暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)とは?ビットコインの特徴と今後の予測
「ビットコインって時々ニュースで見かけるから興味があるけど、よくわからなくて怖いから始められない。それにブロックチェーンとか暗号資産とか、なんだか難しそうだし…。」
このような疑問に答えます。
- 暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)とは
- ビットコインの特徴
- ビットコインの今後の予測
これを書いている私は、資産の大半を暗号資産(仮想通貨)にして実際に運用中。NFTも3つのマーケットプレイスで販売しています。
◆別記事でビットコインやブロックチェーンを平たく解説していますので、そちらも合わせて読むと理解しやすいでしょう。
≫ ブロックチェーンやビットコインとはなに?初心者向けにゼロから解説
もくじ
暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)とは
ビットコインは2008年にサトシ·ナカモトと名乗る人物の論文が発表されたことに始まります。そして翌2009年に世界初として発行された暗号資産(仮想通貨)(暗号資産)です。
ビットコイン誕生の目的
- 個人間で銀行口座を持たなくても直接送金ができる
- 国境を越えて送金でき、送金手数料も送金時間も法定通貨の送金より改善されたものである
このような目的を持って生まれました。(怪しい目的で始まってはいない)
未経験者のよくある誤解
- ブロックチェーン=ビットコインではない
- 暗号資産(仮想通貨)=ビットコインだけではない
- 暗号資産=暗号資産(仮想通貨)ではない
* * *
ブロックチェーン=ビットコインではない
ビットコインはブロックチェーンを利用していますが、同義語ではありません。ブロックチェーン自体は暗号資産(仮想通貨)以外にもさまざまな用途があります。
その用途の一つが暗号資産(仮想通貨)です。
暗号資産(仮想通貨)=ビットコインだけではない
ビットコインは暗号資産(仮想通貨)の一つですが、暗号資産(仮想通貨)そのものは2022年時点で、すでに1,000以上も発行されています。
ビットコインは一番最初に発行されたということで、暗号資産(仮想通貨)の代表のように思われていますが、他の暗号資産(仮想通貨)とは関係なく独自で動いています。
暗号資産=暗号資産(仮想通貨)ではない
暗号資産(仮想通貨)は暗号資産の一種ですが、暗号資産は他にもあります。暗号資産(仮想通貨)の後で誕生したNFTも暗号資産のうちの一つです。
ビットコイン(BTC)の概要
- トークン名:ビットコイン
- シンボル :BTC
- 総発行枚数:19,163,493枚
- 価格 :$19,506.11 (2022年9月時点)
- 時価総額 :$373,793,575,246(2022年9月時点)
- 時価総額ランキング:1位 (2022年9月時点)
- WEBサイト :公式サイト
- WP :ホワイトペーパー (英語)
- 価格推移 :ビットコインチャート
時価総額ランキングでは常に1位をキープ。
2位のイーサリアムがだいぶ追い上げてきてますが、まだ2倍以上の差があります。
ビットコインの特徴:メリット
- ブロックチェーンを利用している
- 発行枚数上限が設けられている
- 責任者が存在しない
- セキュリティが強固
- 個人間で送金できる
- 国境という概念がない
* * *
ブロックチェーンを利用している
先ほども書きましたが、ブロックチェーンという技術を利用しています。
ブロックチェーン技術を使うことによって
- 改ざんや不正が難しい(ほぼ無理)
- 偽札のように偽造することができない
- 盗むことが難しい
このような特徴があります。
発行枚数上限が設けられている
ビットコインの発行量は2100万BTCとプログラムによって設定されてます。これにより、希少性という価値が付随する。
法定通貨はどの国も発行上限が決められていません。なので、上限が設けられているビットコインは金などの資産という見方もされるため、「デジタルゴールド」と呼ばれたりします。
以下の特徴はこちらの記事でわかりやすく解説していますから、ここでは簡単に解説します。
≫ ブロックチェーンやビットコインとはなに?初心者向けにゼロから解説
責任者が存在しない
分散型と呼ばれるもので、普通の会社のようにトップとなる人がいません。なにか方針を決める時にはトークン(BTC)保有者で採決をとって決めます。
このような運営方式で動いている組織をDAO(ダオ)とも呼びます。
セキュリティが強固
上記の分散型とは、「みんなで一緒にビットコインを動かしていこう」というもので、データをみんなで共有しています。
だから、誰か一人のPC(ノードともいう)をハッキングしてデータを改ざんしても、残りの人達のデータと照合されれば、無意味となります。
もしハッキングしたい場合は、参加者の51%のPC(ノード)をハッキングする必要があります。これを「51%問題」といいますが、ビットコイン運営に関わっているノードは約1万3千あります。
同時に6千5百台をハッキングするのはほぼ無理ゲーです。
個人間で送金できる
銀行口座を持たなくてもウォレットとよばれる暗号資産(仮想通貨)を入れる財布のようなものを作れば(簡単に作れる)、誰でも誰にでも送金できる。
個人間で送金できることを「P2P(ピアツーピア)」といいます。
国境という概念がない
前述したように、ウォレットを持っている同士なら、誰でもどこへでも送金できます。(ネットに繋がっている必要はある)
なので、国という概念がそもそもありません。
ビットコインの特徴:デメリット
- 価格の変動が激しい
- リスク資産とみられている
- 決済サービスが少ない
- スケーラビリティ問題
* * *
価格変動が激しい
ビットコインを含めて暗号資産(仮想通貨)は価格変動が激しいです。
数倍から数十倍に価格が上がることもあれば、90%マイナスになるということもあります。
こういう価格変動が激しいことをボラティリティ(略してボラ)が高いといいます。ボラが高いものは、投資ではなくて投機向きとなります。
≫ 【初心者用】投資と投機とギャンブルの違いをわかりやすく解説【重要】
リスク資産とみられている
上記のように投機向きのものは、リスク資産とも呼ばれます。市場経済が悪化すると一番大きく下がるのがリスク資産です。
なので、2022年のようにウクライナ戦争による食料、燃料高騰やコロナ後の高インフレなどで経済悪化が始まると一番最初にリスク資産から資金は流出します。
つまり保有している暗号資産(仮想通貨)は売却されるということ。これはビットコインも例外ではありません。
決済サービスが少ない
決済サービスが少ないとは、ビットコインが使えるところが少ないという意味です。
しかしこれは、暗号資産(仮想通貨)はまだ始まったばかりなので仕方のない事です。これからネットショップや実店舗などでどんどん増えていくでしょう。直接使えなくとも、決済サービス会社側が後ろで通貨変換することによって使えるところなら今でも存在します。
スケーラビリティ問題
スケーラビリティ問題とは、利用者増加による情報処理数の増大によって、処理速度の低下とガス代高騰という問題。
上記のようにまだ決済サービスで使われることが少ないのでそれほど深刻ではないですが、これから利用者が増えるにつれてこの問題は深刻化していきます。
ビットコインの今後の予測
ビットコインは暗号資産(仮想通貨)の中では歴史が長いですが、それでもまだ始まったばかりです。(いわゆる黎明期)
だから、各国の法整備が整っていません。
そんな状態なので各国の暗号資産(仮想通貨)に対する対応はバラバラで、これからの法整備によってはさらに伸びたり、圧力をかけられたりするでしょう。
なので、ビットコインの今後は各国の規制や法整備に左右されます。
◆暗号資産(仮想通貨)の中でのビットコイン
ビットコインの値動きは他の暗号資産(仮想通貨)の値動きにも影響を与えます。最近ではイーサリアムの値動きが影響を与えることもありますが…。
つまり、他の暗号資産(仮想通貨)を売買している人達は常にビットコインの値動きも観察しているということ。
というわけで、ビットコインを保有していなくてもビットコインの値動きは常に見ておいた方がいいでしょう。
まとめ:ビットコイン(BTC)とは
- 世界初の暗号資産(仮想通貨)
- ブロックチェーン技術を使っている
- 分散型で責任者がいない
- セキュリティは高い
- リスク資産
- 他の暗号資産(仮想通貨)を牽引している
◆世界初の暗号資産(仮想通貨)なので書き出すとキリがないのですが、この「世界初の暗号資産(仮想通貨)」というキャッチフレーズがビットコインに付加価値を与えているとも言えます。
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