仮想通貨メイカー(MKR)とは?メイカーの特徴と今後の予測

「メイカーってどんな仮想通貨なの?DAIというステーブルコインと関係があると聞いたけど、どういうこと?」
このような疑問に答えます。
- 仮想通貨メイカー(MKR)とは
- メイカーの特徴
- メイカー(MKR)の価格推移と今後の予測
これを書いている私は、資産の大半を仮想通貨にして実際に運用中。NFTも3つのマーケットプレイスで販売中。
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上記を了承された方のみこの先をお読みください。
仮想通貨メイカー(MKR)とは

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仮想通貨メイカー(MKR)はDeFi領域で稼動していたMakerというプラットフォームが発行しているガバナンストークン* です。
仮想通貨のメイカーはいったん脇において、Maker(メイカー)というプラットフォームの解説をします。なぜなら、そのプラットフォームの需要が仮想通貨メイカーの価格に反映されるからです。
◆Makerというのは、仮想通貨を担保にして米ドル連動のステーブルコイン* DAIが借りれるというサービスを行ってます。
おそらくDeFi領域に詳しくない方は、なんのことかさっぱりわからないと思いますので、簡単に説明します。
◆あなたがビットコインを長期保有目的で購入したとします。長期保有目的なので他の通貨に変換したくはありません。
ところでクリプト世界では、ビットコインやその他の仮想通貨を上手く運用すると、年利がたくさん稼げるサービスがDeFi領域にはたくさんあります。それらはビットコイン単体やビットコイン絡みよりも他のコインの方が年利率が高いことが多いです。
ビットコインは手放したくない人が、ビットコインを担保にステーブルコインDAIを借ります。ステーブルコインはいろいろな通貨に変換できるし、ドルに連動しているので価格も安定しています。
◆このDAIを使ってさらに他の通貨に変換してステーキングしたり、年利率の高いファーミングをしたりして、稼ぐという仕組みです。
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このサービスは当たりました。多くの利用者がビットコインやイーサリアムを担保として預けたのです。しかも担保率は200%と設定していて、預けた通貨価値の50%しか貸出してません。
価格が下落すれば、担保率は当然下がり200%を下回ればDAIの返還か、追加担保がない場合、担保として預けた通貨(ビットコインやイーサリアム)は清算されてしまいます。
仮想通貨メイカーはそんなプラットフォームを運営する組織が発行しているガバナンストークンです。
メイカー(MKR)の概要
- トークン名:メイカー
- シンボル :MKR
- 総発行枚数:977,631枚
- 価格 :$707.74(約100,519円)(2023年6月時点)
- 時価総額 :$101,155,612,599((2023年6月時点)
- 時価総額ランキング:54位 ((2023年6月時点)
- WEBサイト :公式サイト
- WP :ホワイトペーパー (英語)
- 価格推移 :メイカーチャート
時価総額ランキングこそ50位代ですが、1MKR=約15万円と高額がついてます。
これで発行量が増えれば、簡単にランキング上位に上がるでしょう。
メイカーの特徴
- 発行する組織が仮想通貨DAIを貸出している
- DAIはステーブルコインで4番目のシェアがある
- Maker財団が解散予定
* * *
発行する組織が仮想通貨DAIを貸出している
先述しましたが、Makerというプラットフォームで仮想通貨を担保にステーブルコインDAIを貸し出してます。
担保となる仮想通貨は厳選されており、比較的安定した通貨だけしか受け付けてません。
◆担保となる通貨例
- ETH
- WBTC
- UNI
- MATIC
- LINK
Makerという上手くいっている基盤があるので、仮想通貨メイカーはかなり高額な価値となってます。1MKR=約15万円
DAIはステーブルコインで4番目のシェアがある
DAIはステーブルコインの中で4番目の時価総額です。これは4番目にシェア率が高いということになる。
◆ステーブルコイン時価総額順位
- USDT:$68,457,354,962 (時価総額ドル表示)
- USDC:$43,916,913,069
- BUSD:$21,630,250,891
- DAI :$6,214,116,661
そのため、DAIが使える他のDeFiサービスも多い。
◆他のDeFiサービス例
- 1inch
- Curve
- Uniswap
この3つはDeFi領域では古くからあり、かなりの数のユーザーと取引金額を誇るプラットフォームです。
Maker財団が解散予定
Makerプラットフォームは分散型で非中央集権なのですが、運営はMaker財団というところが関わっていました。
しかしこの財団の決定権が大きくなりすぎたために、解散することが決定してます。
では今後、誰が運営方針を決定するのか?
それが、ガバナンストークンである仮想通貨メイカーの保有者です。
今後のMakerの運営方針はメイカー(MRK)ホルダー達の投票で決定していきます。保有量が多いほど、多くの投票権を持つことになり、影響力が強くなるので、これはこれで心配の種ではあります。
このような非中央集権で運営する組織のことをDAO(ダオ)と呼ぶのですが、これまでにこのような運営の仕方をした組織がないので、これからどのような問題が生じてくるのか?未知の世界です。
メイカー(MKR)の価格推移
次にメイカーの価格チャートをチェックします。
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メイカー対円の週足チャート
ビットバンクのチャート画面。
10ヶ月前に上場したので、チャートが短いです。
ですが、この短いチャートからでもメイカーが強いのがわかります。
オレンジの下降トレンドLを上抜けし、なおかつ水平レジスタンスL1も上抜けてます。
仮想通貨全体がまだ弱い中でこのような動きをしている通貨は少ないです。
・トレンドL(ライン)とは相場の上昇、下降のどちらに向かっているのか?方法を示す線。
・サポートL(ライン)とは支持線という意味で、下落を阻む買いが生じやすいポイントという意味。
・レジスタンスL(ライン)とは抵抗線という意味で、上昇を阻む売りが生じやすいポイントという意味。
メイカー日足チャート
日足で見てみましょう。
画像右下にある青枠の出来高に注目です。
それまでより大きく出来高が増えているのが確認できますね。
チャートが本格的に上昇する時は、このように出来高が増えます。ただし、絶対に上昇するわけではありません。
この出来高増加は、誰かが大きく買い込んでいるという証で隠すことのできないものです。
メイカー日足チャート2
同じ日足チャートですが、別の視点から次のターゲットを推測します。
直近では緑線で反応して下げてますが、このレジスタンスLはあまり強くなさそうなので、越えるのは時間の問題に見えます。
では、次の強力なレジスタンスはどこか?ということになりますが、それが黄色線で引いたレジスタンスL2です。
理由ですが、左に上昇トレンドラインが一本引けます。その上昇トレンドラインを大きく下抜け、直近安値も下抜けて大きく下落したあとに、今度は大きく上昇しました。
かなりの出来高をともなった上昇だったのですが、先ほどの上昇トレンドライン延長線上で綺麗に跳ね返され、もう一度大きく下落してます。
逆に言えば、レジスタンスL2まではそれほど強いレジスタンスラインはなさそうなので、緑線を上抜いたあとは、レジスタンスL2まではけっこうすんなり上昇しそうというのが私の見立てです。
メイカーの今後の予測
MakerDAOによるDeFIプラットフォームが上手く回っている限り、そこが発行するガバナンストークンである仮想通貨メイカー(MKR)は比較的安定した価格を維持するとみてます。
同じようにDeFiを母体とする仮想通貨にBNBがあります。ここもBUSDというステーブルコインを発行していて、ステーブルコイン時価総額3位です。
この仮想通貨BNBはイーサリアムのETHと対等の価値を維持しています。
しっかりと利益が出てる母体が発行する通貨は強いという結果が他でも出てるので、メイカー(MKR)も同じように安定感があるという予測が立ちます。
まとめ:メイカー(MKR)とは
- 通貨発行する組織が仮想通貨DAIを貸出しているDeFiプラットフォーム
- DAIはステーブルコインで4番目のシェアがある
- Maker財団が解散予定
◆MakerがDeFi領域ですでに実績があり、DAIのシェアもあることから、Makerを脅かす似たようなプラットフォームはなかなか出てこないのではないかと思います。そういう意味では仮想通貨メイカーの価格は比較的安定して推移していくでしょう。
価格が上昇していくかどうかは、DeFiの利用者や仮想通貨に参入する人が、増えるかどうかにかかっていると思います。
以上でメイカー(MKR)の解説を終わります。
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※トレードに必要なのは技術だけではありません。メンタルについても実体験をもとに書いてます。