらも無傷で生き残ってます。

ドルコスト平均法は本当に初心者向きか?

ドルコスト平均法は本当に初心者向きか?
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結論:ドルコスト平均法は初心者向きです。

断言します!
というより、株も為替FXもしたことがない人なら、ドルコスト平均法で購入するの一択です。

理由の前にドルコスト平均法がどういうものか?説明します。

ドルコスト平均法とは?

一定期間毎に一定金額購入するというのがこの手法です。

例えば毎月1日に1万円ずつビットコイン(BTC)を購入するというやり方です。

いつ?いくら?購入するかは個人の自由で、使える資金によっても変わります。あまり間隔が狭かったり、間隔が広かったりすると平均が偏ってしまうので、毎月とか、2ヶ月、3ヶ月、6ヶ月に一回などにすると良いと思います。

購入する時の価格は一切気にする必要はありません。
気にしてしまうと、購入にブレが生じます。ブレが生じると平均が偏ってしまいますから。

感の良い方はお分かりかと思いますが、これは投資信託などの積立投資みたいなものです。

ドルコスト平均法が初心者に向いている理由

ドルコスト平均法は次の前提条件のもとに、有利性を発揮します。

【前提条件】

  • 相場の動きは誰にもわからない
  • いつが一番安いのか?いつが一番高いのか?誰にもわからない
  • 相場の価格変動は波動の軌跡を描く(上下に動きながら進む)
  • 投資は安く買って高く売るのが基本

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相場の動きは誰にもわからない

相場価格がどのように動くのか?分かる人は一人もいません。そんな人がいれば、ビルゲイツやイーロンマスクよりお金持ちです。

ずっと値上がりしていた価格が、翌日からいきなり暴落するかもしれません。その逆も然りで、ずっと下げていた価格が翌日からいきなり急上昇するかもしれません。

相場の動きは誰にもわからないし、読めません。まずはこれを頭に入れておきましょう。

「そんなことを言っても、プロのトレーダーはある程度わかるから利益が出せているんでしょう?」と未経験者や初心者、さらには中級者の人は思うかもしれませんが、プロは確率に基いてトレードしてます。「勝率が5%だけ高い」という方に賭けているのです。

実際には利益と損失の比率(リスクリワードレシオ)なども含めてトレードするのですが、勝率30%でも利益を出すプロもいます。

これ以上はトレードに関する詳しい話になるので、これくらいにしておきます。

トレードに興味がある方はこちらの記事をどうぞ(経験から本気で書いてます)
≫ 暗号資産(仮想通貨)初心者が短期トレードで最初に学ぶべきこと【まとめ記事】
すぐにでもトレードの勉強を始めたい方はこの記事を読むべきです。
≫ 【保存版】トレードで稼ぐための10ステップ完全ロードマップ【重要】

いつが一番安いのか?いつが一番高いのか?誰にもわからない

今の価格が一番安いですか?一番高いですか?

初心者の方ならなおさらですが、プロだってわかりません。プロの場合は確率と経験から安い方だろう。高い方だろう。という目測は立つけども、一切当てになりません。そんなことを根拠にトレードしていません。(多くの人がこれを勘違いしている)

いつが一番安いのか?一番高いのか?は誰にもわからないし、今が安いのか?高いのか?もわかりません。だから、価格は一切気にせずに一定期間毎に一定金額を買うのです。

【イメージとしてはこんな感じ】

ドルコスト平均法
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丸が付いている箇所が購入する場所。

3では高値で買ってますが、1や6では安く買えてます。繰り返しますが、今が一番安いのか?誰にも分らない以上、1で投資資金を全投入で買うのは危険です。

結果的に見れば1では安かったことになりますが、それは結果論です。その時点では誰にもわかりませんし、その後急落していたかもしれません。

だから、なにも考えずに一定期間毎、一定金額を購入することが大事です。

よくやるミスで、前回より大きく下がったから、今回は倍の金額分を購入しようとしてはいけません。誰にもわかりません。もっと下がるかもしれないのですから。

相場の価格変動は波動の軌跡を描く(上下に動きながら進む)

先ほどの図

ドルコスト平均法
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相場価格はこのように上下動を繰り返しながら、進んでいきます。

これを日足チャートだとすると、4時間足チャートで2から3にかけて表示すると、やはり上下の波動を描いて価格は推移しています。

このように、ずっと高値圏だけで買うというリスクを下げることができます。ただし、100%そのリスクがないわけではありません。ずっと右肩上がりの場合はそのリスクが生じますが、いずれは下に動きます。

いつ価格が下に動き出すのかは、誰にもわかりません。だから、ドルコスト平均法で重要なポイントは一定期間毎に一定金額を購入するという以外に、「長期的に継続する」ということです。

長期になればなるほど、平均化されていきます。(なので、長期予定で買う量を決めるといいです。最低でも5年以上のスパンで考えておいた方がいいでしょう。)

投資は安く買って高く売るのが基本

安く買って高く売る。実にシンプルですが、これが死ぬほど難しいのです。

なんども書いてますが、いまが安いのか?高いのか?誰にもわからないからです。ドルコスト平均法は購入価格を平均化させます。

これはつまり、思いっきり安く買えるわけではないけども、思いっきり高く買うわけではないということです。

ビットコインが取引されるようになった2010年から2022までのどの期間を切り抜いても、5年スパンでドル平均法で損した期間はないそうです。(すいません、情報元を忘れてしまいました。)

もちろん2年とか3年スパンでは損をする期間はあります。なので、5年スパンくらいを目安にすると良いと思います。

次にドルコスト平均法で利益が出せる前提条件

  • 長期的にみて、右肩上がりである 
  • 購入した暗号資産(仮想通貨)が無くならない
  • 購入している取引所に暗号資産(仮想通貨)を預けてる場合、その取引所が倒産しない

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長期的にみて、右肩上がりである

 
長期的とはどれくらいの期間か?というのが難しいポイントではあります。
ここは、自分が投資を続ける期間と考える方がいいでしょう。

なので、最低は5年以上を見ておくといいです。(ただし、絶体ではない。)

購入した暗号資産(仮想通貨)が無くならない

購入した暗号資産(仮想通貨)がゼロ価値になったら、なんの意味もありません。

実際に2022年5月にはテラが発行していたUSTとLunaという暗号資産(仮想通貨)はほんの数日で価値が実質ゼロとなり、なくなりました。

ですから、初心者の方であれば、有名な暗号資産(仮想通貨)だけにしておいた方がいいでしょう。

私がこれがいいですよ・・・などと書くと、それは投資アドバイスや助言等になってしまう可能性があり、おそらく違法になりますからできません。(投資アドバイス等は認可されたところしかできませんので)

もし、「この通貨がいいですよ」などと言っている人は詐欺の可能性が高いので注意してください。特に聞いたこともない暗号資産(仮想通貨)なら、ほぼ詐欺でしょう!走って逃げてください!!

購入している取引所に暗号資産(仮想通貨)を預けてる場合、その取引所が倒産しない

ほとんどの方が取引所で購入したら、そのまま取引所に預けっぱなしでしょう。わざわざ個人のウォレットに移し替える人はごく少数です。手間ですしね。

しかし、ここにもリスクがあります。
ハッキングリスク、倒産リスクです。

コインチェックでは実際にハッキング被害にあっています。
ハッキングの場合、失った通貨が補填されるのかはわかりません。

倒産リスクもあります。
みんな日本の企業は大丈夫だろう。と思っているかもしれませんが、リスクは常にどこにでもあります。

リターンがあれば必ずリスクもあります。

倒産した場合も、いまのところ法律上では暗号資産(仮想通貨)は保護されていないので、あなたの暗号資産(仮想通貨)が戻ってくるかどうかはわかりません。

初心者を脱した方は、
個人のソフトウォレットやハードウォレットに資金を移すことも考えておいた方がいいでしょう。

ちなみにメタマスクにはビットコインは送れません。記事内にあるハードウォレットなら入れられます。

ドルコスト平均法のメリット・デメリット

ドルコスト平均法のメリット・デメリット
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ドルコスト平均法には当然メリットとデメリットがあります。

メリット

  • 手間や時間がかからない
  • 初心者にでもできる
  • 高値掴みを避けられる
  • 少額からできる

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手間や時間がかからない

相場価格やチャート分析などをする必要がないので、手間がかかりません。

初心者にでもできる

上記の理由で、初心者やサラリーマン、主婦にもできます。

高値掴みを避けられる

価格が高値圏の時に買ってしまい、その後価格が下落して含み損を抱えることを「高値掴み」と言います。

一度に大量の暗号資産(仮想通貨)を購入すれば、運が良ければその後上昇して短期間で大きく利益がでますが、運が悪ければその後暴落して大きく損をします。

大事な資金を運任せにしますか?

少額からできる

一度に大量に買わず、少しずつ購入していくので少額資金からでも出来ます。

というより、最初は少額資金がお勧めです。これで価格が大きく上昇した場合は、「もっと買っておけば良かった」などと後悔することになりますが、そういうことは滅多にありません。

それに、損したわけではないので、後悔すること自体がおかしいのです。

相場では、利益よりも損失に焦点をあてることが重要なのですが、これがなかなか理解されにくい概念です。だから、トータルで勝てる人が少ない(これ真実)。

デメリット

  • 短期間で大きな利益は出にくい
  • 手数料がかさむ場合がある
  • いつ売るか?(止めるか)の判断が難しい

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短期間で大きな利益は出にくい

ドルコスト平均法は小さく積み立てていく投資方法なので、長期的な投資です。だから、短期間では大きな利益は出にくいです。

短期間で利益を出したければ、トレードを勉強して短期、中期トレードをするしかありません。

手数料がかさむ場合がある

暗号資産(仮想通貨)取引所では、売買の時に手数料がかかることがあります。その場合は購入の度に手数料がかかります。

ここまでは、ほとんどの方が理解できると思いますが、
暗号資産(仮想通貨)取引所によっては売買の価格差(スプレッド)というものがあり、ひどいところだと5%くらい差があるところがあります。

実はこのスプレッドが見えない手数料になってます。

ドルコスト平均法は価格を気にしなくてもいいと描きましたが、同じ日時で数%安く買える暗号資産(仮想通貨)取引所があるのなら、毎回そこで買う方が良くないですか?

これはA社がB社より常に高い価格提示をしていることがほとんどなので、最初に取引所を選んでしまえば、後は気にする必要はありません。

後日お勧めの取引所を紹介するつもりでいます。というのも、他のサイトやブログでは有名だけど、ひどい取引所を紹介しているところが多いからです。

いつ紹介記事を書くかはわからないので、このサイトをブックマークしておくことをお勧めします。
 

いつ売るか?(止めるか)の判断が難しい

これは、ドルコスト平均法に限った事ではありません。

実はトレードというものは、損切より利確の方が難しいのです。
私も以前は利確でさんざん悩まされました。(贅沢な悩みです)

同じことを書きますが、
「いまの価格は安いのか?高いのか?」これは誰にもわかりません。

ということは、誰もベストのところで利確することはできないのです。

だから、 いつ売るか?(止めるか)の判断は難しくて当たり前だと割り切って行動するしかありません。

トレードというものは自分の愚かさを知るゲームです。
さんざん、自分の愚かさを思い知らされます。
そして悟ります・・・「上手にやろうとしてはいけないんだ!」ということに。

ちょっと経験者でないと理解できないことを書いてしまいました。

ドルコスト平均法は暗号資産(仮想通貨)に向いているか?

ドルコスト平均法は暗号資産(仮想通貨)に向いているか?
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ドルコスト平均法が向いているのは上下動(ボラティリティ)が大きい相場です。

そして、暗号資産(仮想通貨)は株や為替FXなどと比べてボラティリティが大きいです。(私は株も為替FXも経験があります)

結論:暗号資産(仮想通貨)こそ、ドルコスト平均法が向いている相場。

どんな人が向いている?

【ドルコスト平均法で重要なこと】

  • 一定期間毎に購入する
  • 一定金額を購入する
  • 長期的に購入する(最低5年スパン)

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この条件が揃わないとメリットが薄れます。
つまり、コツコツ続けられる人が向いています。

一発逆転ではなく、長期的視野で利益を狙い行動できる人が向いてます。

それと初心者、初めて購入する人はもちろん、短期トレードが得意という人以外は全員この買い方が向いてます。

それから、普段働いている方の副業としても向いています。(土日関係なく売買できます)なので、サラリーマンや主婦にも向いてます。

逆に向いていない人は短期的に利益を上げたい人です。
こういう人は、チャート分析やテクニカル分析方法などを学んでから短期から中期トレードをすることをお勧めします。

トレードの勉強では何をすればいいのか?こちらで書いてます。
≫ 初心者が暗号資産(仮想通貨)短期トレードで最初に学ぶべきこと【まとめ記事】

まとめ:ドルコスト平均法

ドルコスト平均法を実践する上で重要なこと

  • 一定期間毎に購入する
  • 一定金額を購入する
  • 長期的に購入する(最低5年スパン)

価格も見ずに購入するのは怖いです。ですが、一度に買った後に暴落すれば、もっと怖い目にあいます。

重要なのは、どれくらいの予算なら自分はいけるか?
余剰資金で試すのが一番いいでしょう。

リターンを狙うのなら、リスクはつきものです。
「ぜったい儲かる」という言葉は詐欺師以外は使いません。

そのリスクを許容出来る範囲内の資金で行いましょう。

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暗号資産(仮想通貨)の基礎知識を学びたい人はこちら