5種類の暗号資産(仮想通貨)の増やし方【暗号資産(仮想通貨)は副業に向いてる】
暗号資産(仮想通貨)でお金を増やしたい人
「暗号資産(仮想通貨)でお金を増やすことってできるの?暗号資産(仮想通貨)って上昇したり、下落したりと値動きが激しくて初心者が手をだすと損しそう。だれか稼ぎ方教えて。」
このような疑問に答えます。
- 暗号資産(仮想通貨)でお金の増やし方
- 暗号資産(仮想通貨)が副業に向いている理由
今回の題名はなんか怪しそうですが、決して怪しい内容ではありません。
結論を先に書きますと、暗号資産(仮想通貨)を増やすことは誰にでもできます。ただし、増やした暗号資産(仮想通貨)自体の価格が変動するので、最終的に価値が増えたかどうかは換金するまで誰にもわかりません。
もくじ
暗号資産(仮想通貨)の増やし方を5つ紹介します暗号資産(仮想通貨)は副業に向いている!
これを読んでいるあなたが、仕事をしながら副業でお金を増やしたい方だという前提で話を勧めます。
はっきり言いますと、これほど副業に向いている分野はないでしょう。
株や為替FXもいいですが、それらを副業としてやるのなら、最初に勉強とまとまったお金が必要になります。ですが暗号資産(仮想通貨)の場合はそれほど多くの勉強とお金を必要としません。
私が考える最適な副業
暗号資産(仮想通貨)が副業に向いている理由は、あまり作業に時間がかからず、ほったらかしてもお金が増えるから。
副業の条件にピッタリです。
一番最初にいろいろと覚えたりすることはありますが、その後はほったらかしても増えます。むしろ、忘れるくらいほったらかすくらいの方がいいとさえ思ってます。
では暗号資産(仮想通貨)の増やし方の紹介をしましょう。
◆ 暗号資産(仮想通貨)の増やし方
暗号資産(仮想通貨)は暗号資産(クリプト)と呼ばれるものの一つです。
これを読んでいるあなたが、あまりクリプト世界に詳しくないという前提で解説していきます。
多くの方は暗号資産(仮想通貨)を買ったらそれが値上がりするのを待って売るという稼ぎ方しか思いつかないんじゃないでしょうか?実は暗号資産(仮想通貨)には他にもたくさんの稼ぎ方があるんです。
暗号資産(仮想通貨)の増やし方の種類
- レンディング (難易度:★☆☆☆☆)
- ステーキング (難易度:★☆☆☆☆)
- GameFi (難易度:★★☆☆☆)
- イールドファーミング (難易度:★★★☆☆)
- DiFiで複雑な資産運用 (難易度:★★★★★)
- 短期トレード (難易度:★★★★★)
それぞれ平行して行うこともできる。
上記の中で一番最後の「短期トレード」は為替FXや株のようにトレードの勉強が必要になるので、ここでの「副業に向いた方法」から除外します。(ただし、これが一番利益が出て、なおかつ本業にもできます。)
≫ 暗号資産(仮想通貨)初心者が短期トレードで最初に学ぶべきこと【まとめ記事】
≫ 【基礎知識】暗号資産(仮想通貨)とは何か?初心者向けに簡単にわかりやすく解説
それでは一つずつ増やし方の解説をします。
それぞれの方法を詳しく説明すると長くなりすぎるので、ここでは簡単な説明にしておきます。この記事で稼ぎ方の全体像を掴んでもらい、詳しい解説はそれぞれ別記事で読んでください。
1,レンディング (難易度:★☆☆☆☆)
レンディング=貸付
これは暗号資産(仮想通貨)でなくてもみなさん全員が日本円ですでにしています。それは銀行や郵便の定期預金です。(以降、貯金で統一します)
得た利子の一部を貯金した私たちに還元するという仕組みです。
なので、本来貯金すれば毎年お金が増えていくはずなのに、実感がありませんよね?それもそのはずで、貯金に対する金利は低金利政策によってほぼゼロに近いからです。
そこで暗号資産(仮想通貨)のレンディングです。
レンディングのメリット
- 銀行預金より金利が高い
- 短期トレードのようなスキルを必要としない
- 日本国内の業者でもできる
* * *
◆ 銀行預金より金利が高い
今現在の貯金に対する金利(2022年6月)
普通預金 | 定期預金 | |
ゆうちょ銀行 | 0.001% | 0.002% |
三菱 UFJ銀行 | 0.001% | 0.002% |
三井住友銀行 | 0.001% | 0.002% |
みずほ銀行 | 0.001% | 0.002% |
普通預金で0.001%、定期預金だと0.002%です。
ピンとこない方のために普通預金を例にあげて説明します。
100万円を預けた場合、1年間で得られる利息は・・・なんと、10円です!さらにこれに税金がかかってくるので、実質は数円となります。
ATMや送金で手数料を一度でも払えばマイナスとなってしまう。
一方で暗号資産(仮想通貨)のレンディングの金利は最低でも1%以上はあります。銀行の利子の1000倍です。
100万円分の暗号資産(仮想通貨)を預けた場合は1万円分の暗号資産(仮想通貨)が利息としてつきます。(暗号資産(仮想通貨)の種類とレンディング会社によって金利は違う。日本にもBTCで3% ETHで5%金利のところがある。)
◆ 短期トレードのようなスキルを必要としない
短期トレードを行うには勉強と経験のスキルを必要とし、いつ売買するか?というタイミングが損益に大きく左右する。
レンディングも厳密にはいつ買うか?は重要だけど、一度暗号資産(仮想通貨)を買ってしまえば、後は預けておくだけで勝手に金利がつく。(これが副業に向いている要因)
レンディングのデメリット
- 預けている暗号資産(仮想通貨)の価格が下落する可能性がある
- 預金保険の対象外
- ハッキングされて資産が失われる可能性がある
* * *
◆ 預けている暗号資産(仮想通貨)の価格が下落する可能性がある
預けてある暗号資産(仮想通貨)の価値が大きく下落すれば、いくら金利で暗号資産(仮想通貨)が増えたとしても、合計はマイナスになる。逆に暗号資産(仮想通貨)の価値が上がれば、対円に対して想定以上に利息がつく。
なので、いつ買うか?というのはレンディングでも重要になってくる。ただし、誰にもベストな買い場所等はわからないので、価格が大きく下がった時に買うか、ドルコスト平均法※ を使って買うという方法がベター。
◆ 預金保険の対象外
預けてある取引所が破綻する可能性があります。この場合、預けた暗号資産(仮想通貨)は戻ってこないと考えた方がいいです。
銀行などに預けてあるお金は、銀行が破綻しても1000万円までは預金保険で戻ってきますが、暗号資産(仮想通貨)のレンディングはこれの対象外です。
つまり、取引所が破綻すれば基本的に預けた暗号資産(仮想通貨)は戻ってきません。(ただし、後述するように戻ってくることもある)
◆ 預けている企業がハッキングされて資産が失われる可能性がある
暗号資産(仮想通貨)を預けてる取引所がハッキングされて、資産を失う可能性があります。
実際に2018年にはコインチェックがハッキング被害にあい、580億円相当の暗号資産が流出しました。
このようにハッキングされるというのは世界中でもあちこちで起こっています。そして、失った資産が補償されるか否かは各業社によって違ってきます。
こういうリスクがあるので、金利が高いからとあまり多くの資産を投入しない方がいいです。
レンディングに関してもっと詳しく知りたい方はこちら▼
暗号資産(仮想通貨)のレンディングで不労所得。スキルなしでも得られる年利5%
「暗号資産(仮想通貨)のレンディングって貯金するよりお金が増えるらしいけど、どうすればいいの?メリットやデメリットを知りたいな。」・・・こんな人向けに、初心者でもわかりやすく解説している記事です。
2,ステーキング (難易度:★☆☆☆☆)
ステーキング=レンディングと定期預金
ステーキングとは暗号資産(仮想通貨)取引所での用語で、内容はレンディングと同じです。暗号資産(仮想通貨)を預けると金利が付いてくるというもの。
レンディングも同じですが、期限を決めて預けるとより金利が高くなる。例えば1年より2年預けるとより金利が高くなるが、2年間は暗号資産(仮想通貨)を引き出せない。
ステーキングのメリット
- レンディングより金利が高い
- 短期トレードのようなスキルを必要としない
- 2重でステーキングすることができる
* * *
◆ レンディングより金利が低い
レンディングでは10%くらいからありますが、(法定通貨と比べると高い)ステーキングだと1%以上からになります。(銘柄によって利率は全然違う)
こちらはPancakeSwap(パンケーキスワップ)というDiFiサイトのキャプチャー。
海外ですが、日本語対応してます。(黄色枠の数字が年間金利です)
ご覧の通り、19%とか94%というものもありますが、
価格が不安定な暗号資産(仮想通貨)ほど、金利が高く設定されているので、高ければいいというものではありません。
ステーキングは国内取引所で行うのがおすすめです。
詳しくは≫ 【暗号資産】高利率ステーキングのメリット・デメリット&おすすめ取引所の紹介【暗号資産(仮想通貨)】高利率ステーキングのメリット・デメリット&おすすめ取引所の紹介
◆ 短期トレードのようなスキルを必要としない
これはレンディングと同じなので、レンディングの記述を読んでください。
◆ 2重でステーキングすることができる
初心者には難しいですが、海外のDeFiだと2重でステーキングできます。(リキッドステーキング)簡単に解説しましょう。
1、Aという業者に「a」という暗号資産(仮想通貨)をステーキングすると、「a2」というステーキングを証明する暗号資産(仮想通貨)(預かり証)が発行されます。
2、「a2」という暗号資産(仮想通貨)(預かり証)をBという業者に持っていくとそれをステーキングすることができる。
または、「a2」という暗号資産(仮想通貨)(預かり証)をCという業者に預け入れて、「a2」を担保に別の暗号資産(仮想通貨)bを借りる。その別の通貨「b」をステーキングすることもできる。
これらはDeFi(ディファイ)領域の作業で、初心者の方には難しいです。
Lido(リド)やRocket Pool(ロケットプール)というところで暗号資産(仮想通貨)(預かり証)を発行してます。
(※ 現在ではいろいろな業者があり複雑化していて、これらを全て把握するのはかなり困難。さらに、海外業者は英語なので余計に日本人にとってはやりにくい。)
ステーキングのデメリット
- 海外の業者だと複雑だったりする
- ハッキングや詐欺により資金が盗まれる可能性がある(海外業者)
- 利息が預けている暗号資産(仮想通貨)とは別の暗号資産(仮想通貨)になる【DeFi】
- 預けている暗号資産(仮想通貨)の価格が下落する可能性がある
- 預金保険の対象外
* * *
最後の2つはレンディングと同じ内容。
3番目のハッキングは次の項目で解説します。
◆ 海外の業者でないとできない ← いまは国内取引所でできる!
以前は国内取引所ではステーキングをやってませんでしたが、これを執筆している時点では多くの取引所でできるようになった。しかもとても簡単です。
リキッドステーキング(2重ステーキング)に限っていえば、海外のDeFi(ディファイ)※ と呼ばれるところでしかできません。
海外取引所は基本的に英語です。
なにかトラブルがあっても、英語でしか対応してもらえないので、英語ができないと不便。(ブラウザーの翻訳機能を使うと少しはマシになる)
国内取引所では「分別管理」というものが法律で定められていて、いざという時に顧客の資産は守られるようにできてます。
◆ 利息は預けている暗号資産(仮想通貨)とは別の暗号資産(仮想通貨)でもらう
ステーキングするところによって違いますが、DeFiには預けた暗号資産(仮想通貨)と違う暗号資産(仮想通貨)で利息払いをするところがあります。
これは隠れたリスク。なぜなら、レンディングで解説したように価値が下落する可能性が2重になる。つまり、預けてある暗号資産(仮想通貨)と、利息でもらう暗号資産(仮想通貨)と両方にある価格変動リスクがある。(だからこそ、高い金利が設定されている。リスクとリターンは比例します)
ここで怪しげなところにステーキングしてしまうと、金利としてもらった暗号資産(仮想通貨)の価値が大下落したりすることもあるので注意が必要。
あと注意点として、他と比べてあまりにも金利が高いものは、リスクも高いので注意が必要です。ステーキングする際は、有名なところにしておいた方がいいでしょう。
ステーキングに関してもっと詳しく知りたい方はこちら▼
◆高利率ステーキングのメリット・デメリット&おすすめ取引所の紹介
【暗号資産】高利率ステーキングのメリット・デメリット&おすすめ取引所の紹介
暗号資産のメリット・デメリット、一番簡単な始め方、銘柄選定法、おすすめ取引所、注意点と税金などを詳細に解説しています。ほぼすべてを網羅してます。
3,GameFi (難易度:★★☆☆☆)
GameFi(ゲームファイ)=ゲームで稼ぐ
GameFiとはGame×Finance(ゲーム×金融)の造語で、ゲームの中にNFTを持ち込み、暗号資産(仮想通貨)を稼ぐことができるというもの。
「Axie Infinity」(アクシーインフィニティ)というゲームで火が付きました。
これはポケモンみたいなキャラを育てて、戦わせるというゲームなんですが、そのゲーム内で稼げる暗号資産(仮想通貨)を法定通貨に変換して生活するというスタイルがフィリピンなどで流行りました。
またその後「Stepn」という歩いて稼ぐというゲームがたった数ヶ月で爆発的に流行りました。
GameFiのメリット
- ゲームで遊んでいるだけで稼げる
- スマホがあればどこででも稼げる
- エアドロップで100万円分のトークンやNFTがもらえることもある
* * *
◆ ゲームで遊んでいるだけで稼げる
本当にゲームをしてるだけで稼げます。いままででは考えられない方法でお金が稼げる。これぞ暗号資産(仮想通貨)を触っている人の特権。
Stepnなどは毎朝散歩するだけで数千円〜数万円の暗号資産(仮想通貨)が稼げます。
Stepnの成功でいろいろなMove-to-Earnゲームが出てきてますが、最近では英語を勉強すると暗号資産(仮想通貨)がもらえるというGameFiまで出てきてます。
◆ スマホがあればどこででも稼げる
GameFiはスマホアプリでできるものが多く、スマホさえあれば場所も時間も問わずにプレイできます。まさに新時代の稼ぎ方!
エアドロップで100万円分のトークンやNFTがもらえることもある
初期に参加したユーザーには後にエアドロップ(無料配布)で100万円分のトークンやNFTがもらえることもある。
Stepnが初期ユーザー10,000人に両方を行ってます。初期にゲームに参加しただけで合計200万円です!ちょっと今までの常識は捨てないと理解できない世界。
GameFiのデメリット
- 特定の暗号資産(仮想通貨)を用意する必要がある
- 最初に初期費用がかかるものが多い
- ルールが変更で将来稼ぎにくくなる可能性もある
- 英語での説明がほとんど
- ハッキングリスクがある
* * *
メリットが特殊なだけに、デメリットも多くあります。
◆ 特定の暗号資産(仮想通貨)を用意する必要がある
海外の取引所を使ったことがある方は問題ないでしょうが、初めて暗号資産(仮想通貨)を触る人には覚えないといけないことが結構あります。
暗号資産(仮想通貨)の購入の仕方、送金の仕方、変換の仕方など。
最初はゲームをするアプリに必要な暗号資産(仮想通貨)を送金するだけでも一苦労でしょう。ただ、いまはネット上で丁寧にやり方を画像付きで解説してますので、それを見ながら行えば問題ないです。
このサイトでもいくつか紹介しています。
一度行ってしまえば他も似たり寄ったりなので、2回目以降は楽です。
◆ 最初に初期費用がかかるものが多い
稼げる金額が多いゲームほど初期費用がかかります。いくらかかるの?という問いにはこれくらいという回答はできません。常に価格が変動するからです。
参考価格:ブームの絶頂期は特に価格が高騰して、Axie Infinityで30万円かかったり、Stepnで15万円かかったりしました。(どちらもその後落ちて、1万円から5万円くらいで始められるようになった)
それでもゲームをするのに数万円という金額は高いと思いますよね?だからこれは、ゲームという感覚を忘れる必要があります。
投資という感覚の方が近いかもしれません。1か月〜2ヶ月で原資回収できるものが多く、その後は全部稼ぎになる。
◆ ルールが変更で将来稼ぎにくくなる可能性もある
ルールが変わることはよくあり、稼げる金額も初期の方が高く、次第に低くなるように設定しているゲームもある。
未来も安定して稼げるかどうかはわからない。
◆ 英語での説明がほとんど
日本人にとって一番のネックがここでしょう。説明などがほとんど英語というゲームが多い。なので、なにかあっても問い合わせするのも難しいし、最初は操作がよくわからないこともある。
ただ、ゲームの始め方などはネット上で誰かが公開しているので、それらを見ればだいたいはわかる。一番最初だけ戸惑う。
◆ ハッキングリスクがある
このデメリットは大きく、近年ゲーム関係やNFT関連がハッカーに狙われやすくなっている。
2022年4月にはAxie Infinityが狙われて、約6億ドル(約760億円)相当の暗号資産(仮想通貨)が盗まれてます。(運営者側はプレーヤーの被害は補償するとしている。)
これに関しての対処法は、稼いだ暗号資産(仮想通貨)はこまめに引き出すとかしかなく、ゲーム運営者側でないと対策はできない。
それと、GameFiブームに乗じて詐欺ゲームなども誕生したりしてます。最初のトップページだけ作りこんでから、参加者を募ってお金を送らせて消えるというパターンの詐欺です。
なので、何でもかんでも飛びつくのは止めておきましょう。
このGameFi領域はこれからますます多様化していくと思います。なんといっても「英語を学ぶだけ」「歩くだけ」で稼げるGameFiがすでにあるわけですから、どんなものもGameFiにすることができるでしょう。
GameFiについてもっと詳しく知りたい方はこちら▼
暗号資産(仮想通貨)ゲームで遊んでお金が稼げるGameFi(ゲームファイ)とは?
「ゲームをする。歩く。英語を学習する。それだけで暗号資産(仮想通貨)が稼げるGameFi(ゲームファイ)ってなに?本当にお金が増えるの?どうせ最初にお金が必要なんでしょ?」・・・こんな人向けに、初心者でもわかりやすく解説している記事です。
* * *
4,イールドファーミング (難易度:★★★☆☆)
イールドファーミング=通貨交換の手数料
ファーミングとはステーキングする通貨を2種類以上預けることで、ステーキングよりもさらに高い金利が得られる。(Pool「プール」や「流動性スワップ」という呼び方もある)
わかりやすい例えで言うと、米ドルと円を10万円分ずつ預けます。旅行する人や商売をする人などが「米ドル→円」「円→米ドル」に交換します。その時に手数料が発生しますが、その手数料の一部が米ドルと円を預けた人に還元されるという仕組みです。
この米ドルと円を暗号資産(仮想通貨)にしたと考えてください。
イールドファーミングのメリット
- ステーキングより金利が高い
- 単体では低い金利の暗号資産(仮想通貨)でも高くなる
* * *
◆ ステーキングより金利が高い
これは前述した海外のPancakeSwap(パンケーキスワップ)というサイトのファーム画面のキャプチャー。黄色枠の数字が年間金利です。
ご覧の通りA金利が46%とか100%を超えているものもあります。
◆ 単体では低い金利の暗号資産(仮想通貨)でも高くなる
先ほどの画像の右下を見てください。
ETH – USDC というペアの金利が19%と書いてあります。
ETH(イーサリアム)単体のステーキングですと、5%くらいが限界ですが、その4倍も金利があります。このようにファーミングにすることで、金利を増やすことができる。
イールドファーミングのデメリット
- 海外の業者でないとできない
- 利息は預けてある暗号資産(仮想通貨)とは別の暗号資産(仮想通貨)になる
- ハッキングや詐欺により資金が盗まれる可能性がある
- 預けてある暗号資産(仮想通貨)の価格が下落する可能性がある
- 預けてある企業が倒産する可能性がある
* * *
ステーキングのデメリットとほぼ同じですが、3番目と4番目を解説します。
◆ ハッキングや詐欺により資金が盗まれる可能性がある
ハッキングとは、暗号資産(仮想通貨)を預けてあるところのコンピューターに違法に侵入して暗号資産(仮想通貨)を盗みだすこと。
これは私たちにはどうすることもできません。盗まれたものを保証されるのかもわかりません。ですから、全財産を預けるようなことは避けるべきです。
詐欺は主に偽サイトを作ってそこに誘導し、ウオレット(暗号資産(仮想通貨)の財布)を接続させたあとに資金を盗むという手口です。
これは私たち自身で防ぐことができます。
防衛策
1、検索した時に、URLを必ず確認する。
本物のサイトURLなら、シンプルで短いはずです。(やたら長いのは怪しみましょう)
2、検索した時に広告はクリックしない。
NFTの大手マーケットプレイスであるOpenSeaの偽サイトが広告でトップ出ていたことがあります。気を付けましょう。
3、最初にアクセスするときは信頼できそうなサイトからアクセスし、そのページをブックマークしたら、2回目以降はブックマークから開くようにする。
◆ 預けてある暗号資産(仮想通貨)の価格が下落する可能性がある
これについては単体のステーキングより少し複雑になります。
ファーミングでは「インパーマネントロス」という。
例えば暗号資産(仮想通貨)AとBのペアでファーミングしていると仮定します。
暗号資産(仮想通貨)Aの価値が下がっていなくても暗号資産(仮想通貨)Bの価値が下がるとAとBのペアのバランスが崩れます。
崩れるとそのバランスを保つために数量が自動的に変動します。
例えば最初はA=Bの同価値だったとして、それぞれ105枚ずつ預けました。
「A:B=105:105」
その後、Aは価値が変わらずにBの価値だけがAに対して半分になったとします。
すると預けた枚数は「A:B=70:140」に変化します。
あと、望んでいないのに価格が下がっていない方の枚数が減り、価格が下がっている方の枚数が増えます。つまり強い暗号資産(仮想通貨)が減り、弱い暗号資産(仮想通貨)が増えるので、この時点でファーミングを止めると弱い暗号資産(仮想通貨)が増えて戻ってきます。
こういう弱い暗号資産(仮想通貨)はその後もさらに下げる可能性がある。
イールドファーミングに関してもっと詳しく知りたい方はこちら▼
暗号資産(仮想通貨)ファーミングで不労所得。スキルなしで年利20%以上が狙える
「暗号資産(仮想通貨)のイールドファーミングってレンディングよりお金が増えるらしいけど、どうすればできるの?暗号資産(仮想通貨)初心者でもできるのかな?」・・・こんな人向けに、初心者でもわかりやすく解説している記事です。
5、DeFiで複雑な資産運用 (難易度:★★★★★)
これは、かなり難易度が高く、英語力、DiFi操作力、運用力が問われるので、お勧めしません。(前述した預かり証明書を預けてさらにステーキングするなどもここに含まれます。)
DeFiではそれ以外にも暗号資産(仮想通貨)を預けて別の暗号資産(仮想通貨)を借り、それをステーキングやファーミングすることもできます。
ですが、こうなると沢山のサービスを利用することになるので、よりハッキングリスクや倒産リスクも増します。
それと中には自動で運営されているところもあり(DAOと呼ぶ)、そういうところは責任者がいません。完全自己責任で全てをしないといけなくなります。
結論:初心者は手を出すべきでない。
基本とリスクを理解した上で、より複雑なDeFiの運用方法を知りたい方はこちら▼
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「DeFiでステーキングやファーミングで運用してるけど、もう少し賢くDeFiを利用する方法ってあるのかな?DeFiと呼ばれるものが沢山あってよくわからない。」・・・こんな人向けに、より複雑なDeFiでの運用を解説している記事です。
✓ 以上簡単ですが、暗号資産(仮想通貨)を副業にした際の稼ぐ方法を5つ紹介しました。短期トレードは今回外しましたが、中長期でのトレードでしたら、これも副業になり得ます。
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