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【暗号資産(仮想通貨)】FTX破産申請その後の展開と影響ニュースまとめ【今が重要】

ニュース 取引所

まずタイトルに【重要】と書きましたが、いま起きていること、変化していることは、これからの暗号資産(仮想通貨)を取り巻く環境の礎(いしずえ)になるだろうからです。

これまでは、まともな会社もそうでない会社も混在しているカオス状態だったのが、今年の暗号資産(仮想通貨)暴落をきっかけにまともでないところが、次々と崩壊していってます。

そしてまだ、まともでないところが混在していて、あぶり出されようとしています。

どこが危険か?
先回りして対策をしたり、地雷を迂回するためにも、今起きている状況を現在進行形で捉える必要があります。

これを書いている私もFTXJPに資金を預けていて、今回のFTX破綻に巻き込まれてます。そして資産は他のところにも預けていますので、かなりアンテナを張っている最中です。

 

【暗号資産(仮想通貨)】FTX破産申請その後の展開と影響

【暗号資産(仮想通貨)】FTX破産申請その後の展開と影響

バイナンスが最近救済基金を設立しました。
これは、まともだけども流動性に問題がある会社だけに限った救済基金です。

さて、未だまともでないところが顧客資金を集めてます。
それをバイナンスCEOが警告しました。

まずはこちらの記事を。

要約:読む時間のない人のために要約します。
1,Crypto.comが3億6000万ドル(約500億円)相当のイーサリアムを同業の取引所であるGate.ioに送金していた。
2,Gate.ioは、Crypto.com からの送金の1週間後に準備金証明のスクリーンショットを公開していた。
3,Crypto.comのCEOのクリス・マーサレクは、10月21日のこの送金が、「不注意によるもので、最終的には元のストレージに返金された」と述べ不正行為を否定した。

不注意で500億円相当のイーサリアムを外部の会社に送金しますか?
誰がどう考えても、Gate.ioが準備金証明のスクショのために依頼したと思うでしょう。

Crypto.comのCEOの子供じみた言い訳にもビックリする。

暗号資産(仮想通貨)関連はこんな程度の低い連中ばっかりがCEOなのか?

 

暗号通貨業界「破綻のドミノ」の可能性

どこもFTXと同じような資金運営をしていますから、もし顧客が同時に資産を引き出そうとすれば、流動性危機を招くことになります。

だから、準備金はちゃんとありますよ!アピールをして、顧客のパニック引き出しを阻止しようと必死です。

実は、これは既存の大手銀行でもまったく同じことです。

なぜなら、銀行は預金者の預金の90%を貸出ても良いことになっているので、貸出して利子で利益を出してます。

だから、例えば顧客の7割が一斉に預金の引き出しをしたら、対応できません。預金者のお金は貸し出しているから。

こういうことが起きたのが、今回のFTXです。

FTX上層部のアホな資金移動がリークされて明るみになり、顧客の不安を生み出して、その不安がパニックとなったのです。(悪いのはあくまでもFTXですが)

もし銀行もなにかしらのスキャンダルを起こして、預金者が一斉にお金を引き出そうとすれば、円の出金停止となるでしょう。

今回FTXが行ったことと、銀行が行っていることの違いは、顧客の承認を得ているかどうか?です。銀行口座を作る時に、誰も読まない小さな文字の規約書に書いてあるのですが、FTXの方はなかった。その違いだけです。(間違っていたら、ご指摘ください)

そして、そのような取引所は他にもあるのです。
彼らはいま、必死に顧客の不安を鎮めようとしています。

 

今年の暗号資産関連会社の破綻でわかったこと 

一つはっきりしたのが、
DAO(分散型)形式のDeFi(分散型取引所)は潰れていないということです。

問題が生じたのはすべて、
CeFi(中央集権型取引所)、つまり通常の会社形式の取引所だけが潰れてます。

やはり後者は経営陣の人としての欲が、理性を上回り、危険な資金の取り扱いをさせるのでしょう。一方のDeFIはシステムによって常に動き、バランスを取ってます。

ものすごく高利回りだったレンディングやファーミングでも、流通量や需要と供給バランスによって、低利回りに自動で変化していきます。(その逆もあり)

資金を集めたいから、高利回りというわけではありません。

当然に多くの人がこのことに気付いているので、
いま中央集権型取引所(CEX)から分散型取引所(DEX)へと資金が流れようとしている。

ソラナに飛び火 

一日でアンロックされた額が約700億円!

要約:記事一部抜粋
・ソラナ財団は10日、財団のバランスシート上のFTX破綻による影響に関するレポート「エコシステム・ファクツ」を公開。
・FTXやその姉妹会社Alameda Researchが資産計上していたSOLを、売却したかどうかという不安に対して、FTXグループが大量のSOLをまだ保有していることを示している。
・FTXへ売却したSOLは6年かけて毎月アンロックされることになっているから、一気に売却することはできない。
 

このように、段階的にアンロックされる仕組は、通貨価値の急激なインフレ防止となり、急落を防ぐことにもなっているので、多くの暗号資産(仮想通貨)で行われている。

 

破産の波及 

ここはそもそもテラの崩壊の時に破産しかけたところを、FTXが助け舟をだしたという経緯がある。

ところが、泥船から木製の船に乗り換えたつもりが、この船には大きな穴が開いていた。

アラメダが投資していたところと、資金がこれです。
アラメダ投資先
Lookonchainより

  • SushiSwap
  • Aave
  • Ankr
  • UniSwap
  • Curve
  • Balancer

どれも有名なDeFiばかりですね。
これらのDeFiの一部または全部から資金が引き出されることになります。

引き出された暗号資産(仮想通貨)はそのあと売られるでしょうから価格は下がりますが、引き出されたことによって他の取引所が影響を受けることはあまりありません。これらはDeFiなので。

 

バイナンスCEOを怒らせた原因の一つがこれ 

規制の独占とは、政府が企業にサービス提供者として排他的特権を与える類のもの。競合他社は、法律によって市場から除外される効果がある。

FTXは2022年に民主党に対して54億円(3,900万ドル)を寄付して政治家とのパイプラインを作っていた。(旧統一教会と同じようなことをしている)

この額はジョージ・ソロス氏に次ぐ2番目の規模というのだから、かなりの影響力がある。

こういう同業者を排他的にしようとするやり方に、バイナンスCEOのジャン・チャンポン(CZ)氏は怒った。

自分たちだけ取り入られようとして、他の同業者の悪口を言っていたのだから、やり方が幼稚すぎる。

◆今回のFTX破綻のあと、次々と起こる不祥事や暴かれている内容はどれも信じられないくらい幼稚で低レベルなものばかり。金に群がる詐欺師とほぼ変わらないレベル。

中央集権型の取引所にはとにかくガッカリさせられた。

最後にこのニュースを


多くの個人がこのようにコツコツ貯めたお金を少しでも増やそうと預けていたと思う。あんなバカな経営者だとは知らずに。

いまあまりにも沢山のニュースが次から次へと出てくるので、追いつけない状態ですが、暗号資産を取り巻く環境は急激に変化していってます。

FTXJPに関する記事 

FTXJP が業務改善計画を関東財務局に提出しました。
内容までは書いてないですが、一刻も早く暗号資産(仮想通貨)出庫の再開をして欲しい。

FTX問題に関する関連情報が入りましたら、またTwitterやこのブログで共有していきます。

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暗号資産(仮想通貨)の基礎学習がしたい人はこちらの記事をどうぞ

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◆トレードに必要なのは技術だけではありません。メンタルについても実体験をもとに書いてます。