暗号資産(仮想通貨)のDeFi(ディファイ)とは?一般人がお金を増やすチャンス!
DeFiに興味がある人
「DeFiはお金が増やせるみたいだから始めてみたいけど、なにをどうすればいいのかさっぱりわからない。暗号資産(仮想通貨)&海外サイトだから不安でしかたない。誰か簡単にわかりやすく、DeFiとはなにか?始め方やメリットデメリットを教えて欲しい。」
このような疑問に答えます。
- DeFiとはなにか?
- DeFiのメリット
- DeFiのデメリット
- DeFiの種類
暗号資産(仮想通貨)のDeFi(ディファイ)とはなにか?
DeFi(ディーファイ)とは、Decentralized Financeの略で、一般的に「分散型金融」と訳されます。
分散型金融?ピンとこないですよね。
難しい説明は他のサイトにまかせて、ここではわかりやすく簡単に説明します。
「分散」と「金融」を切り分けて説明しましょう。
「金融」
その名の通り、銀行や証券会社、そして株式会社が行っていることが、DeFiではできます。違うのは、法定通貨ではなく暗号資産(仮想通貨)という点。
しかも、銀行ではなく個人がお金を貸して利用料を得たり、通貨交換で手数料を得たり、暗号資産(仮想通貨)を預けて利息を得たり、暗号資産(仮想通貨)を担保に別の暗号資産(仮想通貨)を借りたりできます。
わかりますか?
一個人である庶民が銀行などが行っていることと同じような仕組で利益を得ることができるのです。(※暗号資産(仮想通貨)での話で、法定通貨ではできません)
「分散」
これはブロックチェーンの特徴なのですが、普通の会社と違って中央に権限を持った管理者が存在しないという意味です。こういう形態での組織を「DAO(ダオ)/非中央集権」といいます。
管理者がいない?
何か問題があったらどうするの?
そう思いますよね?
そうです。管理者がいないので、アプリ上での操作はすべて自己責任です。ブロックチェーン上に作られたDeFiというのは、自動で作業が行われます。それがブロックチェーン、正確にはイーサリアムブロックチェーンの特徴です。
だけど、そのアプリを誰かが作っているわけですから、運営者?(制作者?)はいます。なので、システムに問題が発生した時には、この人達が対処します。
細かいことを抜きで説明すると
DeFiとはブロックチェーン上に構築された暗号資産(仮想通貨)の金融システムということです。
初心者向け解説
≫ ブロックチェーンやビットコインとはなに?初心者向けにゼロから解説
≫ 【基本】イーサリアムとは何か?ビットコインとの違いを丁寧に解説
さらに解説
実はDeFiと呼ばれるところがすべてDAOで運営されているわけではありません。管理者がいるところもあるし、今は管理者がいるけどいずれDAOに移行しようとしているところもあります。
例えば海外取引所であるバイナンスは、DeFiのようなサービスは誰か責任者がいる中央集権で運営されるべきであると主張してます。
その代わり、通常の会社のようにどこの誰であるかを伝える必要があります。後述しますが、DeFiのサービスを使うのにどこの誰であるかを伝える必要が一切ないというのもDeFiの特徴です。
国も国籍も人種もなにも境界がなく、誰でも匿名で使えるのがDeFiです。(だから悪用もされる)
日本国内にはDeFiはない
日本発のDeFiはありません。
日本の暗号資産(仮想通貨)取引所はすべて会社(中央集権型)運営で、通貨の入出金などは人が行なっています。だから、手数料も高いし、時間もかかります。
DeFiの始め方
DeFiといっても沢山の種類があるので、ここでは簡単な流れだけを説明します。
DeFiを始めるために必要なもの
- ウオレット
- 暗号資産(仮想通貨)
* * *
◆ウォレット
ウォレットとは暗号資産(仮想通貨)を入れておく財布みたいなもの。このウォレットをDeFiのアプリケーションに繋ぐだけで、DeFiサービスが利用できます。(これは簡単で、ボタンをクリックするだけで済む)
≫ 【最新】MetaMask(メタマスク)とは? 使い方を丁寧に徹底解説
DeFiは基本イーサリアムブロックチェーン上で動作しますが、今はその上にさらにいろんなチェーンを構築して動作するチェーンもたくさん生まれてます。それらチェーンに合わせてウォレットを変えたり、通貨をブリッジ(チェーンの変換)をしたりする必要があります。
◆暗号資産(仮想通貨)
これがないと話になりません。国内取引所か海外取引所で暗号資産(仮想通貨)を購入してウォレットに送金します。
DeFiを始める手順 (初めて暗号資産(仮想通貨)を買う場合)
- 国内取引所で暗号資産(仮想通貨)を買う
- ウォレットに暗号資産(仮想通貨)を送金する
- ウォレットをDeFiサイトに繋ぐ
- 暗号資産(仮想通貨)を交換する
- サービスを始める
* * *
1、国内取引所で暗号資産(仮想通貨)を買う
国内取引所は基本どこでもいいのですが、金額が大きい場合は手数料の差がでてきます。「入出金、取引手数料無料」と書いてあるところは、スプレッドで見えない手数料を取ってます。
≫ 暗号資産(仮想通貨)取引のスプレッドに注意!見えない手数料が想像以上に大きい
2、ウォレットに暗号資産(仮想通貨)を送金する。
詳しくは前述したメタマスクの使い方記事をご覧ください。
3、 ウォレットをDeFiサイトに繋ぐ
これは各DeFiサイトによって若干違いますが、だいたい右上に「Connect Wallet」のボタンがあります。それをクリックすると、ウォレット側で承認を求められるので、承認すれば繋がります。
これも前述のメタマスクの使い方をご覧ください。
4、 暗号資産(仮想通貨)を交換する
DeFiサービスを扱う際に指定の暗号資産(仮想通貨)が必要になるので、それを用意します。
DeFiサイト内でも通貨交換できますし、ウォレット内でも通貨交換できます。
5、サービスを始める
サービスは実に多様ですが、初心者でも可能な代表的なサービスを3つ紹介します。
代表的な3つのサービス
- レンディング=暗号資産(仮想通貨)を預けて金利を得る
- ステーキング=暗号資産(仮想通貨)を預けて金利を得る
- ファーミング=暗号資産(仮想通貨)を預けて、通貨交換で手数料を得る
この3つは暗号資産(仮想通貨)を預けるだけで利益を得られ、初心者でも簡単にできるサービスです。
詳細はそれぞれ別記事で解説していますので、そちらをご覧ください。
DeFiサービスの種類
◆レンディング
≫ 暗号資産(仮想通貨)のレンディングで不労所得。スキルなしでも得られる年利5%
◆ステーキング
≫ 暗号資産(仮想通貨)ステーキングで不労所得。スキルなしで年利10%以上が狙える
◆ファーミング
≫ 暗号資産(仮想通貨)ファーミングで不労所得。スキルなしで年利20%以上が狙える
この他にもいろいろありますが、まずは上記の3つで経験を積んでからの方がいいです。
DeFiのメリット
- 円預金より金利が高い
- 手間がかからない(不労所得)
- スキルを必要としない
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円預金より金利が高い
日本の銀行預金では、金利が年率0.001%ですが、暗号資産(仮想通貨)のレンディングだと最低でも年率1%~です。
暗号資産(仮想通貨)の種類にもよりますが、3~5%は普通にあります。預金の3000倍以上です!(ただし、暗号資産(仮想通貨)自体の価格が下がるリスクはある)
手間がかからない(不労所得)
暗号資産(仮想通貨)トレードで利益を得るには売買を繰り返さないといけないけども、上記に挙げたDeFiサービスなら、暗号資産(仮想通貨)を預けるだけで年利3%〜20%以上のリターンを得られます。
何もしなくていいので、ほんとうに不労所得です。
年利10%で複利計算をすると、10年後には259万円。年利20%で10年後には619万円になります。
いかに金利のパーセンテージがすごいかがわかると思います。こういうのが、お金でお金を稼ぐという意味です。(ただし、リターンが高い分リスクも高いので、余剰資金で小さい額から始めた方がいいです。)
10年間金利と、利息でもらえる暗号資産(仮想通貨)の価値が変わらないという前提です。実際は毎日金利は変動するし、暗号資産(仮想通貨)の価値は上下動するので掲載の数字通りにはいきません。
スキルを必要としない
トレード(暗号資産(仮想通貨)売買)で利益を出すには勉強と経験のスキルを必要とし、いつ売買するか?というタイミングが損益を大きく左右する。
レンディング、ステーキング、ファーミングも厳密にはいつ買うか?は重要だけど、一度買ってしまえば、後は預けておくだけで勝手に金利がつく。(副業に向いている)
DeFiのデメリット
- 海外の業者でないとできない
- 預けてある暗号資産(仮想通貨)の価格が下落する可能性がある
- 利息は預けてある暗号資産(仮想通貨)とは別の暗号資産(仮想通貨)で支払われる
- 預金保険の対象外
- ハッキングや詐欺により資金が盗まれる可能性がある
* * *
海外の業者でないとできない
日本国内の業者ではいまのところレンディングしかできません。
海外サイトなので基本英語です。
なにかトラブルがあっても、英語でしか対応してもらえないので、英語ができないと不便。(ブラウザーの翻訳機能を使うと少しはマシになる)
預けている暗号資産(仮想通貨)の価格が下落する可能性がある
預けている暗号資産(仮想通貨)の価値が大きく下落すれば、いくら金利で暗号資産(仮想通貨)が増えたとしても、合計はマイナスになります。逆に暗号資産(仮想通貨)の価格が上がれば、円に対して想定以上にお金が増える。
なので、いつ買うか?というのはステーキングやファーミングでも重要になります。しかし、いつ買うのがベストなのかは誰にもわからないので、価格が大きく下がった時に買うか、ドルコスト平均法※ を使って買うという方法がベター。
レンディング、ステーキング期間中は引き出すことができないところがあるので、価格が下落しても売買することができない場合もある。こういうときは、より多くの損をだす可能性もある
利息は預けてある暗号資産(仮想通貨)とは別の暗号資産(仮想通貨)で支払われる
レンディングは基本、預けてある通貨と同じ通貨で利息をもらえる。
ステーキングはアプリケーションによって違いますが、預けた暗号資産(仮想通貨)と違う暗号資産(仮想通貨)で利息払いをするサービスも多いです。
ファーミングは別の暗号資産(仮想通貨)で支払われる。
これは隠れたリスクです。なぜなら、前述したように価値が下落する可能性が、預けてある暗号資産(仮想通貨)と、利息でもらう暗号資産(仮想通貨)と両方にあるから。(だからこそ、高い金利が設定されている。リスクとリターンは比例します)
ここで怪しげなところに通貨を預けてしまうと、金利としてもらった暗号資産(仮想通貨)の価値がゼロになったりすることもあります。
あと、他と比べてあまりに金利の高いものは、リスクも高いので注意が必要です。ステーキングする際は、有名なところと有名な通貨にしておいた方がいいです。
預金保険の対象外
預けてある取引所が破綻する可能性があります。この場合、預けた暗号資産(仮想通貨)は戻ってこないと考えた方がいいです。(破綻リスク)
国内の銀行に預けているお金は、銀行が破綻しても1000万円までは預金保険で戻ってきますが、DeFiはこれの対象外です。
つまり、取引所が破綻すれば基本的に預けた暗号資産(仮想通貨)は戻ってきません。(ただし、後述するように戻ってくることもある)
そもそも海外取引所なので、日本の法律で守られてはいません。
しっかりした企業、またはしっかりしたバックボーンがある取引所を選ぶほうがより安心できるでしょう。
ハッキングや詐欺により資金が盗まれる可能性がある
暗号資産(仮想通貨)を預けてる取引所がハッキングされて、資産を失う可能性があります。
ハッキングとは、暗号資産(仮想通貨)を預けてあるところのコンピューターに違法に侵入して暗号資産(仮想通貨)を盗みだすこと。
2018年に国内取引所のコインチェックがハッキング被害にあい、580億円相当の暗号資産が流出しました。
あと、事件翌日から全ての通貨で入出金ができなくなったので、被害に合っていない人にも不利益が生じた。(ちなみに規約上では補償をしなくても問題ないことになっていた)
このようにハッキングされるというのは世界中でもあちこちで起こっています。そして、失った資産が補償されるか否かは各取引所によって違ってきます。
ハッキングは私たちにはどうすることもできません。盗まれた暗号資産(仮想通貨)も保証されるかどうかもわかりません。ですから、金利が高いからといってあまり多くの資産を投入しない方がいいです。
詐欺に気を付ける
暗号資産(仮想通貨)詐欺は主に偽サイトを作ってそこに誘導し、ウオレット(暗号資産(仮想通貨)の財布)を接続させたあとに資金を盗むという手口です。
これは私たち自身で防ぐことができます。
詐欺に対する防衛策
1、検索した時に、URLを必ず確認する。
本物のサイトURLなら、シンプルで短いはずです。(やたら長いのは怪しみましょう)
2、検索した時に広告はクリックしない。
NFTの大手マーケットプレイスであるOpenSeaの偽サイトが広告でトップ出ていたことがあります。気を付けましょう。
3、最初にアクセスするときは信頼できそうなサイトからアクセスし、そのページをブックマークしたら、2回目以降はブックマークから開くようにする。
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より複雑なDeFiの運用方法を知りたい方はこちらをどうぞ。
暗号資産(仮想通貨)DeFiを使って、より賢く稼ぐ方法を3つ紹介【脱初心者】
「DeFiでステーキングやファーミングで運用してるけど、もう少し賢くDeFiを利用する方法ってあるのかな?DeFiと呼ばれるものが沢山あってよくわからない。」・・・こんな人向けに、より複雑なDeFiでの運用を解説している記事です。
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DeFiに関するQ&A
Q:DeFiで得た利益には税金がかかりますか?
A:はい、かかります。
暗号資産(仮想通貨)関連の暗号資産に関する利益は雑所得に区分されます。
なので、利益が20万円を超えた場合は課税対象になります。
詳しくは、お近くの税務署にお問合せ下さい。
なお、こちらはコインチェックという企業が暗号資産(仮想通貨)の税金について、わかりやすくまとめているページです。https://coincheck.com/ja/article/16
Q:DeFiiを始めるにはどこがいいですか?おすすめはありますか?
A:初心者にお勧めはこの2つです。
Binance(バイナンス)とpancakeswap(パンケーキスワップ)。
理由はバイナンスはカナダ、フランス、ドイツなどで営業ライセンスを取得している取引所だから。パンケーキスワップは日本語対応しているからです。
Q:DeFiサービスの金利はどれくらいを選べばいいですか?
A:金利20%未満のものが無難(それでもリスクはあります)
取引所、暗号資産(仮想通貨)の種類、預ける期間によって金利はまったく違ってきます。その幅は、3%〜100%以上とかなりあり、上限はないくらいです。
ですが、できれば20%未満くらいの方が望ましいです。もし20%以上のステーキングやファーミングをするのなら、リスクがあることを承知した上で少額を投入した方がいいでしょう。
それと、金利数値より重要なのが、どの通貨を選ぶか?ということです。前述したように暗号資産(仮想通貨)の価格自体が下がれば意味がありませんから、なるべくしっかりした暗号資産(仮想通貨)を選ぶことをお勧めします。
初心者ならビットコインかイーサリアムがいいでしょう。(金利は1%~5%くらいです)
Q:DeFiのサービスに参加するには最低量はどれくらいからですか?
A:取引所によって違う。
ほとんどの場合、最低量は設定されていないはず。いくらからでも始められるので、数千円とか1万円分くらいで試してみるのがお勧めです。これで感覚を掴んでみるといいでしょう。
Q:レンディング、ステーキングは途中で解約できますか?
A:取引所によって違う。
できないところもあれば、できるけど解約金が発生するところもある。
ステーキングする前によく調べてから行いましょう。
メリットとデメリットをしっかり把握した上で、行動しましょう。
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暗号資産(仮想通貨)を稼ぐなら、GameFiもおすすめします。(副業にも向いている)
ゲームをするだけで暗号資産(仮想通貨)をかせげるGameFiとは?
暗号資産(仮想通貨)ゲームで遊んでお金が稼げるGameFi(ゲームファイ)とは?
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◆暗号資産(仮想通貨)に関して初歩的なことが分からない方はこちらの記事をご覧ください。
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