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【初心者向】今さら聞けない暗号資産(仮想通貨)とは何か?【暗号資産の基礎】

初心者向け 暗号資産の基礎知識

「暗号資産(仮想通貨)ってなに?なんか当たり前にビットコインとか言ってるけど、そもそも暗号資産(仮想通貨)というものがなんなのか、よくわからない。」

このような疑問に答えます。

こんな悩みを解決できる記事を書きました。
2021年から暗号資産運用を開始。トレード歴は株、FXあわせて計15年以上。
ベア
ベア
本記事の内容
  • 暗号資産(仮想通貨)とはなにか?             

なるべく専門用語を排除して、平たく解説してみましょう。

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【初心者向】今さら聞けない暗号資産(仮想通貨)とは何か? 

【初心者向】今さら聞けない暗号資産(仮想通貨)とは何か?
* * *
仮想通貨は暗号資産とも呼ばれます。これは訳語でして、もともと「クリプト:Crypto(暗号)」と海外で名付けられたものを日本語にしたものです。

暗号資産=クリプトですが、暗号資産≠仮想通貨ではありません。

まずはこの辺の言葉をはっきりさせた方が、へんな詐欺に合わずに済むと思うので、この辺から説明します。

始まりはブロックチェーン 

まず初めにプログラミングの分野で革命的なモノが生れました。

それが「ブロックチェーン」と呼ばれる技術。

ブロックチェーン2

【参考記事】≫ ブロックチェーン、ビットコインとは

ブロックチェーンについての詳細は上記記事を参照してもらい、ここでは必要最低限の解説を簡単にします。

ブロックチェーンとは、データを分割して複数の人で管理しようというものです。そして巨大なサーバーなしでも、複数の人がそれぞれにデータ処理をすることによって、個人対個人でデータを直接やり取りができるというものです。

この辺のことは、文字より図で説明した方がわかりやすいでしょう。
こんな感じです。
ブロックチェーン
オレンジがデータのやり取り。お金の送金も実際はデータのやり取りでしかありません。

ビットコイン誕生 

このブロックチェーンを何に活用すればいいのか?まだみんなわかりませんでした。

そんな中、「サトシナカムラ」を名乗る人物がブロックチェーン技術を使って活用できる通貨、「ビットコイン」というものを発表しました。

参考記事

 

「ビットコイン」はブロックチェーン技術を活用した1例です。
【参考記事】≫ ブロックチェーン、ビットコインとは

ですから、ブロックチェーン=ビットコインではありません。
ブロックチェーン>ビットコインです。

ブロックチェーンは他にもいろいろな活用方法があり、いまでもみんなが模索中。

ビットコインが世界初の暗号資産(仮想通貨) 

ビットコインが目指したのは、銀行などに頼らなくても個人対個人が通貨を自由に送れるようにできること。(さきほどのサトシナカモトが発表したレポートにも書いてあります。)

そこには国境も関係なく、銀行口座を持たない人でもスマホさえあれば誰でも使える。しかも手数料や送金スピードは銀行などと比べるとはるかに良い。

さらに、どこの誰であっても関係なく、個人情報を一切必要としない自由な世界を目指したのです。(当初のビットコイン専用ウォレットは、送受金用のアドレスは毎回違うランダムになっていた。これにより、アドレスを辿って個人を突き止めることはできない仕様。)

当然、銀行も交換所も必要がなく、匿名性が高いので国も把握できないということで、政府や金融機関を敵に回すことになります。

そして、匿名性を使って犯罪組織らに利用されることにもなり、それが今日問題にもなってます。いわゆるマネーロンダリング問題です。

ビットコインを示すシンボルは「BTC」で当初1BTCは数セントだったものが、いまでは数万ドルです。(シンボルとは日本円なら「JPY」のことで通貨の単位を表すもの)

ビットコインの始まりは、暗号資産(仮想通貨)の始まりです。

【参考記事】≫ 暗号資産(仮想通貨)のシンボルとは?

 

2番目にイーサリアムが生まれた 

ビットコインはブロックチェーンを活用したものと書きましたが、ブロックチェーンは1つの技術であり、その活用方法は他にもある。

それに気付いた若き天才、ブィタリック・ブテリン氏が17才で提案したのが、「イーサリアム」です。

【参考記事】≫ イーサリアムとは?

ここで多くの人が混同してしまうのが、ブィタリックが提案したのは暗号資産(仮想通貨)ではなく、イーサリアムブロックチェーンによる、新しいシステムです。

暗号資産(仮想通貨)のイーサリアムではありません。暗号資産(仮想通貨)の方は本来は「イーサ(ETH)」と呼ばれるのですが、なぜか通貨の方もイーサリアムと呼ばれてます。これによってややこしくなってしまった。

【参考記事】≫ 暗号資産(仮想通貨)のイーサリアム(ETH)とは?イーサリアムの特徴

通貨としてのイーサリアムはイーサリアムブロックチェーンを開発するための開発資金として発行し、当初はすでに価値が付き始めていたビットコインと交換したのです。

株式会社が自社株を売ることによって資金を集めるのと同じ原理です。つまり、ビットコインを除いてその後に誕生した暗号資産(仮想通貨)はすべてなにかしらのプロジェクトが先にあり、その開発資金を集めるために自分達で暗号資産(仮想通貨)を発行(これをトークンと呼ぶ)しているのです。

暗号資産(仮想通貨)自体を作ることは誰でもできます。私も2回制作しました。だけど私が作った通貨には何の価値もありません。なにもプロジェクトを始めてませんから。

詐欺目的で作られた暗号資産(仮想通貨)は、あたかもプロジェクトがあるように見せかけて自分達が発行した暗号資産(仮想通貨)を売るという手口です。よくある投資詐欺とまったく原理はいっしょです。そして、発行されている暗号資産(仮想通貨)の何割かは詐欺目的で作られてます。

【重要】暗号資産(仮想通貨)が将来価格が上がるか否かは、そのプロジェクトが有望かどうかにかかっている。それを知らずに買うのは、サイコロを振って株を買うのと同じ。

株を買うのも企業価値に投資をしているわけです。だから、暗号資産(仮想通貨)も勤勉にプロジェクトを調べる必要がある。それが面倒な人は、ビットコインとイーサリアム以外には手を出さない方がいいでしょう。

2023年になって4カ月間でサイト更新したプロジェクトは、時価総額上位1000のうちの2/3。2回以上は約1/2しかない。

イーサリアムブロックチェーン 

先にイーサリアムブロックチェーンと書きましたが、ビットコインの方もビットコインブロックチェーンと呼ばれています。

通貨であるビットコインはビットコインブロックチェーン上に存在しているもので、実際に現物としてビットコインがあるわけではありません。(だから暗号資産(仮想通貨)なのです。)

難しい話は書かないという約束なので簡単に書くと、ブィタリック氏はブロックチェーンには暗号資産(仮想通貨)以外の別の使い道があるということに気付き、それを利用するためにイーサリアムブロックチェーンを作ったのです。

それによって生まれたのが、DeFiやNFTなど。

DeFiとはお金のやり取り、貸し借り、預けて利子を得るといった、銀行がやっているようなことが個人でもできる。そのサービスは誰の手も借りずに自動で行われる無人取引所。通常は「分散型金融取引所」と呼ばれてます。(これに対していままで通りの企業形態をCeFi(中央集権型取引所)といいます。)

【参考記事】≫ 暗号資産(仮想通貨)のDeFi(ディファイ)とは?

NFTは2021年に爆発的に流行ったデジタルアートです。アート分野の革命といっても過言ではないですが、NFTはアートに限った話ではありません。

チケットや証明などにも使われます。(いずれ資格証明にも使われるかもしれません。)

NFTは暗号資産(仮想通貨)ではありませんが、暗号資産の一つではあります。
つまり、暗号資産は暗号資産(仮想通貨)やNFTなどの総称です。

【参考記事】≫ NFTとは?いまさら聞けないNFTのこと
【Soulbound】転送不可のNFTとは?その作り方も解説【画像付き】
【注目のNFT】ビットコイン版NFTの作り方。人気急上昇中!

* * *

ここまでのまとめ 

  1. 最初にブロックチェーンという技術が生れた。
  2. 次にビットコインがブロックチェーンを利用して誕生した。(暗号資産(仮想通貨)誕生)
  3. その次にイーサリアムがブロックチェーンを利用してDeFiやNFTを誕生させた。

ブロックチェーン > ビットコイン、イーサリアムなど…
暗号資産 > 暗号資産(仮想通貨)、NFTなど…

ビットコインは最初から通貨を作る目的で作られたブロックチェーン。

イーサリアム以降に誕生したブロックチェーンは、なにかしらのプロジェクト目的があり、その資金を集める目的でトークン(暗号資産(仮想通貨))を発行している。(または投票権のため。これを「ガバナンストークン」と呼ぶ)

問題が多くある。 

実際のところ、通貨として発行されたビットコインよりもイーサリアムの方が通貨としての需要が高いです。その理由は、イーサリアムの方が多くのプロジェクトに使えるので、その手数料として必要になるから。

一方のビットコインはだんだん金(ゴールド)のような使われ方をされるようになってきています。

需要が多いイーサリアムは手数料が高騰したり、処理スピードが落ちるという問題が発生しました。これを「スケーラビリティ問題」といいます。

この問題を解決するために、その後多くのブロックチェーンが誕生して、玉石混交のような状態でして、いったいどこか一番いいのか?よくわからない状態です。どこが生き残るのかは、まだ数年経ってみないとわからないでしょう。

そんな状況なので、なんだかんだいってイーサリアムとビットコインは暗号資産(仮想通貨)、ブロックチェーンでは2強です。

※個人的にはこの二つを越えるものは出てこないと思います。歴史と能力で超えられないのではないか?そんな気さえしますが、まだ始まったばかりなので、2年後でさえどうなっているのか予測できません。

いかがでしょうか?
多少は暗号資産(仮想通貨)がなにかわかってもらえたでしょうか?
今後もこのような基本中の基本をわかりやすく書いていこうと思っていますので、その為にも↓応援クリックお願いします。m(__)m

以上で本記事の解説を終わります。
ベア
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