【注意】ドル建てと円建てではチャートが違う!ビットコインチャート【暗号資産(仮想通貨)】
「A社のチャートだと節を抜けたけど、B社のチャートだとまだ抜けていない。こんなとき、どっちを信頼すればいいのかわからない・・・」
このような疑問に答えます。
私のツイート
記事では実経済が改善されてない。というトレンドライン越えに否定的。
越えたかどうかは慎重になる必要性はあるが、どんな形にせよ越えたことには意味はある🐮👍
強気派が主導権を握るか? ビットコイン価格がトレンドラインを突破.https://t.co/LS0mydVEXR#ビットコイン #暗号資産(仮想通貨)
— beaburu_crypto (@bea_buru) October 6, 2022
この記事を見て、普段私が見ている取引所のチャートで確認すると、まだトレンドラインを抜けていなかった。
こんなとき、どっちを信用すればいいのか?
これについて書きます。
◆この記事を読めば、取引所によって違うチャートでも迷わないし、節を抜ける基準も明確になります。
もくじ
暗号資産(仮想通貨)ビットコインのチャート分析は取引所によって違う
ネットニュースで「ビットコインが週足での下降トレンドラインを越えてきた」と書いてあったので、私が見ているチャートで確認したところ、まだ越えていなかった。
私が普段使っている取引所でのBTC/USDTの週足チャート
こんな感じでまだ越えていない。
これはUSDTという米ドル連動型のステーブルコイン対ビットコインで、早い話がドル建てでのビットコイン価格チャート。
ネットニュースで「ビットコインが下降トレンドラインを越えてきた」というのは、円建てチャートでの話。
こういうことはよくあることで、暗号資産(仮想通貨)の取引価格は為替のレートにも左右されて動くから。つまり、BTC/JPYとBTC/USDTとUSD/JPYの価格はお互いに連動して動く。
こういう時どっちを信用すればいいのか?
結論:どちらでもいい。
どちらでもいいからそのチャートを使い続けることが重要。
理由は、どっちのチャートが得か損かというのはエントリーのタイミング、手仕舞いのタイミングなどの売買ルールによって変わるので、チャートそのものとは関係ないからです。
今回はこっちが有利だったから、次回はこっちのチャートにしよう。などと、毎回使うチャートを変えていると、基準に一貫性がなくなり後で検証しようにもできなくなります。
なので、どこの取引所のチャートを基準にしてもいいのですが、そのチャートを使い続けることが重要になる。
BTC/JPYの週足チャート
さっきのチャートは対米ドルでしたが、これは対円チャートです。
対円チャートですと、まだまだ届いていません。
ドルと円の関係が動いているから当然と言えば当然ですが、海外の記事では基本前提がBTC対米ドルなので、注意が必要です。
対円と対ドルではチャート形成が違うから。
・トレンドL(ライン)とは相場が上下のどちらに向かっているのかを示す線。
・サポートL(ライン)とは支持線という意味で、下落を阻む買いが生じやすいポイントという意味。
・レジスタンスL(ライン)とは抵抗線という意味で、上昇を阻む売りが生じやすいポイントという意味。
どうなったら抜けたと判断するのか?
過去のチャートですが、基本は同じなのでこれで解説します。
チャートは週足チャート。斜めの線がトレンドライン。
トレンドラインを超えたかどうかは、基本的にはチャートでローソク足で越えたかどうかで判断するのが最適です。この時ヒゲを越えたか、終値で越えたか?という細かい規則は個人個人で判断すればいいことです。
注意すべきは、週足で引いたラインを日足ローソクで越えたという判断は、時間軸が統一されていないため都合よく解釈してしまう可能性があるということ。
ボックスレンジを越える前に下降トレンドを越えたら?
BTC/USDT 日足チャート
もう一つチャート分析に関して解説します。
上記のビットコインチャートのように、サポートL(青線)とレジスタンスL(黄線)との間で動くことを、「ボックス(BOX)レンジ」といいます。
このボックスレンジ内の動きのまま下降トレンドLを越えた場合、越えた意味はあるのか、ないのか?
結論としては、あまり意味がないです。
週足で引ける下降トレンドLと日足で引けるサポートL&レジスタンスLのボックスレンジでは、週足で引ける下降トレンドLの方が強いパターンです。
ボックスレンジのライン上下を、どちらも越えずに下降トレンドLを越えてきた場合は、下降トレンドLが効いていないことを意味するので、これは強気派(買い手)にとってはいい材料となります。
最近の出来高が急増していることを考えても、今回のボックスレンジはただのもみ合いではありません。売り方買い方の激しい攻防の結果によるレンジ内の動きです。
ですから、レンジの上限を超える前に下降トレンドLを越えることには意味があります。その上で、レンジ上限のレジスタンスLも越えてくるようならば、強気派にとってはさらに好材料となる。
初心者の方には少し難しい話でしたが、このように力の強弱を測るのがチャート分析で、何百、何千のチャートを見ていく内に身に付いてきます。
本記事のまとめ
- どの取引所のチャートを使ってもいいが、それを使い続けることが重要
- 対ドルチャートと対円チャートでは若干違う動きになる
- 上の時間軸のレジスタンスLやサポートLを越えることには意味がある
- 出来高を見て、ただのもみ合いかそうでないかを見極める
◆今回の記事はチャート分析とテクニカル分析の要素も含んだ内容になってしまいました。
チャートを理解するにはやはり最低限のテクニカル分析の知識は必要になります。このブログではテクニカル分析方法についても解説していますので是非ご活用ください。
ページ上の「チャート分析」をクリックすると、チャート分析の過去記事がでてきます。(1年以上経ったものは削除される)「リアルチャート分析と解説」も勉強になると思います。
みなさんの参考になれば幸いです。
共に頑張りましょう。
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