【チャート分析】ビットコインチャートで分析のやり方を解説【暗号資産(仮想通貨)】
ビットコインチャート分析や今後の予想を知りたい人「ビットコインチャートを分析してみたいけど、どう分析すればいいのかわからない。チャートってどうやってみるの?テクニカル分析ってどうやるの?ビットコインの今後の予測も知りたい。」
このような疑問に答えます。
- ビットコインチャートのテクニカル分析の方法
- ビットコインチャートの今後の予想
- ビットコインチャートの値動きパターンの特徴
この記事を書いている私は、株歴3年、為替FX歴12年の計15年トレード歴があります。ライブドアショックやリーマンショックを無傷で生き残ってます。
✓この記事を最後まで読めばビットコインチャートの癖がわかり、今後のトレードにきっと役立ちます。
もくじ
◆ ビットコインチャートのテクニカル分析
大きな足から順に見ていく
- 月足
- 週足
- 日足
- 時間足
- 分足
チャート分析はこのように大きな流れを掴んでから、徐々に小さな動きを見るのが分析のセオリー。 今後の予測予想をするだけなら、8時間足(8H)くらいまででいい。分足などは短期トレードの時に使う。
◇ 月足チャート
ご覧の通り、月足ではまだこれくらいのチャートしかありません。
ビットコインが暗号資産(仮想通貨)の中では一番歴史が長いですが、相場が大きく動き出したのは2017年くらいから。まだ5年しか経っていません。
重要な値は黄色線ですが、あまりレジスタンスとして機能していなかったので、これがサポートとなるかは不明です。月足ではまだ情報が少なすぎます。
◇ 週足チャート
まず重要なサポートラインがあり、ここを守りながら安値を切り上げて上昇しているのがわかります。週足になると情報が増えるのでいろいろ分かります。次の図を見てください。
黄線①の下げの角度と値幅が黄線②の下げ角度と値幅にほぼ一致してます。このような時に考えられる次の動きは赤線Aの角度と値幅が今後起こる可能性があります。それを示したのが赤線B。
こういう動きが予想される時は緑線が引けます。この2本の緑線はまったく同じ角度で、チャネルと呼ばれるものです。FXなどではこうしたチャネル内で動くことはよくあります。もし、この予想通りの動きになるとすると、7月くらいに最高値を更新するかもしれません。
もちろん相場はそんな単純な動きをしませんが、一番複雑なのはその目標地に到達するまでの過程だったりします。このチャネルは頭の片隅に置いておいた方がいいでしょう。(一つの予測として)
◇ 日足チャート
日足では重要なレジスタンスラインがわかります。ちょうど今重要なレジスタンスライン1に当たっているところ。それを上抜ければ、次はレジスタンスライン2で抵抗を受けるでしょう。
私はレジスタンス2より1の方が強い抵抗だと思ってます。(レジスタンスラインには強弱がある)理由は次の画像を見てください。
レジスタンスライン1が強い理由
- トレンドラインがサポートからレジスタンスに変わったポイント
- 重要なサポートラインを割った起点
- ある程度効いている移動平均線で反発したポイント
順に解説します。
1 トレンドラインがサポートからレジスタンスに変わったポイント
こういうポイントはなにもないポイントより重要度が増します。理由はトレンドラインを意識したプレーヤーがいるかもしれないからです。
2 重要なサポートラインを割った起点
この場合、サポートが何度も機能すればするほど、それを割ったことの意味は増します。この時のサポートは急下落を跳ね返した後に3回サポートされてます。なのでここを割った起点は重要です。
3 ある程度効いている移動平均線で反発したポイント
これはそれほど信憑性はないですが、この移動平均線はまあまあ機能しているように見えます。機能とは、レジスタンスやサポートになってるということです。まだビットコインチャートの歴史が浅いので、どの移動平均線が機能しているか否か判断するのは難しい状態です。
理由のまとめ
以上のようにいくつかの重要な要素が重なっていればいるほど強力になります。
ただし、レジスタンスライン2の方が出来高が多い。(通常、出来高があるほうが強さは増す)
◇ チャート分析で重要なこと
チャートにはその市場に参加しているプレーヤーの癖が反映されます。そして資金を多く持っているプレーヤーの癖がより反映されます。なので、まずはその癖を早く見つけることが重要。
私やあなたがサポートラインを信じていなくても、資金を持ったプレーヤーが信じていれば、そのサポートは機能するという理屈です。
そして、プレーヤーが違えば癖も違うので、いろんな要素の重要ポイントが重なるところは、いろんなプレーヤーの癖が重なるポイントでもあります。
◆ ビットコインチャートの今後の予測
いま現在(2022年4月)のビットコインの環境認識(全体像)は、2021年12月からの下落がWボトム(ダブルボトム)を形作って上昇に転じようとしているところ。
月足、週足では上昇トレンド継続中であることから、上げていく可能性は高い。
◇ 8時間足チャート
ちょうどいま重要なレジスタンスライン1に当たってます。ここで跳ね返されてもご覧の通りサポートがいくつかあるので、サポートライン5を下抜けるまでは上昇を狙って上げていくと思われます。
各サポートの説明
- サポL1:レジスタンスラインだったのがサポートになるパターンまあまあ強い
- サポL2:三角持ち合いの時の補助ライン。あまり強くない
- サポL3:サポL1がレジスタンスだった時に上抜けた起点でまあまあ強い
- サポL4:2回サポートされているラインで、3回目なら強い
- サポL5:今回の上昇の始まりであり、Wボトムの片方なので強い
この他にも移動平均線とかフィボナッチとかがありますが、今回は割愛します。それとサポL5より下にもう一つサポートがありますが、サポL5を割ってくるようであれば、このサポートを割るのは時間の問題だと思います。
なぜなら、サポL5を割ればWボトムが失敗という結果になり、それは下降トレンド継続を意味するからです。
◆ ビットコインチャートの値動きパターンの特徴
ビットコインチャートでの値動きのパターン
- 大陰線が3本続くことはない
- 2点底になりやすい
◇1 大陰線が3本続くことはない
この図を見てください。
黄枠の箇所はすべてこのことに当てはまります。枠Aは全体では大きく下落してますが、ローソク足だけを見ると、大陰線が3本続くことはないです。大陰線が1本出ると次の日はもみ合いというパターンの連続です。
赤枠部分はここまでで一番大きな2連続陰線が出てます。この時は出来高も伴っているので、おそらくロスカットを巻き込んだ下落だと思われます。
結論:以上のことから何がわかるのか?
3日連続で大きな陰線が続くことは今のところないので、買いでエントリーしたいのなら、日足で大陰線が出たあとの次の日でも十分安値で買うのに間に合う。
※ただしこれは、大陰線がでたら買いなさいという意味ではない。買うのなら他に根拠が必要。でないと枠Aのようなさらなる下落に巻き込まれる。それと今まではそうだとしても、今後も絶対こうなるという保証はない。
◇2 2点底になりやすい
2点底とはWボトムのことで、大きな下落があって反発上昇しても、また同じくらいの値まで落ちてくる。この場合、2点底をつけて上昇するという意味ではない。そのまま下落することもあるので、買いエントリーする場合は他にも理由が必要。
図の赤丸が急落後の安値で、黄丸がその後再び安値に近づいたポイント。図を見てもらえばわかる通り、ほぼ急落後の安値まで再び落ちてきている。
この特徴が分かっていれば、青丸Aの反発上昇の時でも赤丸1の近くまで落ちてくると予想できるから、黄丸2で買うのは無理でもその上でなら買うことができる。
備考:赤丸1の近くまで落ちるのなら(いままでのパターンなら落ちてきている)サポートラインBを割ってくると予想して、サポートラインBの下と赤丸1の間に買いの指値注文を出すことができる。
以上のような考察をもとに、このTwitterのような指値注文をしている。
今、大衆が安心して買える場面か?ここで買うのは勇気がいるはず。だけど勇気がなくても買う方法はある。
それが指値注文。冷静な時に分析して注文を出す。動く値を見れば必ず人は感情が揺さぶられる。15分で5%の下落を見たら、さすがに怖じ気付く。#ビットコイン #暗号資産(仮想通貨) #暴落 pic.twitter.com/ARkU6c5spG— beaburu_crypto (@bea_buru) February 24, 2022
それが指値注文。冷静な時に分析して注文を出す。動く値を見れば必ず人は感情が揺さぶられる。15分で5%の下落を見たら、さすがに怖じけづく。
このコメには続きがあり、それがこちら。
そうなればまた買い場を探すだけ.
「冷静な時に分析」というのが、ここで書いたビットコインチャートの特徴です。こんな単純な分析で?と驚かれるかもしれませんが、利益を得るのに難しい分析や沢山のオシレーターは必要ありません。
基準となる物差しが増えれば増えるほど、なにが通用して何が通用しなかったのかがわからなくなるので、修正&改善ができなくなる。それに、迷いが生じやすい。
◇ ビットコインチャートのその他の特徴
私は株も為替FXも経験があるのですが、それらと比べてビットコインのチャートの動きは素直です。
右に行くほど値動きが素直
考えられる理由は、暗号資産(仮想通貨)では大きな資金を持った、トレードのプロである機関投資家の参入が少ないからだと思う。機関投資家が参入してくると、ダマシの動きが多くなり、個人投資家がやりにくくなる。
彼らはチャートを熟知していて、チャートの肝である部分にお金を投入してくる。例えば重要なロスカットライン(LC)をわざと割ってロスカットさせ、その後逆ポジションを取る。その初動だけお金を投入すれば、後はチャートを知っている目ざとい他のプロたちが追随して同じ方向に押し上げる。
さっきLCさせられた人たちは悔しいけど、LCになったばかりだから怖くてすぐには入れず、かなり動いてから我慢できなくてまた入る。その頃には最初に仕込んだ人たちは利確して逃げる。こういうのが為替FXではよく起こる。
なので、値動きが素直な今はトレードがしやすくてチャンスでしかない。もちろん、「トレードを勉強した者にとっては」という前提条件がある。
動画解説
動画ではここで書ききれなかったチャート分析の解説もしています。音声が聞き取りにくいかもしれませんが、(声を変えてある)テクニカル分析を真剣に学びたい人だけ見てください。(イヤホンで聞くと聞きやすい)
【暗号資産(仮想通貨)】ビットコインチャートの分析と今後の予想【前半】
【暗号資産(仮想通貨)】ビットコインチャートの分析と今後の予想【後半】
トレードの勉強を始めるなら
◆ 本気でトレードを始めたいと思うなら、下記の記事が参考になるでしょう。
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まとめ:【暗号資産(仮想通貨)】ビットコインチャート分析と今後の予想
本記事の要点のまとめ
- ビットコインチャートのテクニカル分析の方法
・大きな時間軸から順番に見ていく
・サポート、レジスタンスの強弱を計る
・市場参加者の癖をチャートから掴む - ビットコインチャートの値動きパターンの特徴
・1 大陰線が3本続くことはない
・2 2点底になりやすい
・値動きが株や為替FXに比べて素直
ビットコイン取引はまだ始まったばかり、ビットコインは現在90%が発行済みで、残り10%が発行されるのに120年かかると予想されている。まだ全てがでそろっていないし、ストーリーはこれから先100年以上続くはず。
その初めの頃に私たちは関わることができてます。そして、まだ始まったばかりの相場は素直な動きをしてるので、もし暗号資産(仮想通貨)短期売買がしたいのなら、まずはトレードの勉強を始めることを勧めます。
下記にトレード勉強に役立つ本と記事を紹介しておきました。
チャート分析には欠かせないダウ理論。トレードで役立つ解説をしています。
» 【基本&重要】暗号資産(仮想通貨)チャート分析の解説・ダウ理論編【初心者向】こちらもチャート分析には欠かせないグランビルの法則。トレーダー目線で解説。
» 暗号資産(仮想通貨)チャート分析の解説・グランビルの法則編【実践で使える?】
勉強に役立つ本
ダウ理論を知った上でトレンドラインや水平線、移動平均線を使うとよりトレードの役に立つ。ダウ理論、トレンドライン、水平線は3種の神器だと思っているくらい習得必須。
紹介してる本は練習形式になっているので、ただ読むだけよりは有益な本です。
下記以外にも数冊シリーズ本が出ています。
今だと1か月無料か2ヶ月99円(2022年3月)を上手く使えば、無料で読めるので賢く使いましょう。
◆ FXトレード練習帳
◆ FXトレード練習帳 トレンドライン
私はチャートを見ただけでトレンドラインが想像で引けるようになるために、何十枚もチャートを印刷して線を引きまくりました。
※トレードはスポーツと同じで知識ではなく、技術を習得する必要があります。
◆初心者から中級者までなら繰り返し読んだ方がいい本。
デイトレード
トレードの勉強を始めるなら、大事なお金を失わない為にも読んだ方がいい記事も紹介しておきます。