暗号資産(仮想通貨)ビットコインキャッシュ(BCH)とは?BCHの特徴と今後の予測
「ビットコインキャッシュってどんな暗号資産(仮想通貨)なの?ビットコインとなにが違うの?似た名前でわかりにくい。」
このような疑問に答えます。
私も暗号資産(仮想通貨)を始めたばかりのころに、取引所でビットコインと混乱した一人です。
- 暗号資産(仮想通貨)ビットコインキャッシュ(BCH)とは
- ビットコインキャッシュの特徴
- ビットコインキャッシュ(BCH)の今後の予測
これを書いている私は、資産の大半を暗号資産(仮想通貨)にして実際に運用中。NFTも3つのマーケットプレイスで販売しています。
もくじ
暗号資産(仮想通貨)ビットコインキャッシュ(BCH)とは
ビットコインキャッシュ(BCH)は2017年8月1日にビットコインのハードフォークによって誕生した暗号資産(仮想通貨)です。
ハードフォークの理由は様々ですが、改善や今後の方針についての意見の相違が原因であることが多いです。
この時ビットコインがハードフォークを行った理由は、スケーラビリティ問題に対する対処の仕方で意見が分かれたからです。
◆スケーラビリティ問題に対する対処方法で2つの意見に分かれました。
2つの対処方法
- Segwit(セグウィット)派:データを圧縮して対応
- Big Block(ビッグブロック)派:ブロックを増やして処理速度を向上させて対応
※この対立で結果的にハードフォークを行って分裂したのです。
ビットコインキャッシュは Big Block(ビッグブロック)派で、ビットコインはSegwit(セグウィット)派。
ビットコインキャッシュとビットコインの違い
簡単に2つの違いを説明しておきます。
2つの違い
- ブロックサイズの違い
- 目的の違い
* * *
ブロックサイズの違い
ビットコインは取引を記録するために10分毎にブロック(1㎆容量)というものを1つ生成しますが、ビットコインキャッシュはこのブロック容量が32MBで、ビットコインの32倍です。
目的の違い
ビットコインはもともとは通貨の送金のために生れたものですが、時が経つにつれ、より高速&低コストの暗号資産が生まれたことにより、「デジタルゴールド」と呼ばれる資産価値の保存の方に向かってます。
ビットコインキャッシュは日常決済に利用できるように利便性を高めることを目的としています。そのため機能の面ではビットコインよりも格段に上ですが、価格は大きく差をつけられてます。
理由は定かではありませんが、やはり当初の名前を継続していることから、ビットコインが本家、本流という認識が高く、流通通貨というよりは資産という認識が優っているように思えます。
ビットコインキャッシュ(BCH))の概要
- トークン名:ビットコインキャッシュ
- シンボル :BCH
- 総発行枚数:19,184,850枚
- 価格 :$115.48 (約16,170円)(2022年9月時点)
- 時価総額 :$2,215,338,101(2022年9月時点)
- 時価総額ランキング:30位 (2022年9月時点)
- WEBサイト :公式サイト
- WP :ホワイトペーパー (英語)
- 価格推移 :ビットコインキャッシュのチャート
ビットコインが数百万円という価格に対して1/100以下の価格ですが、機能面ではビットコインよりも優れてます。これが価格に反映されていないのが、相場の不思議なところ。
なお、ビットコインのハードフォークで生まれた暗号資産(仮想通貨)で時価総額ランキング30位以内はビットコインキャッシュだけです。
ビットコインキャッシュの特徴
- スマートコントラクトを搭載
- アップデートで機能向上
- 決済サービスに導入
* * *
スマートコントラクトを搭載
今回ビットコインキャッシュについて調べるまで、私も知りませんでしたが、スマートコントラクトを搭載しています。
これは、イーサリアムが初めて搭載した機能で、これによりさまざまなサービスが行えるようになるのです。例えばNFT、DeFi、ゲーム等はスマートコントラクトがあるおかげで生まれたサービスです。つまり汎用性を生む技術がスマートコントラクト。
ビットコインには搭載されていません。
アップデートで機能向上
ビットコインキャッシュは、ブロックチェーンの機能や仕様を向上させるためにアップデートを繰り返しています。それによりクリプト関連の情勢に合わせた臨機応変な対応が期待できます。
今後も定期的にアップデートを繰り返すことで、より使いやすい暗号資産(仮想通貨)へと発展する可能性があります。
決済サービスに導入
◆海外決済サービスのPayPalや楽天ではビットコインキャッシュでの決済が行われております。これら大手企業が導入していることは、今後ほかの企業も導入する可能性が高まります。
◆中国では、決済・チャットアプリの 「WeChat」 が、ビットコインキャッシュの送金が行えるウォレット機能を追加してます。中国市場は膨大なので、ここを押さえることはかなり大きな意味を持ちます。利用者や利用金額は確実に向上するでしょう。
◆Bitcoin.comが2020年6月にビットコインキャッシュをメールアドレス宛てに送付できるサービスを開始しました。
受け取り側の暗号資産(仮想通貨)ウォレット入金アドレスを知らなくても、メールアドレスを知っているだけで、送金できてしまうという画期的な機能です。
* * *
ビットコインキャッシュの今後の予測
送金に特化した暗号資産(仮想通貨)は最近どんどん生まれてきています。
企業間ではリップル(XRP)
個人間ではステラルーメン(SLM)
これらには送金速度も送金コストも太刀打ちできないのが現状でしょう。
では、どこで太刀打ちできるのか?
それを見いだせないと生き残れないかもしれません。
ただし、ビットコインキャッシュは送金だけではなく、決済通貨としても価値を持っていて、実際にアジアで100件前後の店舗で利用できます。欧州ではさらに多く、500件以上の店舗で利用することが可能です。
私見では、この「通貨としての役割」に重点をおいて開発をしていくのが、ビットコインキャッシュが生き残れる道だと思います。
* * *
まとめ:ビットコインキャッシュ(BCH)とは
- ビットコインのハードフォークによって誕生した
- アップデートを繰り返して機能向上している
- スマートコントラクトを搭載している
- 決済サービスに導入されている
◆決済サービスに活路を見出す方がビットコインキャッシュが生き残れる確率は高くなると思います。
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