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【仮想通貨用語】流動性とはなにを意味する?わかりやすく解説【基礎】

トレード基礎知識

「仮想通貨で使われる流動性ってなに?FTXが破綻したのも流動性が問題だったと聞くけどどういうこと?誰か教えて?」

このような疑問に答えます。

本記事の内容
  • 仮想通貨用語の流動性とは             
  • FTX破綻で問題になった流動性とは             
  • 流動性を生むことで利益が得られる「流動性プール (Liquidity Pool)」         
これを書いている私は、資産の大半を仮想通貨にして実際に運用中。NFTも3つのマーケットプレイスで販売中です。

 

【仮想通貨用語】流動性とはなにを意味する? 

【仮想通貨用語】流動性とはなにを意味する?
流動性という言葉はトレード用語です。

例えば仮想通貨取引所のビットバンクのHPではこのように書かれてます。

流動性を一言で言い表すならば、安定して換金できるかどうかの度合いのことです。取引所における出来高の量、あるいは注文板の厚みと言い表すこともできます。仮想通貨を例に上げれば、国内においてビットコインはその他の仮想通貨よりも相対的に流動性が高く、安定して日本円に換えることができます。

ところが、アルトコインの多くは日本円の市場もなければ、世界的に見ても流動性が低いものが殆どであるため、まとまった額を換金しようとすれば、マーケットインパクトを引き起こしてしまいます。..

記事元はこちら
ビットバンクのHP 

ここ重要:
仮想通貨で一番歴史のあるビットコインや使用頻度の多いイーサリアムなどは流動性が高く、アルトコイン(草コイン)などは流動性が低いと言われます。

 

◆もう一つ別の取引所で海外のバイナンスサイトではこのように書かれてます。

用語としての流動性の意味は、資産価格に急激な変化を起こすことなく、資産の売買をできる能力のことを言います。

流動性は2つの異なる分野である、市場と資産、それぞれの流動性を指すことができます。

流動性のある市場とはその市場に取引を行いたい投資家が常にいることを意味します。流動性のある資産とは現金に簡単に換金できる資産であることを意味します。

記事元はこちら
バイナンスのHP

ここ重要:
流動性には2つの分野がある、市場と資産。

 

もっとわかりやすく解説 

上記のように取引業者の解説は丁寧なので、難しい表現になってます。
これをかみ砕くとこうなります。

売買したい時に売買したい価格と近い値ですぐに売買できるのが、流動性が高いということです。

売りたい時に売りたい価格を提示することはどんな相場でもできますが、それで売れるかどうかは別です。※ただし、市場価格から高すぎる価格で売ることは流動性が高くても売れません。

この流動性はトレードにおいて凄く重要な要素でして、株をトレードする際にはこの流動性である程度絞り込む必要があったります。

なぜなら、流動性の低い銘柄や通貨ペアは思わぬ損失を招いたり、たいして利益が出なかったりするからです。

それの一例がビットバンクサイトに書いてあった
「まとまった額を換金しようとすれば、マーケットインパクトを引き起こしてしまいます。」です。

つまり、大口の顧客がなんらかの理由で売却をしなければいけなくなった時に、流動性が低いと買い手があまりいないために必要以上に価格が下がる可能性があるのです。

これが十分な買い手がいれば、それほど値が下がらずに済みます。
つまりボラティリティに大きく影響を与えてしまう訳です。

ボラティリティについてはこちらをどうぞ
≫ 【仮想通貨】ボラティリティとは?流動性と合わせて解説【初心者OK】

ですから、メジャーな仮想通貨であるビットコインやイーサリアムよりもマイナーな草コインは価格が大きく動くことになります。

数日で90%以上もの下落をしてしまうことも多々あるので、危険ということ。

 

厳密な流動性の解説 

流動性というのは上述のようにトレードに大きな影響を与えるので、実は非常に重要な要素だから、ちゃんと理解した方がいいです。しかしこれは、頭で理解するというよりは、実際にトレードをすれば経験で理解できるタイプのモノです。

一応ここでは実際の取引画面を使って、言葉だけでなく実践で使える解説をします。

流動性とは3つの要素からなる

  • A:取引高 (24時間)
  • B:注文板の厚み
  • C:bid/ask スプレッド

上記の3つの要素があります。

取引の板画面で解説(イーサリアム:ETH)

流動性5

A:取引高(24時間)

真ん中の黄色枠が直近で売買が成立した価格です。

この価格×数量=xがこの取引の取引高。
これを24時間累計したものが流動性の指標の一つとなります。

B:注文板の厚み

板の厚みとは赤枠や青枠の累計(足していった数字)のこと。
ここの数字が大きいほど「板が厚い」という表現をします。

C:bid/ask スプレッド

bit価格 / ask価格=スプレッド

この板情報の数値で計算すると
168291 / 168292=約0.0006%(スプレッド)
となります。

かなり小さなスプレッドですから、売買する人にとっては良い値です。
どれくらい小さいスプレッドかというと、国内取引所の販売所で売買される時はスプレッドは2%~5%くらいあります。これと比較すればこの小ささがわかるでしょう。

スプレッドに関してはこちらで詳しく書いてます。取引所選びや売買に重要な指標となります。
≫ 仮想通貨取引のスプレッドに注意!見えない手数料が想像以上に大きい。

◆以上の3つの観点を複合して流動性が高いとか、低いとかの判断をするわけです。

もう一つの要素

ですが、実際にトレードするとわかりますが、もうひとつ重要な要素があります。それは緑枠内の価格差です。

例えば下のBit価格ですが、一番上は168291で二番目は168239となります。

だから、一番上が売れてしまえば、次の価格は48円下となり、スプレッドが急に開くことになる。

板情報は常に動いて流動的なので、この静止した画面だけで判断することはできません。

見せ板 

ちなみに小さいオレンジ枠の注文板は見せ板の可能性が高いです。

ここまでのまとめ 

流動性とは売買の容易性のことで、その判断基準は

  • A:取引高(24時間)
  • B:注文板の厚み
  • C:bid/ask スプレッド
  • D:板に並んだ希望価格同士間のスプレッド

という4つの要素がある。

 

FTXで問題になった流動性 

FTXでは2つの異なる流動性が問題となり、最終的に破綻となりました。
その2つとは、上述したバイナンスの流動性解説に書いてある、市場と資産です。

資産としての流動性 

アラメダの資産の内の4割くらいがFTXが発行したFTTトークンで、さらにFTTトークンを担保に借りた他の仮想通貨が何割かあったのです。

これらは、すぐに現金化できるのか?
できません。

なぜなら、現金化しようとして売れば、一気にFTTトークンの価格が下がるからです。

価格が下がれば資産も減ります。借りた仮想通貨がドル連動のステーブルコインだった場合、担保であるFTT価格が下がれば、その分担保が減るので借りたステーブルコインの一部を返還しないといけなくなります。

つまり、もともとステーブルコインを持っている場合は、1ステーブルコイン=1ドルですが、この場合の実際の価値は1ドルより低く、担保であるFTTが下がれば下がるほど、さらに1ドルより低い価値しかないことになります。

市場としての流動性  

アラメダのこのような財務状況が報道された結果、バイナンスCEOは保有していた約5億ドル分のFTTの全売却を発表しました。

そのせいで不安になった顧客が一斉にFTTの売却に走り、一気にFTT価格が暴落。今度はこれを受けてFTXに対する不安が高まり、預けてた資産の引き出しが一気に始まりました。一説には数日で60億ドル分もの預け資産の引き出しがあったそうです。

そうなると、FTX自体は預かった仮想通貨を他へ投資したり、預けてたりしていたりしてるいたため、通貨が足らなくなっただけでなく、多くの人が法定通貨に変換しようとしたために、その売買に対応するだけの現金もなくなったというわけです。

そして通貨の出庫と現金の出金が停止となり、いまに至ります。

まあ、FTXに関してはこのあと次から次へと信じられないくらいの実態が明らかになり、潰れるべくして潰れたというとこです。

 

流動性を生むことで利益が得られる 

流動性の3つの要素の中の2番目「B:注文板の厚み」というのがありました。

注文板が厚いほど流動性が高いと判断されるので、ここに注文を出すということは流動性を生み出すことになります。なので、もし自分の注文をここに置いて売買が成立すると、手数料がもらえるのが一般的です。取られるのではなく、もらえます。

逆にこの注文板から買ったり売ったりした場合は手数料が取られます。

流動性プール (Liquidity Pool) 

例えばイーサリアムとビットコインを互いに交換したい場合にはイーサリアムとビットコインがないといけません。

保有者同士の取引ならいいのですが、DeFiのように無人の取引所で通貨を交換したい場合には、その為の予備の通貨を持っていないといけません。

自動販売機でいえば、お釣りを用意しておくようなものです。

そこで予備の通貨を提供してくれた人には、交換手数料の数%が得られるという仕組を作って予備の通貨を集めました。これがいわゆる流動性プール (Liquidity Pool)とよばれる自動交換所です。

この予備通貨を預けて手数料を得る仕組みが「イールドファーミング」と呼ばれるもので、先述の例でいうと、イーサリアムとビットコインの流動性プールのために同額のイーサリアムとビットコインのペアを預ける(デポジットする)ことで、手数料の数%が還元され、利息という形で利益を得るのです。

ちょっと難しいでしょうか?

もうちょっとわかりやすく解説してるのがこちらです。
≫ 仮想通貨ファーミングで不労所得。スキルなしで年利20%以上が狙える

預けるだけで利息がついて利益になる。
このようなのは他にもレンディングやステーキングなどがありますが、それぞれ利息がつく仕組は違い、メリットデメリットもあります。

こちらで大雑把ですが、違いを書いてますから、興味があればどうぞ。
≫ 仮想通貨は副業に向いている【仮想通貨の増やし方を5つ紹介します】

以上で流動性についての解説を終わります。
皆さんの参考になれば幸いです。

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