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暗号資産(仮想通貨)の現物取引とは?レバレッジ取引との違いを解説【基礎知識】

トレード基礎知識

「暗号資産(仮想通貨)の現物取引ってなに?レバレッジ取引というのもあるし、販売所というのもあって何がどう違うのか?どこで買えばいいのか、よくわからない。」

このような疑問に答えます。

本記事の内容
  • 暗号資産(仮想通貨)の現物取引とは         
  • 現物取引とレバレッジ取引の違い        
  • 現物取引の特徴(メリット・デメリット)           

これを書いてる私は、株と為替FXを足してトレード歴15年。あのライブドアショックやリーマンショックも経験し、共に無傷で生き残っています。

 

暗号資産(仮想通貨)の現物取引とは 

暗号資産(仮想通貨)の現物取引とは 

暗号資産(仮想通貨)取引所では名称が若干異なりますが、暗号資産(仮想通貨)を購入する時はだいたい下記の3種類があります。

  • 販売所
  • 取引所
  • 暗号資産(仮想通貨)FX(レバレッジ取引)

2番目の取引所では下記の2種類の売買方法がある。

  • 現物取引
  • レバレッジ取引

結局、一つの販売所で4種類もの売買方法があることで、初心者にはわかりづらくなってます。(そういう私も最初は現物とレバレッジを間違えました)

まずはざっとこの3つを解説します。

  • 販売所
  • 取引所
  • 暗号資産(仮想通貨)FX(レバレッジ取引)

販売所

これは暗号資産(仮想通貨)取引所の会社とお客との間での取引です。

だいたい手数料無料と書いてありますが、実際には「スプレッド」という形で手数料がかかってます。

取引所

板情報を見ながらお客対お客同士が取引できる。
売買相手は暗号資産(仮想通貨)取引所の他の利用者です。

ただし相手は個人かもしれないし、どこかの機関に属した人かもしれません。

トレードのプロもいれば、アマも入り混じった環境です。

暗号資産(仮想通貨)FX(レバレッジ取引)

取引所が提供する「差金決済」と呼ばれる仕組みでの取引。

「差金決済」とは実際の売買は行われずに、トレードで生じた損益差分だけのお金(法定通貨)が動くという仕組。

これだと「空売り」という持っていない暗号資産(仮想通貨)を売りから入ることができます。空売りにより、下降相場でも利益が狙えるという特徴があります。

この暗号資産(仮想通貨)FXはレバレッジ取引という名称のところもある。

注意:差金決済で購入した暗号資産(仮想通貨)は実際に購入してるわけではないので、他のウォレットへ送金することはできません。

 

取引所での売買 

お客対お客同士の取引が現物取引とよばれます。
ですが、ここでも取引所によっては、レバレッジをかけて取引することができます。

取引所では2種類の売買方法がある。

  • 現物取引
  • レバレッジ取引
レバレッジ取引とは、取引口座に入金したお金を担保にして、口座資金の最大2倍*までの資金で取引できる仕組みのことです。(※国内では2倍までとなっていて、国内どの取引所でも同じ倍数です)

レバレッジという言葉は日本語の「テコの原理」のような意味で、小さい資金で大きな金額を動かすという仕組みをわかりやすく表現したもの。

暗号資産(仮想通貨)FXと何が違うのかというと、誰と取引をしているか?という取引相手の違いです。取引所でのレバレッジ取引は売買相手は暗号資産(仮想通貨)取引所のお客で、暗号資産(仮想通貨)FXでのレバレッジ取引相手は暗号資産(仮想通貨)取引所の会社です。

相手が違いますが、実際の売買の違いで言えば、流動性の違いになるかと思います。暗号資産(仮想通貨)取引所自体が相手の場合の方が流動性が高く、お客同士の取引の方が流動性が低いです。

レバレッジ取引についてはこちらの記事で詳しく書いてます。
≫ 暗号資産(仮想通貨)のレバレッジ取引とは?現物取引との違いを解説【基礎知識】

 

現物取引のメリット 

いわゆる一番ノーマルな取引がこの現物取引です。

板情報と呼ばれるものとチャートの両方を利用して、暗号資産(仮想通貨)取引所の顧客同士で売買します。

販売所での売買は価格のみが表示されるだけで、その他の情報はありません。これは、未経験者にとってはとても簡単に暗号資産(仮想通貨)が買えるからいいですが、買値が高いのがデメリットです。

安く買いたいのなら、絶対に現物取引がお勧めです。

現物取引では手数料が設けられてますが、販売所の高い価格と比べれば結果的に低い手数料となります。

現物取引の売買手数料は2種類

  • メイカー
  • テイカー

メイカーとは板取引板(気配値)に自分の注文を置くことで、結果として市場の流動性を作ることになる取引のこと。

テイカーとは取引板(気配値)に並んだ注文に自分の注文をぶつけて、約定することにより、結果として市場から流動性を取り除く取引のこと。

これは取引所のビットバンクの手数料表です。
現物取引
青枠:メイカー -0.02%
赤枠:テイカー  0.12%

メイカーの -0.02%?マイナスの手数料って何でしょう?
実は、売買代金の 0.02%もらえるんです。支払うのではありません。

流動性を生んでいるということで、お金が貰えます。(海外取引所ではこれが当たり前)

テイカーの 0.12%は普通に支払うべき手数料です。

販売所スプレッドとの比較:ちなみに販売所では1%〜5%高い価格設定(スプレッドがある)になってますから、実質の手数料は1%~5%ということになり、現物テイカーの手数料0.12%と比べると、かなり高いということがわかるでしょう。

◆実際の板情報図
現物取引2
あなたがビットコインを買おうとしている場合、
自分の注文を下の青枠に出して買えた場合はメイカーとなり、0.02%の手数料がもらえます。

自分の注文を上の赤枠の注文にぶつけて買った場合は、テイカーとなり、0.12%の手数料が取られます。

これが現物取引の手数料の仕組です。
メイカーにしろテイカーにしろ、売買価格と手数料という点では販売所より得です。

ビットバンクの手数料に関してはこちらをどうぞ。
https://bitbank.cc/docs/fees/?f=google_cpc

 

現物取引のデメリット 

デメリットはこの通り

  • 初心者には売買しにくい
  • 流動性がいいとは限らない
  • 下降相場で利益が出せない

初心者には売買しにくい

情報があり過ぎて、逆に初心者には売買しにくいでしょう。
それにメイカーで注文を出しても約定しないということもあります。

ですが、数回売買してみればだいたいのコツはわかります。
それに、最初はテイカーとして注文を出せば、約定しないということは避けられます。

スーパーで同じジュースが100円安く売っていれば、普通安い方で買いますよね?暗号資産(仮想通貨)でも本来はそうすべきです。

最初だけ慣れないので面倒に感じますが、大事なお金です。しっかり慣れておきましょう。

流動性がいいとは限らない

売買相手が同じ顧客なので、買いたい時に買いたい値で買えないとか、十分な数量が買えないということが生じることがあります。

なので、暗号資産(仮想通貨)取引所は大きなところで流動性のある銘柄を選ぶ方がいいです。

あとは自らメイカーの方に注文を出して約定するのを待つという手もあります。ですが、少額ならこれはそれほど気にする必要はないかもしれません。

それとビットコイン/円やイーサリアム/円などのメジャーな暗号資産(仮想通貨)であれば流動性に問題はないでしょう。

下降相場で利益が出せない

現物取引では買いからしか入れないので、レバレッジ取引のように売りから入る「空売り」ができません。

ですから、相場が上昇相場でないと利益が出せません。

これに関しては、短期トレーダーに取ってのデメリットであり、長期保有目的の人にとってはあまり関係ありません。

◆以上が暗号資産(仮想通貨)取引で絶体欠かせない現物取引の解説でした。

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