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【チャート分析】イーサリアムチャートで分析の仕方を解説【暗号資産(仮想通貨)】

チャート分析

イーサリアムのチャート分析や今後の予想を知りたい人「イーサリアムチャートを分析してみたいけど、どう分析すればいいのかわからない。チャートってどうやってみるの?テクニカル分析ってどうやるの?イーサリアムの今後の予測も知りたい。」

このような疑問に答えます。

✓この記事でわかること
  • イーサリアムチャートのテクニカル分析の方法          
  • イーサリアムチャートの今後の予想               
  • イーサリアムとビットコインチャートの見比べ          
  • イーサリアムチャートの値動きパターンの特徴          

この記事を書いている私は、株歴3年、為替FX歴12年の計15年トレード歴があり、ライブドアショックやリーマンショックを無傷で生き残ってます。

この記事を最後まで読めばイーサリアムチャートの癖がわかり、今後のトレードにきっと役立つでしょう。

◆ イーサリアムチャートのテクニカル分析

ビットコインチャート分析でも書きましたが、復習としてもう一度書いておきます。

チャート分析は大きな足から順に見ていく

  • 月足
  • 週足
  • 日足
  • 時間足
  • 分足

チャート分析は、このように大きな流れを掴んでから、徐々に小さな動きを見るのが分析のセオリー。 今後の予想をするだけなら、8時間足(8H)くらいまででいい。分足などは短期トレードの時に使う。

◇ 月足チャート

イーサリアムチャート分析と今後の予想01
ご覧の通り、日が浅いのでほとんど情報がありません。

◇ 週足チャート

イーサリアムチャート分析と今後の予想02
パッと見では強力なサポートラインが一本あります。3度サポートした上に、その後は高値更新をしているので、今後もここは強力なサポートになるでしょう。

イーサリアムチャート分析と今後の予想03
同じく週足チャートです。緑色はビットコインチャートでも説明したチャネルと呼ばれるものですが、ビットコインチャートほど綺麗に当てはまっていません。黄線の角度と値幅がズレています。

一方の赤線は、角度がほぼ一緒。BとCでは値幅もほぼ一緒です。その赤線を今後の予想で描いたものが赤線D。この通りに相場が動くとDの終わり値は昨年につけた新高値より少し下になり、値動きとしてはあり得る動きでもあります。

この予想だとほとんど押し目を作らずに上げていくパターンという前提条件がつく。

逆にこれから落ちていくとしたら、Dの高値がAの高値付近までしか上がらずに大きく下げた場合です。理由は、こうなってしまうと三尊(さんそん)という形で下落を意味する形になってしまうからです。(三尊とはトリプルトップとかヘッド&ショルダーと呼ばれる下落時の形)

週足の予想はこれくらいにしましょう。

◇ 日足チャート

イーサリアムチャート分析と今後の予想04
ここでは私が重要だと思うサポートライン(青)とレジスタンスライン(黄)を引きました。今はレジL1を超えてレジL2に向かってるところです。レジL2は複数の重要ポイントが重なっている。

重要ポイント1

そのうちの一つが何度もサポートされたサポXを下抜けた起点だということ。そして長い陰線が3本連続でその後に出てます。

重要ポイント2

図中に引いたトレンドラインがサポートからレジスタンスに変わったポイントであるということ。これも見逃せないポイントです。

重要ポイント3

イーサリアムチャート分析と今後の予想05
図のように移動平均線で綺麗に跳ね返されているポイント(丸1)。さらにその後も何度もこの移動平均線で跳ね返されてる(丸2)ので、この移動平均線は有効である可能性が高い。(これは75EMA)

もしレジL2で跳ね返されて下落した場合、図の丸3のようにこの移動平均線でサポートされる可能性もあります。

重要なポイントのまとめ
上記のようにいくつかの重要な要素が重なっていればいるほどレジスタンスやサポートは強力になります。

◇ チャート分析で重要なこと

チャートにはその市場に参加しているプレーヤーの癖が反映されます。そして資金を多く持っているプレーヤーの癖がより反映されます。なので、まずはその癖を早く見つけることが重要。

私やあなたがサポートラインを信じていなくても、資金を持ったプレーヤーが信じていれば、そのサポートは機能するという理屈です。

そして、プレーヤーが違えば癖も違うので、いろんな要素の重要ポイントが重なるところは、いろんなプレーヤーの癖が重なるポイントでもあります。

◆ イーサリアムチャートの今後の予測

いま現在(2022年4月)のイーサリアムの環境認識(全体像)は、2021年12月からの下落がWボトム(ダブルボトム)を形作って上昇に転じようとしているところ。

月足、週足では上昇トレンド継続中であることから、上げていく可能性は高い。

◇ 8時間足チャート

イーサリアムチャート分析と今後の予想06
ちょうどいま重要なレジスタンスライン2に当たっています。ここで跳ね返されても、上図の通りサポートがいくつかあるので、サポL2を下抜けるまでは上昇を狙って上げていくと思われます。

【予想される値動き】

値動き1:移動平均線(225EMA)でサポートされる

これは日足チャートで引いた移動平均線を8時間足に変換して表示したもの。ご覧のように下落途中では4度もこの平均線で跳ね返されてます。なので、一度はサポとして機能するかもしれません。

もしうまく機能すれば、白線のように三角持ち合いとなって価格が推移していくと予想される。

値動き2:補助線Aでサポートされる

この補助線Aは、レジL1を超える前の三角持ち合いの時の補助線の延長です。あまりサポートとしては強くないですが、一応サポート候補の一つ。

値動き3:サポL1でサポートされる

このサポL1は私個人で重要だと思っているポイントです。為替FXでは結構当たりますが、暗号資産(仮想通貨)で通用するかどうかはまだ経験数が少ないのでわかりません。 

値動き4:サポL2でサポートされる

サポL2はWボトムの片方なので重要です。もしここでサポートされなかった場合は、再度下落が続くことになります。それは、週足でのトレンドが崩れることを意味するので、長期目線での下降トレンドになる可能性が出てくる。

◆ イーサリアムとビットコインチャートの見比べ

この図を見てください
イーサリアムチャート分析と今後の予想07
これはビットコインとイーサリアムのチャートを並べた図です。レジL1、2,4は共に同じ時に付けた高値で、赤枠も同じ日です。

ご覧のとおり、サポXまでの下落はビットコインの方が大きく、イーサリアムの方は小さかったので、この時点まではイーサリアムの方がビットコインよりも強い値動きでした。その後1月24日に付けた安値では、ビットコインは-51.67%の下落でイーサリアムは-55.41%の下落。(この数字は取引所により若干違う)結局イーサリアムの方が下落してます。

そして今現在(2022年4月)ビットコインは安値から49.94%上昇し、イーサリアムは安値から72.70%上昇してます。この数字だけをみるとイーサリアムの方が強いと見る人が多いと思います。

◇ チャートと価格比率のパラドックス

イーサリアムチャート分析と今後の予想07
反発上昇比率でいえばイーサリアムの方がビットコインより20%以上も上回ってますが、チャート分析ではイーサリアムとビットコインの強さはほぼ一緒ということを示してます。

上図のレジL1はビットコインの方が早くに上抜けています。そしてレジL2も上抜けてます。(ただし、ビットコインの場合はレジL2よりレジL3の方が強く、これはイーサリアムで言えばレジL2に当たる重要度)つまり今ビットコインもイーサリアムもほぼ同じようなところで抵抗を受けているだけです。

上抜けたレジスタンスはビットコインの方が多い

イーサリアムもビットコインも今のレジスタンスラインを超えれば次はレジL4が壁になります。そのレジL4と最高値の距離はビットコインの方が断然長く、イーサリアムの方は差がほとんどないですが、新高値を超えるタイミングはあまり変わらないかもしれません。

レジL4を超えたあとのビットコインはイーサリアムよりも上昇スピードが早い可能性は十分に考えられる。

◆ イーサリアムチャートの値動きパターンの特徴

イーサリアムはビットコインほどわかりやすいパターンが見られませんでした。

3〜4本連続で陰線が出るし、急落後に同じ値まで戻すのもビットコインほど正確ではなく、オーバーすることもしばしばある。

そんな中で多少役に立ちそうなパターンを見つけたのがこちら。

パターン1:レジサポ転換

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レジサポ転換とは、レジスタンスとして機能していたラインがその後サポートとして機能することを言います。ただ、これは上昇局面だけで、下降局面でのサポレジ転換は見られませんでした。

パターン2:フィボナッチリトレースメント

イーサリアムチャート分析と今後の予想09
もう一つ特徴として、フィボナッチリトレースメントが上昇の時だけ機能するということです。レジサポもそうですが、上昇の時だけで機能して下落の時は機能しません。

黄枠が38.2% 緑枠が50% 赤枠が61.8%

まだ歴史が浅いためチャートが短いので、本当にこれが使えるのかどうかは、これからさらに検証していく必要がありそうです。幸いいまは上昇しそうなので、これから検証しながら見ていこうと思ってます。

動画解説

動画ではここに書ききれなかったチャート分析なども含めて解説しています。テクニカル分析を真剣に学びたい人だけ見てください。

【暗号資産(仮想通貨)】イーサリアムチャートの分析と今後の予想
(声を変えてあるのでイヤホンで聞くと聞きやすい)

トレードの勉強を始めるなら

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まとめ:【暗号資産(仮想通貨)】イーサリアムチャート分析と今後の予想

まとめ:【暗号資産(仮想通貨)】イーサリアムチャート分析と今後の予想

本記事の要点まとめ

  • イーサリアムチャートのテクニカル分析方法                
    ・大きな時間軸から順番に見ていく
    ・サポート、レジスタンスが重なるところを探す
    ・市場参加者の癖をチャートから掴む
  • イーサリアムチャートの今後の予想                     
    ・Wボトムの起点を割るまで上昇する可能性が高い
  • イーサリアムとビットコインチャートの見比べ
    ・下落の仕方が違うので、上昇比率だけでは強弱は測れない
  • イーサリアムチャートの値動きパターンの特徴
    ・レジサポ転換になりやすい(上昇局面の時だけ)
    ・フィボナッチリトレースメントが機能する(上昇局面の時だけ)

ビットコインと同じでイーサリアムはまだ始まったばかり。これから20年、30年とかけて私たちの生活に浸透してくると予想されます。そして気づいたら円と同じように使えてる時代が来るでしょう。その時に1ETHがいくらになっているのか?気になります。

私たちはそんなイーサリアムが始まった頃に立ち会ってます。まだ生まれていない、これから生まれてくる人たちはどんなにあがいても、今この時にETHを買うことができません。この事実をどう捉えるかで行動が変わるはず。

◆イーサリアムに関しては私は長期保有を決めてます。その理由はこちらの記事を読んで理解してもらえばわかると思います。

トレード勉強に役立つ本と記事

トレード勉強に役立つ本と記事を紹介しておきます。

チャート分析には欠かせないダウ理論。トレードで役立つ解説をしています。
» 【基本&重要】暗号資産(仮想通貨)チャート分析の解説・ダウ理論編【初心者向】

こちらもチャート分析には欠かせないグランビルの法則。トレーダー目線で解説。
» 暗号資産(仮想通貨)チャート分析の解説・グランビルの法則編【実践で使える?】

勉強に役立つ本

ダウ理論を知った上でトレンドラインや水平線、移動平均線を使うとよりトレードの役に立つ。ダウ理論、トレンドライン、水平線は3種の神器だと思っているくらい習得必須。

紹介してる本は練習形式になっているので、ただ読むだけよりは有益な本です。
下記以外にも数冊シリーズ本が出ています。

このシリーズ本はAmazonの Kindle Unlimited (読み放題)に対応していることが多いので、1冊/月でも元が取れます。(他にも200万冊が無料で読める)
今だと1か月無料か2ヶ月99円(2022年3月)を上手く使えば、無料で読めるので賢く使いましょう。

◆ FXトレード練習帳

◆ FXトレード練習帳 トレンドライン

私はチャートを見ただけでトレンドラインが想像で引けるようになるために、何十枚もチャートを印刷して線を引きまくりました。

※トレードはスポーツと同じで知識ではなく、技術を習得する必要があります。

◆初心者から中級者までなら繰り返し読んだ方がいい本。
デイトレード

トレードの勉強を始めるなら、大事なお金を失わない為にも読んだ方がいい記事も紹介しておきます。

» 【初心者用】投資と投機とギャンブルの違いをわかりやすく解説【重要】

» 暗号資産(仮想通貨)FXと為替FXの違いをトレーダー目線で本質解説【初心者向け】