暗号資産(仮想通貨)ポリゴン(POL)とは?ポリゴンの特徴と今後の予測
「ポリゴン(Polygon/POL)ってどんな暗号資産(仮想通貨)なの?「旧名:マティック(MATIC)」と関係があると聞いたけど、どういうこと?」
このような疑問に答えます。
- 暗号資産(仮想通貨)ポリゴン(Polygon/POL)とは
- ポリゴン(Polygon/POL)の特徴
- ポリゴン(Polygon/POL)の今後の予測
まず混乱の元を断つために、ポリゴンとマティックという言葉を整理しておきます。
マティック(MATIC)とはポリゴンの昔の名前で、途中からポリゴン(Polygon)という名称に変更しました。
ですが、暗号資産(仮想通貨)では昔の名がいまでも残っているので、マティック(MATIC)という名前がいまだに表記されています。追記:2024年9月に「MATIC」から「POL」にシンボル名が変更された。
ここでは、統一してポリゴン(Polygon)とだけ表記します。
暗号資産(仮想通貨)ポリゴン(Polygon/POL)とは
ポリゴン(Polygon)とはイーサリアムのセカンドチェーン(レイヤー2「L2」とも呼ばれる)です。
セカンドチェーンとは、イーサリアムブロックチェーンにくっついて作動すると考えてください。基本的な部分はイーサリアムブロックチェーンを利用してます。
Q:このL2はなんのためにあるの?
A:イーサリアムのスケーラビリティ問題に対応するためです。
これについてはあまり詳しい内容を知る必要はないです。
イメージとしては、イーサリアムブロックチェーンが渋滞しないように、ポリゴンチェーンで交通整理をしてから、イーサリアムブロックチェーンへ情報を送るという感じです。
ポリゴン(POL)の概要
- トークン名:ポリゴン
- シンボル :POL
- 総発行枚数:100億枚
- 価格 :$0.8093(約116円)(2022年10月時点)
- 時価総額 :$7,068,520,802 (2022年10月時点)
- 時価総額ランキング:11位 (2022年10月時点)
- WEBサイト :公式サイト
- WP :ホワイトペーパー (英語)
- 価格推移 :ポリゴンコインチャート
通貨発行から5年で時価総額ランキング19位まで上がり、その後も順調に上位を維持しています。(安定感がある)
ポリゴンの特徴
- イーサリアムのセカンドレイヤー
- PoS(プルーフ・オブ・ステーク)を採用している
- 取引速度と取引コストの改善
- 発行上限枚数が決まっている
* * *
イーサリアムのセカンドレイヤー
前述した通りで、イーサリアムのスケーラビリティ問題に対応するために生まれたのがポリゴンチェーン。
ゼロからブロックチェーンを作っているのではなく、イーサリアムブロックチェーンを利用する形で作動します。
こういうのを「レイヤー2」ともいう。
レイヤー2に対して「レイヤー1」というのがあり、それは一からブロックチェーンを作っているチェーンです。(ポルカドットやソラナなどがある)
≫ 暗号資産(仮想通貨)ポルカドット(DOT)とは?ポルカドットの特徴と今後の予測
PoS(プルーフ・オブ・ステーク)を採用している
コンセンサスアルゴリズムでPoSを採用している。
イーサリアムも今はPoSですが、以前はPoWでした。
※2022年9月15日にイーサリアムはPoWからPoSに移行している。
PoSやPoWについてもそれほど詳しく知る必要はありません。
運営方式の違いで、どうやってブロックチェーンを動かし、管理し、報酬を与えるか?という方式の違い。
覚えておくのなら、PoSはエコでいいイメージが持たれている。PoWは消費電力が多くて批判の的になっている。ビットコインはPoWの代表です。
≫ 【基本】イーサリアムとは何か?ビットコインとの違いを丁寧に解説
取引速度と取引コストの改善
イーサリアムのスケーラビリティ問題に対応していますから、取引速度と取引コストがイーサリアムに比べて改善されてます。
◆取引速度
- イーサリアム 1秒に15件
- ポリゴン 1秒に65,000件
全然違いますね。
◆取引コスト (日時や混雑状況によって変わる)
- イーサリアム 数千円~数万円
- ポリゴン 数円~数十円
こちらも全然違います。
発行上限枚数が決まっている
イーサリアムは発行上限枚数が決ってませんが、ポリゴンは100億枚と決ってます。
ですから、ポリゴンチェーンの需要が増えて、通貨であるMATICが多くの人に使われ出すと、自然と価値が上がり価格上昇につながります。
ポリゴンの今後の予測
◆チャート的には下には一つのサポートラインしかありませんが、上にも重要なレジスタンスラインが一つあり、それを上抜けばその後は順調に上がるようなチャート形成をしています。
◆ファンダメンタル的には、どれだけの需要をポリゴンが確保できるかにかかってます。
今はいろいろなレイヤー2がありますが、いまのところポリゴンチェーンが一番多くのプラットフォームで使われてます。
これを今後さらに伸ばせるかどうかが、価格上昇のカギとなりそうです。
まとめ:ポリゴン(POL)とは
- イーサリアムのセカンドチェーン
- PoS(プルーフ・オブ・ステーク)を採用している
- 取引速度と取引コストの改善
- 発行上限枚数が決まっている
ポリゴンチェーンはすでにいろいろなプラットフォームで採用されています。
NFT最大プラットフォームのオープンシーを始め、だいたいのNFTマーケットではポリゴンも使えるようになってます。
その他DeFi領域やGamFi領域でも需要を広げることがポリゴン発展のカギです。
≫ オープンシーでPolygon(ポリゴン)暗号資産(仮想通貨)でのNFT売買方法【詳細】
≫ メタマスクにPolygon(MATIC)ネットワークを追加する一番簡単な方法【最新】
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