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【暗号資産(仮想通貨)基礎知識】TGEとICOとは?両方の違いも解説

クリプト全般 暗号資産の基礎

ときどき暗号資産(仮想通貨)関連ニュースで出てくる言葉「TGE」と「ICO」。この用語について解説します。この言葉は暗号資産(仮想通貨)を投資する際に重要になってくるので、本記事を一読しておきましょう。

投資と言うと、大金を持った人でないとできないイメージがありますが、暗号資産(仮想通貨)に関しては大金を持っていなくても、いまなら10万円くらいから投資すれば、10年後には複利で10倍になって帰ってくることも珍しくないと思います。

そのためにはどの暗号資産(仮想通貨)に投資するか?という判断が重要になり、その判断基準の一つとして「TGE」という言葉が重要になります。この記事ではなるべくわかりやすい言葉で解説しますので、初心者の方でもわかるようになります。

これを書いている私は、資産の大半を暗号資産(仮想通貨)にして運用中。NFTも3つのマーケットプレイスで販売しています。

【暗号資産(仮想通貨)】TGEとICOとは?両方の違いも解説

【暗号資産(仮想通貨)】TGEとICOとは?両方の違いも解説
TGEより先にICOについて解説します。

ICOとは?

言葉の説明:
ICOとは「Initial Coin Offering」(イニシャル・コイン・オファリング)の略です。

一言説明:
これは暗号資産(仮想通貨)を発行し販売して資金調達すること。
株式会社が株を発行して販売するのと同じ原理です。

Q:誰が発行するのか?
A:暗号資産(仮想通貨)関連のプロジェクトを行う組織です。
その組織が独自の暗号資産(仮想通貨)(トークン)を発行します。

通常は発行されるトークンは「ガバナンストークン」と呼ばれるもので、これを持っている人はプロジェクト運営にかかわる投票権や意見を言えるようになります。

それとガバナンストークンを多く持っているほど、プロジェクト運営への影響力が高くなります。

暗号資産(仮想通貨)発行は無料でできる

じつは暗号資産(仮想通貨)を発行することは誰でも無料でできます。(私も試しに作ってみました)

ですが、私が作った暗号資産(仮想通貨)の価値はゼロです。
同じように、無料で発行されたガバナンストークンも本来は無価値です。

Q:それでいったいどうやって資金を調達できるの?

A:ホワイトペーパーを作成して公表する。
ホワイトペーパーと呼ばれるプロジェクト計画書を作成して発表し、このプロジェクトがいかに有益で、将来はトークンの価値が上がる可能性が高いということを、投資家へアピールします。

※ホワイトペーパーにはプロジェクトの概要、特徴、計画などが記されてます。

ですが、ホワイトペーパーは自分たちで作った資料であり、それの信頼性や実現性は別です。

例えば開発者に元Googleの凄腕プログラマーが参加しているとか、すでに成功させているプロジェクトがあるやり手の人物が起こしたプロジェクトとかだと、信頼性や実現性があるとみなされて資金調達も容易でしょう。つまりすでに実績があれば信頼性は生まれる。

Q:そんな実績がない場合はどうなるのか?
A:資金調達は難しい。

そこで、第三機関による審査が生れたのです。
それこそが、「TGE」と呼ばれるもの。

備考;
株の上場は簡単ではありませんが、ICOなら株と比べ簡単に行えて資金調達できます。
しかしICOは株などと違い、いまのところなんの法規制もなく、集めた資金の返済義務もありません。なので、投資家側からすればリスクが高いです。

もし詐欺目的でICOを行ったとしたら、投資資金はすべて失います。近年ICO投資が盛んになるにつれ、詐欺などのリスクも増加してます。ICOの9割は詐欺だと言われているくらい増加してきている。

そのようなリスクを避けるために、第三者機関による審査というものが誕生して、重要な意味を持ちました。

TGEとは?

言葉の説明:
「TGE」とはToken Generating Even(トークン・ジェネレーティング・イベント)の略です。

一言説明:
第三者機関による審査を通ったプロジェクト案件。

前述したように、資金調達を目的に独自暗号資産(仮想通貨)を発行するICOを行うプロジェクトは沢山あります。その中で、第三機関による審査に合格することで「信頼性」を生み差別化を図るためのもの。

Q:誰が審査するの?
A:CTIAというスイスに本社を置く会社

言葉の説明:
CTIAとはCrypto Token Investment Advisory(クリプト トークン インベスティメント アドバイザリー)の略。代表取締役は日本人の手塚満氏

一言説明:
ICO投資のアドバイザー、TGEマーケティングとTGEコンサルティングを行っている会社。

ただし、この会社自体も公的機関ではなく、ただの民間会社です。だから日も浅く、審査を通った会社も少ないですし、まだ成長過程なので結果が出ていません。だからこそ、CTIA自身がこれから実績を作るためにも審査基準は高く、審査を通るのは難しいです。

Q:何を審査するの?
A:コンプライアンス(法令や規則)とデューデリジェンス(企業価値やリスクの調査)

もう少し具体的な審査内容

  • プロジェクトの内容
  • トークンの活用方法
  • 流通の仕組み
  • 財務状況
  • 調達した資金の使途
  • コンプライアンス(法的な問題)

TGEに参加する一般ユーザーにも、KYC(顧客確認)とAML(マネーロンダリング対策)の審査基準を設けています。

Q:審査に通るメリットは?
A:審査に通れば、投資家に対して「信頼」が生れる。「信頼」は多くの投資家と多くの資金調達に繋がる。

審査に通ったプロジェクト例

  • Centrality
  • ARDAT
  • Proxeus
  • SophiaTX
  • PLUG

TGEの第一弾として開始されたプロジェクトのCentralityは、

2018年1月15日に実施されたICOで100億円相当のトークンがわずか6分で完売しました。このように審査に通るメリットは、本来の目的である資金調達に現れる。

Q:審査のデメリットは?
A:審査に通らなければ、資金調達が遅れる。

前述した審査内容のように、審査基準は厳格です。そのため審査に通らないプロジェクトもある。CTIAからアドバイス等を受けられるが、それを改善して再審査という流れは本来の目的である資金調達を遅らせることになり、プロジェクト進行に遅れが出る。

このように審査を受けるにはデメリットもあるため、よほどしっかりしたプロジェクトでない限り審査を受けようとはしません。そのことが逆に審査を通ったTGEプロジェクトという信頼性を生む。

* * *

いかがでしたか?
ICOとTGEそれぞれ理解できたでしょうか?

もっと難しい説明もありますが、我々一般市民の個人が暗号資産(仮想通貨)売買をする上では、これくらいを理解していれば十分です。TGE案件のプロジェクトの今後の価格変動を注視して、上昇する確率が高いのなら、これから審査を通るプロジェクトに注視し、その通貨を買うという投資方法もあります。

最初にも書きましたが投資と言っても、なにも大金を費やす必要はありません。暗号資産(仮想通貨)、クリプトの世界はこれから急激に伸びる世界ですから、少額から始めても10年、20年スパンで考えた時、十分なリターンを望めます。

その為には行動の前に学びましょう。その次に行動です。

行動の順番

  1. 暗号資産(仮想通貨)関連のリスクと知識を学ぶ
  2. 行動する
  3. 経過を観察しながら、新しい情報も得る
  4. 行動の結果と新しい情報で変化に対応する

このような順番が大事です。
このブログではその手助けとなる情報、知識、リスクを発信しています。

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◆トレードに必要なのは技術だけではありません。メンタル、マインドについても実体験をもとに書いてます。